洒落怖
お見通し

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俺は心底震え上がって、慌ててトイレに駆け込んで鍵をかけた。
そのあと母が帰ってくるまで何度も何度も電話が鳴ったが、もちろん出なかった。
母が帰ってくると、俺はトイレから飛び出し泣きながら事情を説明した。
信じてはもらえなかったが、同級生の何人かにも似たような事があったらしい。

そんな訳で20年経った今でも電話はトラウマ。
携帯電話すら持てないでいる。

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