洒落怖
おてて

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翌朝、私はとんでもないものをみた。
無数の真っ赤な鮮血の手形が、部屋の壁を這うようにしてびっしりついていた。
朝食も食べずに、私は家を飛び出し、学校へ走りこんだ。

それからは特に何も起きていないが、今年で4歳になるBの娘さんが、
部屋のいたるところを指さしながら、奇妙なことを毎日いうようになったという。

「おっきなおててがいっぱいだよ。りんごみたいにまっかっか。」

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おてて