洒落怖
嘲笑

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数年後、先生は卒論の担当をしているある学生と飲む約束をした。
その時、酔いも任せて先生はついその話をしたそうだ。その学生
は爆笑した。「石鹸で!!滑って!!し、死んだって!!バ、馬
鹿ですね~!!」とその学生は笑い転げた。その時先生は、何故か
嫌な予感がしたという。

その次の日、その学生は息を引き取った。風呂で…

その話を聞いて先生は「これが2度目だ…」と小さくつぶやいた…

僕等は笑わなかった、いや笑えなかった。
きっと彼はいつもあそこにいるんだろう。そして、たまたま聞こ
えた彼のはいずり音に苦笑したA君を狙ったんだと僕は思う。そ
して自分の死を嘲笑ったもの、全てを殺す気なんでしょう。

そして、今もA君を狙っているのかどうかは分かりません。

ただひとつ、なんで僕がここにこの話を書いたか、分かりますか

それは今はノイローゼとなりつつあるA君が哀れで…

あなた達の誰かに…

この呪いを…

きっと彼は訪れるでしょう…

彼を嘲笑ったあなたを殺しに…

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