子どものころの怖い話
降霊

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すると、ある日、Aちゃんのお母さんから深夜に電話がありました。

友人と某鼠の国に演奏に行っていたAちゃんが突然、夕鞠が泣いてる!!と叫んで走り去り、いなくなってしまったのです。
私は直感で、夕鞠が痺れを切らしたんだ、私達が何もしないから、と感じました。
44:夕紅@\(^o^)/:2015/03/06(金) 13:24:06.51 ID:EuajtbVt0.net[5/8]
結局、Aちゃんは鼠国から離れた綾瀬で見つかったのですが、綾瀬までどうやって行ったのか、その記憶はなかったそうです。

次は自分かも。そんな危機感を感じた私は、親に内緒でAちゃんと夕鞠の殺された場所に向かう事にしました。
(うちの親は放任主義で遠出OKな家でしたし、Aちゃんの親はオカルトに詳しい人だったので事情を話したらあっさり理解してくれました)

出発当日まで、家の窓ガラスに夕鞠と思しき少女がうつったり、電池を抜いてある喋るぬいぐるみが喋りだしたり、テンプレなポルターガイストは毎晩ありました。

そして、私とAちゃんとBちゃんは夕鞠の殺された場所にいき、お花を供えて手を合わせた後、夕鞠の家へ向かいました。

そこには、夕鞠から得た情報と全く同じ家がありました。

私達は、そこでBちゃんの身に起こっていることと犯人についてを包み隠さずご両親にお話しました。

そこで、ご両親と一緒に警察に行きました。

あくまで情報提供で、霊から情報を得たとは言いませんでしたが。

結果、犯人は逮捕され、私はポルターガイストから解放され、Bちゃんもすっかり居眠りをしなくなりました。

居眠りをしなくなったBちゃんはすっかり以前の様に明るく元気な女の子に戻りました。

Aちゃんも突発的に行方不明になることは二度となく、平和が戻りました。

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