洒落怖
蠢くモノ

この怖い話は約 3 分で読めます。

これは大学2年の夏の話だったかな。
途中出てくる会話文については、大体こんな感じで言ったというニュアンス的なものだと受け取ってください。

その頃俺は友人に誘われて心霊スポットをよく巡っていて、あの日も迎えにきてくれた友人Aの車に乗って行った。
車にはもう一人友人Bが乗っていて、A,Bともに怖いもの知らず…というか幽霊が見たくて見たくてしょうがないような奴らだった。
もちろん俺も幽霊を見たいと思っていたから誘いにのっていた訳だけども。

ちなみに場所は九州で、向かって行った場所は海沿いの某廃墟。
地元では割と有名な心霊スポットで、実際に行ってみるとかなりの雰囲気はあった。
特に衝撃的だったのが…部屋が一室まるまる焼け焦げていて、幽霊が出るとかそういった以前に安全面での危険性も大きかったのを覚えている。
その某廃墟を少しうろうろしたりしていたが、しかし、そこでは何も起きなかった。

問題は、帰り道にて起きた。

ずっと直線の道路を走っていると突然、
友人B「なあ、トンネルの前の山側の方さ、なんか動いてね?」
言われてみると…まだ少し距離はあるが、たしかに山の側面だろうか…何かがうごめいているのが見えた。

友人B「動物か何かか?」
Aは運転しながら、
友人A「う~ん、でもあれなんか妙に赤くね?」
俺「よくわからんなぁ…」

496 本当にあった怖い名無し sage 2010/02/12(金) 00:06:30 ID:wXHt1orb0
そうこう言いながらもそれが見える位置まで車が近づいていき…
(ある程度見える位置だったので、怖さもあってゆっくり近づいていった)

それがたしかに赤い色であることがわかった。

そしてそれが人の纏う服(着物?)であり、着ているのは長髪の女性?だということも。

何やらうごめいて…と見えていたものは実はすごい勢いで山の側面を駆けずり上がろうとしていて、
しかし斜面がきついせいかなかなか上りあぐねているようで…

これはおかしくないか?と思った。
時間は深夜3時ぐらい。
こんな時間に、山の奥に何があるというのか…
そして何よりあの動き。
それはもう相当必死に見えた…。
とにかく異常な動き方をしていた。

やめればいいのにAはさらに車を近付け、停車…
俺とBは正直かなり怖気づいていたので「それ」を直視することができなかったが、

友人A「やべ、感づかれた。つか止めた瞬間かな、たぶんこっち見てる」
Aだけは見ていたようで…

そこでAも完全に怖気づいたのか、即車を走らせてそれはもう急いで逃げ帰った。

497 本当にあった怖い名無し sage 2010/02/12(金) 00:09:04 ID:wXHt1orb0
運転してるときはすごい張り詰めたような顔をしていたけど、
帰った後のAの怯えようがすごかった。

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