洒落怖
喜一

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あの建物に何があるかはわからないが、もう二度と近づきたくないと思った。
というより、あれ以来俺も兄もばあちゃんちには行っていない。

そして先日、喜一の奥さんである老婆が数年前に亡くなっていたことを聞いた。
亡くなった場所がどうやらあの廃校とのこと。
あの場所の管理を彼女が引き継いだのだろうが、管理とは一体何をしていたのか。
秋の夜の匂いを感じると今でも鮮明にあの時の事を思い出す。

霊感が無い俺には何も感じることができなかったが、きっとあの建物には何かがあるんだろう。

あの校舎は今でもあの場所に立ち続けているのだろうか。

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喜一