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事故状況

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怖い話なのか、びっくりした話なのか、奇妙な話なのか、痛い話なのか…
どれともつかないけど書かせてください。

ちょうど三か月前の七夕の日
その日は日曜で、友人と遊んでチャリで帰る途中だった。
信号が青になり、渡ろうと漕ぎ出したところで左折してきた車に轢かれた。
といっても、初めはチャリの前輪がぶつかってバランス崩してコケただけだったんだけど、
何を思ったかその運転手はバックしてきてコケた俺の左足を轢き潰しやがった。

「えっ、ちょっ、まっ、がああああああああ!」
とバックから轢かれるまでの間の俺の焦りと最終的な叫びでやっと運転手が止まり、降りてきた。

300 本当にあった怖い名無し sage 2013/10/07(月) 15:53:34.98 ID:ZxcSIuG40
降りてきた運転手は50代くらいの女性で、俺を見た瞬間
「ひいぃぃぃぃ!」
と叫んだ。いや、叫びだしたいのは俺の方なんだけど…実際叫んだし。

女「あ、あ、あの…大丈夫ですか?」
俺「アンタに轢かれたんだ!大丈夫なわけねぇだろ!なんでバックして轢き直しやがった!」
女「あの、最初電柱か何かにサイドミラーぶつけたんだと思ったんです…それで降りたらあなたが…」
俺「状況説明はいいから110番と119番!」
と、とりあえず警察と救急車を呼んでもらう。

俺は見事に左足首がグッチャグチャで即入院。
女は警察に事情説明をして、その後入院している俺の所へ来て謝罪やら何やら…
と入院してもしばらくは忙しかった。

で、びっくりしたというか奇妙…というか、そういった話がここで判明した。
後日警察が病院に「事故当時の状況を一応貴方からも…」と聞きだしに来た。

301 本当にあった怖い名無し sage 2013/10/07(月) 15:54:09.80 ID:ZxcSIuG40
上に書いた通りの事を俺が説明すると、警察の方が頭を捻ったり「うぅん…」と唸ったりした。

「どうしたんですか?女性と食い違う部分ありましたか?」
と聞くと、警察の方は
「いや、それがね…女性の話と、たまたま事故を見ていた通行人の話なんだけどね…」
と話を続けた。

なんでも、俺は瞬間移動したかのように、急に信号のど真ん中に現れたらしい。
勿論俺にそんな能力があるわけもないし、あったらチャリに乗るわけもない。
「車のライトで見えにくくなったりとか、夜だったんで見えにくかったとかじゃないですか?」
と聞くと
「いや、我々もそうだと思うんだけどね…ただ、通行人の話っていうのが、一人二人の話じゃないんだよ」
と警察は答えた。
「いきなり君が信号の真ん中に現れた。と証言したのが、事故を起こした女性、それと…通行人が四名」
「…嘘ですよね?」
「いや、我々もそう思いたいんだけど…ここまで証言が一致するとなると…」

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