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476 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/05(火) 00:13:46.83 ID:g7GCb+yj0
葬式を行った寺に駆け込んで一部始終を住職に話しましたが、住職も怖じ気づいたのか確かめるのは
日が昇ってからということになり爺さん達は寺の一間を借りて過ごし、住職は朝まで経をあげていた
そうです。翌朝になりますと訴訟相手の人の姿が見えなくなっていました。無理をいって隣町から
医者を呼び一同で墓所に出向いてみると、野犬などに荒らされることもなく遺体は穴の中で顔だけ
出した昨晩のままでした。もちろん掘り返して医者が確認しましたが、亡くなってからずいぶんと
時間が経過しており生き返った様子もないとのこと。ただ当時の医学だからどれだけ信用がおけるか
わからんよ、と爺さんは笑って話してくれました。遺体の目は昨晩最後に見たままにかっと見開かれた
状態で、閉じさせるのが大変だったそうです。
もう一度日中に埋葬が行われ、今度こそ何事もなく執り終えました。訴訟相手の人は半年ほど行方が
わからなかったのですが、猟師が山中で首を吊っているのを見つけました。そうして死体を下ろしたときに
口からぽんと鬼灯が飛び出たのだそうです。
爺さんは作り話で子供を怖がらせるような人ではなかったと思っていますが、この話に関しては半信半疑という
ところです。もうずいぶん前のことになりますので、記憶違いなどがあるかもしれません。
478 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/05(火) 08:09:12.73 ID:pE6hCfTy0
>>474
面白かった!悔しさのあまり憑りついたのかもしれないね。
話の内容からすると昭和30年代位に薄暗い電球の下でその話を聞いたのかな。
それなら怖さも倍増しただろうね。ありがとう!
479 : 本当にあった怖い名無し : 2012/06/05(火) 22:16:50.52 ID:RMCStbpq0
>>448 >>474
怖い話として良いものを読みました。
個人的にはこういう風習絡みの話が一番おもしろいな