洒落怖
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右手に蝋燭、左手に・・
この怖い話は約 2 分で読めます。
目は髪の生え際まで細くつり上り、目の下は墨を塗ったように真っ黒になり、口からは泡を吹き出し仮面のような固定された笑みを浮かべ、その目は完全に左右違う方向を睨んでおり、「ん゛~ん゛~」と唸りながら後輩は戻って来た。
6人はそれだけで正気じゃないと思ったが、リーダーがあるものを見て後輩の顔を「正気に戻れやドアホ!!」と力一杯ぶん殴った。
後輩は右手にロウソクを、左手に腐った獣の死体を大量に抱えて戻ってきたのだった。
殴られた瞬間、後輩は「ギャイン」と獣の鳴き声のようなうめき声を出し、気絶した。
しばらくすると後輩は目を覚まし、正気に戻っていた。皆が話を聞くと、トンネルに着いた瞬間からすでに意識が無かったという。
その後輩は頬の腫れとともに、目の下の真っ黒いクマはしばらくとれなかった。
「ホント遊び半分で肝試しとかやらない方がいいよ。」と友達は忠告してくれた。
おれは出る、と評判の千葉は松戸の八○霊園12区に行こうかと思っていたがやめた。。
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