洒落怖
背後霊

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101 本当にあった怖い名無し 2011/06/02(木) 00:01:28.78 ID:JTQgXlIh0
「・・・え?」
「他のみんなには言わないでね」
こいつは何を言ってるんだろうって思ったけど、たぶん昨日の事だなって思ったし
ずーっと聞きたいと思ってたから「うん」っていった。
「あのさ、昨日かくれんぼしようっていって隠れたじゃん」
「うん」
「俺さ、最初○○が朝言ってた骨壷が置いてある家みたいなとこに
 隠れてたんだ」
「だけど怖くてすぐ出てさ、他のところに隠れようとしたら
 ケン(鬼だった奴)が近くにいたんだ」
「うん」
「だから俺、しゃがんでケンがどっかにいくの待ってたんだんだけど
 ケンの後ろにさ変な女の人がいてさ、ずっとケンの後くっついて歩いてたんだ」
「ずっとケンのこと睨んでて。俺怖くてずっと動けなかったんだ」
俺はなんかからかわれてるのかなって思ったんだけどヒロが真面目な顔して
話してるんでそのまま話をきいてた。

105 本当にあった怖い名無し 2011/06/02(木) 00:12:52.74 ID:JTQgXlIh0
「怖くてずっと隠れてたら、遠くで皆の声がしてるから『みんな出てきたんだな』って
 思って俺も行こうとしたんだけど、あの女の人がみんなのすぐ後ろにいて
 みんなの事にらんでたから、俺動けなかったんだ」
最初は半信半疑で聞いてた俺もさすがに怖くなったんで
「何で俺だけ大丈夫なの?」って聞いたら
「○○だけはあの女の人がくっついてなかったし睨んでなかったから」
って言われた。(正直何で俺だけ大丈夫だったのか未だに不明)
「やっぱりあの時のでかい声ヒロだったの?」
「・・・うん。皆が女の人と出て行ってさ。もう大丈夫かなって思って
 別の出口から出ようとしたらあの女がいて俺のこと睨んでたんだ。俺、もうどうしたらいいか
 わかんなくなっちゃったから走って学校に逃げたんだ」
結局ヒロは俺たちが去ったあと学校へ戻って、先生に気分が悪いから親に
迎えに来て欲しいって頼んで帰ったらしい。
一気にその事を話し終えると疲れたのか「じゃあ、また明日ね。この話内緒ね」って
言って帰っちゃった。
長くなったんでまとめると
その後その話は誰にもしてない。そのお陰でヒロと他の仲間との関係は悪化して
俺以外の奴とは誰とも話さなくなった。ヒロはまだ何か隠してる事がありそうだったけど
高校の時バイクの事故で亡くなってしまったのであの女の事は謎のまま。

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