田舎・地方の習慣
贄
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そういう物語だった クリスマスの時期のくそ寒い公園で聞かされて
気持ちのいい話ではなかった
私「・・その話はなにか意味があるのか?」
友人A「・・・代わり事の贄は長男 つまり俺・・・・」
私「何だそれ・・お前の腕とか いきなり変な話とか・・」
友人A「・・まぁきいてくれ 俺は来年の夏までに死ぬ・・」
友人A「・・ただ誰かに話を聞いてもらいたかったんだ」
私「その腕とはどうした? そのやせ方は異常だぞ 病院にいけ」
友人A「腕は・・ 腐って落ちた 食っても食ってもどんどんやせていくんだよ」
言葉につまっていると友人Aは 死にたくない つらい 助けてくれと2時間以上泣き喚いた
そうこうしているうちに友人Aが「ありがとう」といって深く頭をさげて帰っていた
今月あのまま連絡がなく こちらから連絡がつかないまま
友人Aの訃報を受けた
葬儀にあつまってきた学校の友人たちから事故死と聞いた
いまだに 心に整理がついてないのだが、友人Aの父親と母親が
よくやったと泣いていたがいまだに耳からはなれない
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