洒落怖
公衆電話

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110番?
何だコリャ?
おまえ冗談きついだろ?警官のギャグか?俺は目の前の警官に顔を上げた。

・・・?!
誰もいない。
何で?どこ行った?おまえどこ行った?
携帯が振るえ続ける。
俺は耐え切れず交番から舗道に跳び出た。

973 公衆電話⑥ sage 2009/09/12(土) 02:01:26 ID:JIboTiWc0
電話ボックスが見えた。
うっ!
明け方の薄明かりの中、また上半身だけのヤツがいる。
後ろ姿しか見えないけど・・・。

ヤツはゆっくりと俺に振り返った。
今度は見てやるぞ!おまえの顔を見てやるぞ!俺は拳を握り締めた。

うっ何だあの顔は?
凹凸のない顔に何か文字のようなものが書かれている。
俺は勇気を振り絞り凝視した。
ナンなんだ あの文字は?あの顔に何が書いてあるんだ?
『94 94 94 94 ・・・』

苦しんで死ね 苦しんで死ね 苦しんで死ね・・・

974 公衆電話⑧ sage 2009/09/12(土) 02:06:11 ID:JIboTiWc0
・・・その後・・・今俺は八幡山の病院で入院生活をしている。
周りは俺に気を使う。無理しなくてもいいよって。
違うよ!俺は普通だって。いたって正常だよ。

わかってる、わかっている・・・あなたは何にもおかしくないから・・・。

でも夢を見る。
苦しんで死ね・・・苦しんで死ね・・・苦しんで死ね・・・

明日警官が来る・・・任意なんだけどね・・・そう先生が言ってた。

今この板だけが俺の入院生活の楽しみ。

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