子どものころの怖い話
かんかんかかし

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かなり長い時間そうしていたと思う、気がつくとカーテンの隙間からは外の光が差し込んでいて彼女はふとんの中に戻っていた。
俺は、何とか気を取り直し、座り込んで漏らしていた後を始末し、履いていたものを密かにシャワーを浴びながら洗って彼女が起きて来るのを待った。

数時間後、彼女は何事も無かったかのように起きて来た、昨夜の事を聞いても何も覚えていないらしい。
ただ両腕が昨晩壁にぶつけたせいで痣だらけだった。

これ以降、一緒に寝た女の子の何人かに一人の割合で、この後輩の子のように夢遊病のようにかんかんかかしになって飛び跳ねる子が居た。

その度に俺は死ぬほど怖い思いをしている。
それと最近親父にかんかんかかしの話を問いただしてみたところ、即興で思いついた創作だという。

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