この怖い話は約 3 分で読めます。
傾斜がゆるいところから獣道に入り、頻繁にGPSで場所を確認しながら祠を探した。
行ったりきたりしながら何度も場所を確認したんだけど、
やっぱり獣道の途中、といってもほぼ突き当たりに近いところなんだけど、
突き当たりより少し下ったところにあるみたいだった。
獣道から外れたところも探してみたんだけど見つからない。
あるはずの場所から外れたところも探してみたけど見つからない。
念のため獣道の突き当たりを突っ切って、山を登りながら探してみたけど
やっぱり建物らしいものは見つからない。
少し登ったら、山の上にある神社についてしまい、ここは確実に登りすぎ。
もう一度山を降りていって見つからなかったら諦めて帰ることにした。
564 祠8 sage New! 2011/08/15(月) 00:15:54.04 ID:5GINjljK0
神社側からくだり、獣道まで戻ってきたくらいで、俺の携帯が鳴った。
少し驚いたけど気分を落ち着かせて表示を見ると、Bからの電話だった。
話を聞いてさらに驚いた。Aが死んだという内容だった。
自宅のアパートの自室で倒れているAを同じアパートの住人が発見し
119番通報したのだが、すでに息がなかったらしい。
原因ははっきりとしてはいないが、状況から心臓発作だろうと言われている。
ただ、不思議な点がひとつあって、死ぬ直前に書いていたと思われる
A直筆の手紙のようなものが落ちていたらしい。
Bのところに警察が来たときに見せてもらったそうで、
確かに文字と言われるとそう見えなくもない特徴のある形が書連ねられていたみたいだが、
まったく読めなかったらしい。
唯一「怨」「呪イ」と書かれているように見えた部分があったそうだ。
とにかく警察の聴取もあるだろうし、さっさと下山することにした。
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565 祠9 sage New! 2011/08/15(月) 00:16:24.22 ID:5GINjljK0
Aの死と例の祠との関係が気になり、Bと一緒に山の上の神社へ向かった。
警察の聴取のときに俺も手紙を見たが、
「怨」「呪イ」と読めそうなところ以外は、全部何が書いてあるのかわからなかった。
祠のことについては、説明しても信用してもらえそもなかったので黙っておいた。
事務所らしいところから神主さんを呼んだ。
奥から返事が聞こえ、神主さんが姿を現し、何か御用ですかと言った。
Bが話があることを切り出したのとほぼ同時くらいに
神主さんの表情が厳しくなり、強い口調で中に入るよう促した。
居間に案内され、俺達が腰を降ろしたのを見て神主さんも腰を降ろして口を開いた。
神主「だいたいの予想はつきますが…、いったい何のお話でしょう?」
B「…実は、こちらの神社の近くにある祠についてお聞きしたいことがありまして…」
神主「やはりそうですか。それで…見てしまったのですね?」
俺「…はい」
B「私達の友人が、その祠を見て4日後亡くなりました」
神主「…」
神主「…わかりました」
神主「本来は無闇に話してはいけないことなのですが、
無関係ではないようですし…お応えできる範囲でお話しましょう」
B&俺「ありがとうございます」
俺「では直球に聞きますが、あの祠がある場所は何があったんですか?」
