洒落怖
武勇伝

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ゆっくりと摺り足で近づいてくるB
俺たちの手前で歩みを止めて地獄の底から響くような咆哮をあげて持っていた玩具の刀を大上段に振りかぶる
その一瞬がチャンスだった
俺とDは一瞬、目配せをし合って同時にある言葉を口にした
恐ろしい滅びの言葉を

「バ○ス!」
そう叫ぶと同時に俺は隠し持っていたトウガラシ水入りの水鉄砲をBの顔面めがけて撃ち出した
狙い違わずBの顔面を直撃するトウガラシ水
玩具の刀を取り落とし顔を押さえてうずくまるB
しかし、Cは放心したままいまだに動こうとはしない

313 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/27(水) 18:56:15 ID:sH38iju70
そのとき、階下から物音がした
「誰かいるのか!」と言いながら誰かが階段を駆け上がってくる
本堂で読経をしていた和尚だった
二階に上がってきた和尚は俺たちの様子を見てすぐに何が起こったかを理解したようだった
「鎧に触ったのか、この馬鹿者どもめ!」と怒鳴られた
「お前たちは下に降りておれ!」と言うも、「Cが動かないんです」とD
そして座り込んだままのCを見て「喝っっ!」と気合いを入れた
和尚に喝を入れられて正気に返ったC
和尚は「Bはわしに任せてE(和尚の息子さん)を呼んでこい」と言って俺たちを追い払った

その後のことはよくわからない
Eさんを呼びに行って、そのあと昼食から戻ってきた親たちに死ぬほど起こられて殴られた後で本堂で正座させられて待っていると和尚とEさんに担がれたBが戻ってきた
戻ってきたBとともに和尚からお払い? を受けて夕方近くまでお説教された
Cの怪我は痕が残るけれども後遺症は残らなかった
Bは鎧を触り始めた以降の記憶がなかったらしい

お説教のときに、和尚から蔵の二階の話を聞いた
蔵の二階には代々寺に持ち込まれたいわゆる曰く付きの品々が収められていたらしい
Bが触っていた鎧はその中でも特に危険なものだったらしいとのこと
なんでも、Bが兜を取るのに貼ってあったお札を破ってしまったのが騒動の原因らしい

以上、長々とくだらない話で申し訳ないです

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