洒落怖
音と光

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今年の1月、夜に布団に横になってすぐ、どこからかかすかに
ビンっ・・・・・・
という音がした。遠くで、あるいはセントラルヒーティングのどこかが
鳴っているような・・・初めて聞く音で、すごく小さかったので、
「ん?」と思ったらまた
ビンっ・・・・・・
と鳴って、「あれ、やっぱり音がする」なんだろう、と思って耳を
すましたら、さっきより少し間をおいてまた、
ビンっ・・・・・・

という音がした。そのときふっと窓を見たら、ロールカーテンの隙間
に、数メートル先から射したような細い光がすっと横切った。
「あっ!!」と思って、そのときは泥棒だと思って、起き上がり、
暗い中歩き回って、あちこちの窓から外を確認したが、どこにも
人はおらず、「さっきの光と音はなんだろう???」とはじめてちょっと
不気味に感じた。

んで、その後、3月。新聞の子供向けの記事に、「言語遺産」という
各地の方言の語源を探るというおもしろい記事があったのだが、
その中の一つを見て驚いた。「びびる」の語源だ。抜粋すると
「ヨロイが触れ合う音をびんびんと言ったことに由来」だと・・・・
ここまで表現された音がぴったり感覚的に一致するなんて、とびっくりした。
そのような歴史もないようだし、「よろいってどうよ?」と思ったが、
ここ、地名に「軍」ってついてるんだ・・・・関係あるのかな?

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