洒落怖
組み立て

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さっそく倉庫の前まで行ってみると、携帯が鳴った
いつもの無言電話、耳をすますとやっぱり、何かがしゃべっている感じがする

携帯を耳に当てながら、とりあえず、もしもしと返していた
倉庫の扉を開け、中に入る
ボソボソした声が、すこしはっきりしてきて、言葉が聞き取れるようになった
「足りない」
「違う」
とか、聞こえる
そして気付いたらしい
その声は、携帯からではなくて、倉庫の奥から聞こえていた
先輩はもう、怖くて怖くて、そのまま飛び出し、仕事に戻った

でも電話は鳴るしで、困ってしまって、同僚に頼むことにした
倉庫の人形を、またばらして元に戻してもらう事と、もう一つ

それをやってから、ぱたりと無言電話はやんだらしい
プラモはすでに仕舞い込んでいた(最初に落ちた時怖かったから)

374 本当にあった怖い名無し sage 2009/06/23(火) 12:44:36 ID:nCx9WHpl0
先輩の話が終わって、怖いながらも、出来すぎですよーとか言っていた
でも頼まれた人もその場にいたので聞いてみると
話し声はしなかったけど、確かに人形をばらして、つめ直してきたと証言した
(べつにその人には何も起きていないらしいけど)

「な、本当だろう?嘘だと思うなら、倉庫に行って箱、開けてこいよ
 人形と、俺のプラモが入ってるから!」

「どうして、プラモ入れるんですか?」

先輩は言ってなかったっけ?と言って、最後に付け加えた
その人形は胴体が5体で、頭だけ6個あったらしい
ぼそぼそと足りないと聞こえたので、持っていたプラモの胴体部分だけを
入れてくれるように、同僚に渡したそうだ

先輩は自信満々に、だから俺は助かったんだと言った

その人形をみてみようかと話は盛り上がったけど、結局見に行った人の話は聞かない

体験談ではなくて、聞いた話しで、信憑性は薄いかもですが
まあ、こういう会社なので、本当かもしれないとも思っています

長文失礼しました

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