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63 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/08/10(木) 16:21:08 ID:pEtfJUWZ0
以下、聞いて覚えてたことを箇条書き。
・そいつらは人間霊ではなくて、もっと違うものらしい。
・妖怪に近いものだが悪戯はしない。ただ、姿を見ると連れて行かれる。
・良いものと悪いものに分けるとしたら、悪いもの。関わらない方が良い。
・神社の井戸と、祠の間を同じ道で行ったり来たりしてる。
・俺のうちはその通り道だった。それで神社にお願いして道を変えてもらってたらしい。
(確かにここらには、昔から通らない方がよいと言われている道がある)
・その日、祠が壊されたので昔の道を通った。
・家に入らなかったのは、神棚とご先祖様が守ってくれたから。
いやね、俺は最初「カルトじゃないんだから」とか「あーあー、我が家もかよ」とか白けてたんだけど、
よくよく考えると普通じゃありえないよね。なんで家に入って騒ぐ必要があるのかと。
寒くなって帰る時にその祠に寄って、神社の人に渡された棒切れを置かされた。
なんかミミズみたいな文字が縦に書かれてるやつ。
その祠自体は始めて見た。川の向こうだったから行くことが無い場所だったんで。
石造りなんだけど、粉々になっていた。コンクリートじゃない固い自然石で出来ていたのに本当に粉々。
マジであんな潰れ方は普通はしないね。断言できる。大人が数人がかりで鈍器を持ってもまず不可能。
車が突っ込んだわけでもないらしい。
その時はなんにも考えなかったけど、後から色々考えて怖くなった。
話を聞いた後だからかもしれないが、嫌な雰囲気をしてたよ。
刺すような敵意じゃなくて、薄く延ばした狂気みたいなものが充満してる感じ。お祭りみたいに浮ついてた。
手を合わせようとして祖父に怒られたw
帰り道に祖母に「よう気がついたな。俺が外に出ようとしたの」って聞いたら、
「神棚においてある鏡が転げ落ちてきた。それで気付いた」みたいな事を言われた。
俺は生まれて始めてその神棚に手を合わせたw