洒落怖
不安定になる子供たち

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その後は当時の状況など話すべきことを話し、先生達にお礼?を言われ保育所をあとにした。
足が地に着かず、脳内ヒューズ飛んだみたいなまま車に乗って・・色々考えた。
こんなことがあってもその場の処置は3分とかからず、次見た瞬間には主任先生の呼びかけで
みんなが楽しそうに歌を歌っていたので「さすが長年の保育士はすごいなあ」とか。
おじいちゃんに突き飛ばされてひっくり返った私の格好ダサッ、とか。

663 本当にあった怖い名無し sage 2011/09/24(土) 13:21:12.48 ID:pQvps9U50
でも、それでも忘れられない。
Aくんが無表情でカマドウマを食べた、あの瞬間の音。はみ出た足。
その一件を含む最近の園児について所長先生からお話されたことも。
「震災から1ヶ月・・・Aくんだけじゃない、たくさんの子が不安定になっている。
 切り刻んだ人形を持ってきた子もいた。友達の首を絞めて「苦しい?」と聞いている子も。
 子ども達もギリギリのところなんだと思う」
そのお話が頭から離れず、自分の子達の顔を思い出しては切なくなるばかりだった。
一変した環境、生活、ピリピリした街の雰囲気、屋内遊びしか出来ないもどかしさ。
コントロールできる範囲では笑えている子ども達でも、その奥には深い傷を負っている。
そんなストレスをどうにかできる術や思考を、子ども達は持っていない。
だからAくんのようにいきなり虫を食べてしまったり・・・ん?
と、ここでようやく所長先生の最後のお話が気にかかった。

お話のあと、「余計なお世話かとは思うんですが」と私が切り出した話。
私「Aくんのおばあちゃんにはちょっとお話したほうがいいかと思いますが・・・」
先生「うん、Aくんちね、おばあちゃんは居ないんですよ」

なんだろね、と苦笑いされていた。

スレ違い甚だしかったらすみません。ROM戻ります。

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