洒落怖
母の命日

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解けてた緊張が一気に張り詰める。
だが俺はこんとき恐怖と同時に怒りが湧いてきていた。

この女実は霊なんかじゃなくてただのストーカーなんじゃねぇのか? こういうのはビビったら負けだ。とか何故か強気な姿勢に。
モニターを見る限りあの女は門から入ってきてないし、こっちから行くしかないと思ってドアに手をかけた瞬間、俺の心臓は凍りついた。

玄関ドアは曇りガラスでぼやけて外が見えるんだが、そのガラス一面に複数の顔がびっしりと外から張り付いている。それも全体に。

恥ずかしながらそこで俺は気を失った。というか恐怖で人って本当に気を失うもんなんだな。
それ以降もまだこの家には住んでるが怖いことは起きていない。ただあれ以降一度も墓参りには行ってない(母さんごめん)

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母の命日
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