子どものころの怖い話
血筋

この怖い話は約 2 分で読めます。

兄は納得したのかわからないけど、私はもう姉の取り乱しっぷりが怖すぎて
絶対山には入らないと決めた。

21 5 2012/07/25(水) 11:01:18.09 ID:oXvoMXMZ0
それ以来山には母と一緒でも絶対入らなかったけど、
中学生のときに祖父母の家に行ったときに外で花火をしてるとき
猫がいたので追いかけていったら、山の際まで行ってしまったことがある。
気付かないで猫を撫でていたら、視界に足が見えた。
爪が無い。なんか黒くて骨ばっている。

よせばいいのに顔を上げてしまった。

今でも鮮明に思い出せる。
元は白だったのかわからない薄汚れた浴衣?みたいなのをきた
推定・女、
笑っている口元が開いてるけど歯がない。
そんなことより目がない。

『ぎゃあああああああああ』と叫んでみんなのところに逃げ、
かたかたしながらみんなに説明すると、姉も父も祖母も
『ああ、それw』と軽く言われて、慣れきっている家族にゾッとした。
『別に悪さするわけじゃないからほっときなさい』と祖母に言われた。

その後も祖母の家に行くたびに何パターンか見るようになった。
姉に至っては今はもう祖母の家以外でもいろいろ見るらしい。
祖父はもう他界してしまったけど、母は今も定期的に祖母の家に行っているし
祖母の血を引きながら今だ30年以上何も見えない兄もよく行っている。
将来は兄が相続するらしい。

文章にすると全く怖くなかったけど、私は未だにあの山は入れないよ。

この怖い話にコメントする

血筋
関連ワード