洒落怖
キジムナー

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翌朝は葬式で、おそらく島中の人が来たと思われる人出。
神主が来て葬式が執り行われ、
長い行列の中腹に甕が担がれ、出て行ったのを見送った。
子供がそれについていけなかったのは、それも何かの風習だろう。

後で島を散歩すると、砂浜の脇の小高い丘に小さな神棚が転々と置いてある。
海からの風を避けるように、草むらの脇に無秩序に並んでいる。
どうやらその下に甕が埋まっているようだ。
数年後に掘り出して、のど仏だけを墓に納めるらしい。
それには父だけが参加した。

おわり

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キジムナー