田舎・地方の習慣
漬け物石

この怖い話は約 3 分で読めます。

790 名前: その4 2006/08/07(月) 22:06:57 ID:4ovn3nYY0
んで近くでよく見てみると、そのポスターに見えたものは一枚の「張り紙」だった。
紙は黄ばんでいて筆で何か書かれていたが、達筆で俺にはよく読めなかった。
ただ、「大正二年」って書かれているのが読めたから多分、祖父あたりが書いたものだろうと思ったんだ。
ところが不可解だったのは、その紙が何重にもなっていて、米つぶを糊にしたものでしっかり張り付いていたことだった。
見た感じで10枚くらい重ねて一枚一枚が両面くっついているから、(なんか変だな)とは思った。
その紙自体も壁板に糊で張りついていて、とにかくこれが何なのか気になった俺は、
この紙を母親に見せてやろうと隅のほうからゆっくり剥がしてみた。
上手く剥げずに裏の紙が板に残ってしまったんだけど、そこに俺はぞっとするものを見た。

『○○家 ノ?? 開ケルベカラズ ??禁ズ』

記憶にある限り、紙の裏の板に筆の縦書きでそう書いてあった(?は見たこともない漢字で読めなかった)

791 名前: 本当にあった怖い名無し 2006/08/07(月) 22:07:38 ID:6rkBFNvHO
ある日、私は森に迷ってしまった。
夜になりお腹も減ってきた。
そんな中、一軒のお店を見つけた。
「ここはとあるレストラン」
変な名前の店だ。
私は人気メニューの「ナポリタン」を注文する。
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。
……なんか変だ。しょっぱい。変にしょっぱい。頭が痛い。
私は苦情を言った。
店長:「すいません作り直します。御代も結構です。」
数分後、ナポリタンがくる。私は食べる。今度は平気みたいだ。
私は店をでる。
しばらくして、私は気づいてしまった……
ここはとあるレストラン……
人気メニューは……ナポリタン……

792 名前: その5 2006/08/07(月) 22:07:38 ID:4ovn3nYY0
意味も分からず漠然と恐怖を覚えた俺は、剥いだ紙を母親に見せるのも忘れて慌てて屋根裏から降りた。
ちょうど居間で掃除していた母親にこのことを話すと、突然母親は「そんなところにあったかッ!」
と絶叫して玄関に走り出すと、気が狂ったように屋根裏入り口の板を元に戻し始めた。
一体何がどうしたのか状況を飲み込めない俺は、呆然とその様子を居間で眺めていた。
母親は板を元に戻すと、その真下にあった下駄箱を横に倒して俺のところに駆け寄ってこう言った、
「開けたか!?! 見たのか!? 正直に言いなさい!!」
(ハッキリ言って今でもあの時の母親の異常な剣幕は脳裏に焼きついている。完全に人格違ってた)
俺はもうただ「いや、なんも見てない見てない…」と、わけも分からず宥めるように答えた。
あまりにもでかい声出して怒鳴るもんだから、外で草刈ってた父親も飛んできて「どうしたい?」と様子を見に来た。
母親は俺が何も知らないことを確認すると、安堵したあと「バカタレッ!!!」とまた怒鳴りつけた。

この怖い話にコメントする

  • 匿名 より:

    ナポリタン邪魔

  • 「漬け物石」と関連する話(田舎・地方の習慣)

    漬け物石