田舎・地方の習慣
一二様

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261 田舎の名無し hiroiw1000@gmail.com 2013/10/03(木) 22:01:48.24 ID:YqfvpVvW0
家までの車中ばあちゃんになんであんな怖いかをで話をしていたのか聞いてみた。
するとばあちゃんは、何も言わなかった。
それでも気になった俺は、ばあちゃんを問い詰めた。何があったのか。
するとばあちゃんは
「御神体が・・・なかったんど。」
俺は内心、そんなことか・・・と安堵した。てっきり俺は誰か具合が悪くなって、その人の心配でもしていたのかなとか予想していた。しかしばあちゃんはこう続けた。
「確か40年前だったかや。前にもなくなったことがあったんど。」
俺は気になったので、
「それで?」と聞き返していた。ばあちゃんは
「その年の一二月の一二様の日かねや。集落のAさん(仮)が失踪したんど。それでな、
最後に目撃したって人は祠の近くを歩いてたってがぁだ。・・・警察も探したんだどもとうとう見つからんがぁてや。
ただ、不思議だってがは、御神体がちゃーんと祠にもどってたんど」
俺はこういった。
「じゃあまた誰かいなくなるの?」
ばあちゃんはもう喋らなかった。
あと二ヶ月である。

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