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674 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/21(水) 11:46:20.37 ID:EMhHyYni0.net
>>673
Yは自分に対して、まずは謝罪をしてきました。
続けて三蔵法師のような格好をしている顔が真っ黒な人が
もう一年間あの日から毎晩夢に出てくる。なんとかして欲しいと。
自分はそれを聞いてご本尊様だとすぐに気付きました。
祖母に電話を掛けて事情を説明すると
祖母には「そんな罰当たりにしてやる事は何も無い。」と言い捨てられましたが。
その上で「でも、もしお前が力になってやるって言うならSさんに連絡しなさい」とも教えてくれた
Sさんとは定期的に祖母の家に来るお坊さんである。
紳士的なお坊さんで優しいので自分はかなり好きだった。
自分は正直、何故友人でもないYの為にそこまでしなければいけないのかと思いつつ
Sさんに連絡を取って事情を話したら、その日のうちに都合をつけてくれた。
675 :本当にあった怖い名無し@\(^o^)/:2014/05/21(水) 12:03:34.45 ID:EMhHyYni0.net
>>674
SさんはYに会って開口一番こう言った。
「おい、お前何しやがった。」
普段はすごく丁寧な口調で話すSさんから発せられたとは思えない言葉だった。
Yは勿論だが、自分も非常に驚いた。
さらにY自身の口から何があったかを説明させると
Sさんが思い切りYの頬を張って
この世には触れちゃいけないものがあってお前はそれに触れた。
今日、明日で解けるものじゃない。しかもお前は他の神様にも嫌われている
他にも何かやっただろう?というような事を言った。
するとYは、修学旅行の後、先輩に連れられて心霊スポット?に行ったらしい
そこで連れて行かれた古い神社の一部を壊してこいと言われ、修学旅行の件以来馬鹿に
されていたのを払拭したくて壊したそうだ。
それを聞いてSさんはまた眉をしかめたが
本気でお前が何とかしたいと考えているなら、しばらくお前は本山にこもる事にになる。
それが数ヶ月か数十年かはわからない。と伝えた。
Yは泣きながら二つ返事で頷き、その次の日には引き取られ
それ以来Yの話を聞くこともなくなりました。
不可抗力とは言えそんな事があって
自分は益々自分に関係ないお寺等に近付けなくなりました。
思いのほか長くなってすみません。以上が私の話です。