洒落怖
そうぶんぜ

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つって話し出した。

何を今さらって話だと思うかもしれないが、当時そうぶんぜのネタを知らん俺は
ガチビビった。っつか、周りの連中も誰も知らなかったらしくかなりビビってた。
このスレでわざわざ言うまでもないだろうけど、そうぶんぜって色んなパターンがあるじゃん?
俺らが聞かされた内容は、うろ覚えだけど、

「目を瞑ると、あなたは炭鉱の中のトンネルを歩いている。
炭鉱の中なので、道が複雑に分かれている。分かれ道に来たら次に言う順番で道を歩け。
最初は右、次に・・・(中略)
最後の行き止まりに着けば、警察官みたいな人がいるからその人のところまで行けば大丈夫。
途中で、死んだ霊魂が聞き慣れない言葉で話し掛けてくるが、絶対に返事をしたり話しかけるな。
途中で目を開けても駄目。決まりを破ったら最後、その場で魂を持って行かれる。」

229 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/01/30(月) 01:05:59.38 ID:8x3Fma9k0
こんな感じだった。後で知ったんだけど、俺が軽く調べた限り、ネットで目にするどの話とも微妙にパターンが違ってた。
で、ガチビビリした俺らは言うとおりにやったんだけど、
Aはさっきも言ったようにハンデ持ちだったので、話をよく分かっていないのか、怖くてテンパってたのか
目を瞑りながら喋ってしまった。
そのとき喋ってた言葉が聞いたこともない言葉というか、少なくとも日本語には聞こえない言葉だった。

俺ら「おい、これやべーんでね?喋ってらって!」

B「あっはっは、おめだぢマジうげるー!『そうぶんぜ』って逆がら読んでみれでば!」

俺ら「あ?『ぜ・・・んぶ・・・う・・・そ』んなー!頭さ来るなー、嘘がー。マジビビッたでばー!」

一件落着、と思いきやAがさっきと同じ状態のまま。

俺ら「おい、A!いい加減やめれでば!全部嘘だどや!」

A「くぁwせdrftgyふじこlp;」←聞き取れなかったから適当に入れた。

俺ら「おい、やめれっつってらべが!おいっ!」

230 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/01/30(月) 01:06:22.45 ID:8x3Fma9k0
Aの肩を掴んだ瞬間、糸が切れたみたいにガクリと崩れ落ちて目を覚まさない。
これはマズイと思って、俺らは慌てて監督呼びに行った。
父兄も集まってきて大騒ぎになり、しばらく様子を見たけど、目を覚ます気配なし。
結局、救急車呼んでAが病院に運ばれ、合宿は中止で翌日状況説明&説教を食らって解散になった。

その後、夏休み中ずっと入院したままだったらしく、Aは練習に顔を出さなかった。
2学期の始業式で、Aが引っ越すことになったと担任から聞いた。
本当かどうか知らないが、噂では精神科のあるデカイ病院に移る為だったとのこと。
Aが住んでたバラック小屋もずっと人の気配がなく、どちらにしても詳しい事情なしでAと家族はいなくなった。

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