洒落怖
夢と破滅

この怖い話は約 2 分で読めます。

私の父は青年を探し出した。彼は老人となっていたらしい。
この話がここまで詳細に描けるのも彼が大事にしていた大富豪と自身のノートをみせてもらったからだ。
その後父の信仰フィルターがかかっているので事実と若干違うかもしれないがあしからず。

父は町がたどった悲惨な歴史を語り。世に訴えるべきだと説得したらしい。
「やりたい人がやればいい。父も私もどうも目立つのは嫌いでね。
 たとえばね。せっかく画家になれたのに作品はほとんど眠らせてあるんだ。」
彼の人柄を物語るのはこれが事実であることだ。
彼が有名となるのは彼が死んで、その遺族が貯めていた作品を公開してからである。

私は日本人として、昨今の政治事情を憂慮する。
身を削らずに、ペラペラとしゃべるひとほど、クローズアップされるのがそもそも問題だ。
身を削る指導者のもとで、壮大な夢を追った者の子孫の一人として言う。
有名無実は害をなす、無名有実は益をなす。

853 本当にあった怖い名無し sage 2010/05/18(火) 19:56:41 ID:oJZHFBsh0
おっとその町のその後。

有名無実のゲスどもの足の引っ張り合い(韓国VS北朝鮮)の最中に焼き払われた

この怖い話にコメントする

夢と破滅
関連ワード