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平岡くん
この怖い話は約 2 分で読めます。
大学時代の変わった友人の話がある。
友人を仮に平岡くんとしておく。
平岡君は医者の息子で容姿端麗で頭がよく礼儀正しくスポーツもできる、まあ完璧な人間だ。
一緒にいると嫌になるくらい完璧だ。嫌味がないのがまた厭らしいくらいに。
社交的なのもあっていつも周りは人で溢れてる。俺はオカルト好きでまあ、言わずもがなあまり冴えない方だが、平岡くんが何やら気に入ったらしく
良く一緒にいた。たまに平岡くんみたいに産まれたら人生楽しいだろうなとか思ったけどね、根っからの根暗な俺は
ブックオフで買った魔術書とにらめっこしてる方が心底楽しかった。そんなんだから一緒にいたのかもしれないけどね。
618 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2015/02/01(日) 01:12:30.24 ID:QqQefxJJ0.net
でまあ、一緒にいるとお互いに色々な面が見えてくる。第一に気になったのは平岡くんは異常に女っ気がなかったこと。
次に動物が近寄らないことだね。女に関して言えば平岡くんが敢えて避けてた気もする。
けど動物は違う。怒るでも逃げるでもなく、平岡くんを見ると一切動かず伏せるような感じになる。
赤ちゃんもそうなんだが、泣いてる赤ちゃんも平岡くんに気づくと目をまん丸にしてジーッと見つめるんだよ。
実際人並みならぬオーラを放つ平岡くんだから、人間に成りきってない赤ちゃんとかには平岡くんのオーラがよく感じとれるんだろうね。
ある日、オカ研(非公式サークル)のメンバーが自称霊能力少女を連れてきた。
平岡くん
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