厳選怖い話
猿夢+

この怖い話は約 3 分で読めます。

76 名前:コピペ1 投稿日:03/05/02 14:40
2chのオカルト板で紹介されていた、『猿夢』と言う話をご存知だろうか?とある電
車に乗り合わせた人が、独特の方法で順番に殺されていくと言う物だ。知らない人は
『死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?』の『投票所』で探してみて欲しい。上
位にランクインしているので、すぐ分かるはずだ。
さて、この『猿夢』だが、このテの話に多い『読んだ人にも災難が降り掛かります』
的なコメントもなく始められていて、文章も読み易く、僕はページを開くなりサクサ
ク読み進めていった。しかし、それが間違いだったのかも知れない。この話を読んで
から4日目の晩、僕は『続き』とも言える恐ろしい夢を見たのである。
二番煎じは一番を超える事は出来ない。それは重々承知だが、僕の見た夢をここに書
き留めておきたい。

77 名前:コピペ2 投稿日:03/05/02 14:41
夢の中で、僕は名古屋市内のとある遊園地のスロー・コースターに乗っていた。今は
もうなくなっているだろうか?それは子供向けのアトラクションで、園内の一部をゆっ
くりと回って来る。幼い頃の事なので細かい事は良く覚えていないが、大体3~5分の
内容ではなかっただろうか。降り場の手前に小さなトンネルがあって、そこを抜ける
とビデオカメラを構えた父。その隣には僕らの名前を呼びながら手を振る母の笑顔が
あった。これは父からの虐待が始まる前の、最も幸せだった頃の大切な思い出だ。

夢の中で、僕は2人掛けの一番前の席に座っていた。隣には幼かった頃の姉がいる。
あの頃僕は姉を見上げてはしゃいでいたのに、この夢の中では僕だけ20歳。この年齢
差では年の離れた兄妹どころか、下手をすると親子のようだ。しかし僕は懐かしいあ
の頃の夢を楽しむ事にした。

78 名前:コピペ3 投稿日:03/05/02 14:42
僕らの乗ったコースターはゆっくりとコースを回り、やがてトンネルに差し掛かった。
「このトンネルを抜ければ、優しかった父にもう1度会える。」僕はそう思った。

しかしトンネルを抜けると、そこはあの遊園地ではなかった。今まで僕が乗っていた
コースターは電車に変わり、僕は『5号車の自由席』に乗っていた。隣にいたはずの
幼い姉はもういない。席は前の方で、喫煙車両である4号車とを繋ぐデッキのドアが
開くと煙草の匂いがした。僕は新幹線で移動する事が良くあるので、夢がそこに繋がっ
てしまったのだろう。全く、夢はいつも『いいトコ』を見せてくれない。僕は舌打ち
した。

窓の外を見慣れた景色が過ぎていく。ただ現実と違うのは、車内があまりにも静か過
ぎる事。そして2人掛けと3人掛け、左右どちらのシートを見てもどの列にも窓際に1
人ずつしか掛けていない。そして皆異様に顔色が悪かった。「無気味だな」と思いつ
つ僕はいつの間にか抱えていた鞄からMDプレーヤーを取り出し、お気に入りの曲を聴
いた。

79 名前:コピペ4 投稿日:03/05/02 14:43
と、新幹線が減速し始める。「おかしいな?京都に着くにはまだ早過ぎる。もしかし
て、岐阜羽島にも停まるのか?」僕は駅名を確認しようとヘッドフォンを外したが間
に合わず、聴き取る事が出来なかった。見知らぬ駅で停まる新幹線、突然車内に響く
叫び声。どうやら後ろの方の席で何かあったようだった。しかし物凄い声だったにも
かかわらず、誰1人反応しない。何があったのか?しかし僕の視力では後ろまで見え
ない。乗り降りする人は誰1人なく、新幹線はまたゆっくりと走り始めた。

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