洒落怖
足音

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85 おれ 2008/09/01(月) 20:58:03 ID:RsYSDu7k0
怖い話かわかりませんが、一応自分が実際に体験した出来事を、
出来るだけ詳しく、皆様にお話したいと思います。

まず、簡単な自己紹介から。  私は、現在39歳、仕事の関係でフィリピン
のマニラに住んでおります。 これからお話しする件は、2007年1月2日、
現地時間の午後三時ごろ起こりました。  クリスマス休暇と元旦を日本で過ごした後、
1月2日の午後二時ごろにフィリピンの家へ帰ってきました。 
マニラの借家は2階建ての家でかなり広いのですが、一通り掃除等をして、
1階の書斎で、たまっていたメール等をチェックしておりました。 
当時、妻は2階でシャワーを浴びておりました。

87 おれ 2008/09/01(月) 20:59:50 ID:RsYSDu7k0

何分か経つた所で、書斎の横に位置していた台所から、
人が歩いているような物音がしました。 ちょうど、女性がハイヒールの靴で、
床をこつこつと歩いているような音です。 
妻は2階だと思っていたので不思議に思ったのですが一応、
妻の名を呼んでみましたが、返答はありませんでした。 
4時間程のやや長いフライトだったので、疲れているのかと思い、
気にも留めずにいました。そしたら、何分か後に、又、
コツコツという同じ靴の音が聞こえてまいりました。 
妻の名を再び、呼んでも何も返答はありません。 
そして、3回目の音が聞こえてきたときに、
これは泥棒(マニラでは多い)だと思い、
意を決してキッチンに向かいました。 
ドア越しに隠れ、いち・にの・さんで台所に入ってみると
・・・・・何も変わった様子は、ありません。 
誰もいないし物音もしません。  
アーやっぱり時差ぼけだと勝手に思い込み、
その日はそれで終わりました。 

88 おれ 2008/09/01(月) 21:01:08 ID:RsYSDu7k0

さて、1月4日木曜日(つまり2日後)の晩に、
妻とダイニングで夕食をとっていると、妻の携帯がなりました。 
電話の主は、マニラで世話になっている不動産屋のおじさんです。 
電話で話している妻の顔色が変わってきました。 
電話が切れた後、妻が言うところによると、借家の女性・大家が
1月2日の午後3時ごろ交通事故でなくなったというのです。  
その話を聴いた瞬間、僕の体には、今まで体験したことのないような
鳥肌が立ったことを今でも覚えております。 
そうです、台所で、ハイヒールの音を聞いた日時・時刻と、
女性大家が亡くなったときがぴったり一致するのです。  

90 おれ 2008/09/01(月) 21:02:59 ID:RsYSDu7k0

この話にはさらに続きがあります。 
私のようなマニラ在住の駐在員は、比較的簡単に、
住み込みのメイドと運転手を雇えますが、 
1月3日午後に、運転手が家の中で女性の影を見たというのです。 
運転手とメイドには1月2日のことは話もしてもないし、 
運転手も最初は気のせいだと思って、住み込みのメイドに、
誰か家にあがっているか確認をする目的で会話しているのを
メイド・運転手双方から、確認しております。 
1月4日の晩に交通事故について話をすると、
二人とも本当に驚いて、怖がっておりました。

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