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お返し
この怖い話は約 2 分で読めます。
「は、はい」
「もういいの?もういいの?」
「はい…」
「分かった分かった」
そう言って男の人は帰って行きました。
691 本当にあった怖い名無し sage New! 2011/12/24(土) 19:09:45.91 ID:uxeIkN4T0
その日の夜中、隣の壁がドンドン鳴っている音を聞いて僕は目を覚ましました。
呻き声のような声も聞こえます。
僕は怖くなって布団を被って寝ました。
翌日の夜、いつも男の人が尋ねてくる時間。
もういいと言ったので来ないだろうと思っていたのですが、その時間になるとインターホンが鳴りました。
昨日の事、夜中の騒音を思い出し、怖くなって出られませんでした。
僕が出ないのでインターホンが何度も鳴らされます。
終いにはドアを殴るようになりました。
「返せぇぇ!!!!」
「おらぁぁ!!!!返せぇぇぇ!!!」
そう言っているのが聞こえます。
僕は何がなんだか分からなくなってパニック状態でした。
5分ぐらい経った後騒音は止み、インターホンも鳴り止みました。
僕は様子を見に覗き穴を覗きました。
「返してよ」
男は向こうから覗き穴を覗いてそう言いました。
おわり
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