洒落怖
深泥池での話

この怖い話は約 3 分で読めます。

後の6人はノリノリで「じゃあ、ちょっくら行って来るわーwww」とか「帰って来なかったら迎えに来てやw頼むでwww」などと軽いノリで入って行った。
しばらく3人で話をして待っていた。
夏も近いはずのにあの辺は夜になると何故か肌寒い。
30分程経ったかというころに深泥池の脇の草むらがガサガサと鳴り出した。
俺達3人は驚いて一瞬会話が止まった。
だが、皆が帰って来てこっちを怖がらせようとしてるんだろうと思い、「はいはい、おかえり。もうバレてるってwww」とか声を掛けたけど返事が無かった。
3人ともちょっと怖かったが、とりあえず野良猫か何かだという事にして納得しておいた。実際、野良猫だったんだろうけど。

それからしばらくして、Eさんの呼ぶ声が聞こえたので深泥池の際まで行ってみると皆帰って来ていた。
何故かBさんがずぶ濡れの泥まみれになっていた。Eさんが言うにはBさんが足を滑らせてコケたという事なんだが、Bさんは「思いっきり引っ張られた。」と言い張っていた。
俺達が「またまた、どうせEさんとAさんがふざけて押したか何かしたんやろう。」と言うとBさんは「押されてもそうそうこけたりしない。」と言う。
確かにBさんはアメフトをやっていただけあって大柄のがっちり体型だった。

とにかく泥が臭かったので綺麗にしないと車に乗れなかった。
近くのコンビニで水を買って来てもらいBさんは頭から水をかぶって泥を洗い流した。
しばらくするとBさんが肌寒い所に水をかぶったので寒い寒いと言い出した。
仕方ないので帰ろうと言う事になりその日は解散となった。

435 続き sage New! 2008/02/14(木) 00:19:56 ID:GADKRiSN0

それから2日後、Eさんと同じシフトになった時にグダグダで解散になったあの日の事を聞いてみた。

深泥池沿いの右方向に踏み分けた道があるのでそっちへ進んで行ったんだそうだ。
男性陣は彼女もいる手前、「別にたいした事無いなあ。」とか強がりを言いながらウロウロしていた。
しばらくしたら池の方から水面を「パシャーン、パシャーン」と何かが撥ねる様な音が聞こえて来たらしい。
皆で「幽霊と違う?」とか「鯉か何かが撥ねたんやろ。」とか言っていたらまた、「パシャーン、パシャーン」と聞こえて来たらしい。
女性陣が怖いからもう帰ろうと騒ぎ出した。
そこでAさんが「大した事無いって。魚やって。」と言って石を拾い、音がしたと思われる方へ投げたそうだ。
石が水面に落ちてボチャンと音を立てると「パシャーン、パシャーン」が止まったそうだ。
女性陣が帰りたがっていたので、もう帰ろうと言って引き返し始めた所、Bさんが「うわっ!!」と叫んだ途端、池の方へよろめいてハマったらしい。
それで、慌てて泥まみれのBさんを引き上げて帰って来たとの事だった。
実際には池の側にいたのは15分から20分足らずの事だったらしい。
Aさん曰く、「パシャーン、パシャーン」が魚の撥ねる音じゃない感じがして怖かったそうだ。

この怖い話にコメントする

深泥池での話