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286 本当にあった怖い名無し 2008/07/01(火) 05:44:06 ID:q+ZpHtlFO
ははっ
流れ読まず携帯から投下
4年前だっけな。あれはぼくが高校二年で焼肉屋でバイトしてたときの話
夏前。調度今頃かな
日付も変わろうかという12時頃。たしかテスト前というのにぼくは自宅でグランドセフトオートでマシンガンを乱射してた
そんなときバイトの先輩から夜景見に行こうというメールがきた。
次の日は学校というのに無理矢理召集
待ち合わせ場所のコンビニにはすでにバイト上がりの先輩たち(男二人女三人)が車の前できゃっきゃ騒いでる
ぼくはあまり乗り気ではなかったのだがよくみると大好きな女の子がいたので内心ガッツポーズw
行き先は地元では夜景スポットとして有名なS山。ちなみに大阪です
地元から30分ほど車を走らせ山のふもとに到着
先輩いわく山のふもとから更に10分山道を走れば夜景ポイントにつくと
その山道がひどく暗く道幅は狭いは意味わからんとこに子供飛び出し注意の看板あるわで車内は定番の怖い話へ
287 286 sage 2008/07/01(火) 05:47:06 ID:q+ZpHtlFO
しかし何事もなく夜景ポイントへ到着
駐車場に車をとめ
車を降りて少し歩けば大阪の夜を見渡せる絶景。
しかも平日ということもあり周りには誰もおらず貸し切り状態
夜景を見ながらバイトの愚痴やら誰がカッコイイやらかわいいやらたわいもない会話を一時間ほど楽しみ
先輩のタバコがきれたということもあり帰ることに
駐車場に向かいながらまた怖い話が始まった
そのとき
駐車場の方向から
かすかに「うわーん」という子供の泣き声が聞こえた
一同ガクガクburuburu
さらに先輩が追い討ちをかけるように「このS山。墓地やら動物霊園やらがたくさんある」と
「冗談じゃない。
うちらは肝試しをしにきたんじゃない。夜景を見に来たんだ」とパニクる女の子たち
駐車場につき。とにかく急いで車をだすことに
304 286 sage 2008/07/01(火) 17:46:50 ID:q+ZpHtlFO
駐車場のポールにこすりながらも駐車場から脱出してありえないスピードで山を下った
車内では女の子は泣き男は顔面蒼白。車内は異様な空気だった。
その途中運転手の先輩が「あっ」と言った
前方をみると対向車線にステーションワゴンがハザードランプを点けて停車しておりその車の横で作業衣を着たおっさんが大きく手をふっている
溝にでもタイヤをはめてしまって助けを求めているのだろうと車を止めて窓をあけると
小柄なおっさんが寄ってくる
「すまんなぁ!この道四歳くらいの子供歩いてへんかったか?」
「いや、見てないっすわー」と運転手の先輩
すると助手席に座っていた運転手の先輩の彼女が「この先の駐車場のトイレにいました!」と思いついたように言った
なるほど
一同さっきの声は幽霊でもなんでもなかったのか。父親とはぐれた幼い子供だったのかと納得