じいちゃんスケベ

祖父の最後を見取るため、病室に家族全員がそろった。 僕が「なにか最後に言いたいことない?」って訊いたら、じいちゃんは虫の息のような声で、「そそが見たい」と言った。 (そそ)とは女性のアソコの別名で、「じいちゃんスケベだったからな~」と思いつつ、さすがに「えらいもん聞いてもうた」と思った。 早速家族会議が始まり、「どないしよ、どないしよ、看護婦さんに頼む? そら無理やわ」って話してたら、兄嫁が「私で...続きを読む

化け猿

今から16年程前の小学四年生の頃の話なんだけど、当時は西日本のとある新興住宅街に住んでいた。 元々山地だったのを切り開いて住宅街にしてたので街から自転車で20分も走れば周りの山々に着くんだ。 だけど当時は山で遊ぶなんて事はせず、みんな公園とかで遊んでた。あの日以外は・・・ あの日はちょうど土曜日で授業も昼までだった 当時すごく仲の良いMって奴がいたんだけど、そいつがエアーガンを買ってもらったらしく...続きを読む

大好きだったばーちゃん

63 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/05/30 13:12 小学生の頃大好きだったばーちゃんが死んだ。 不思議と涙は出なかったのだけど、ばーちゃんが居ない部屋は何故か妙に広く感じて、静かだった。 火葬が済んだ後、俺は変な気配を感じるようになった。 テレビを見てるとき、トイレに行く途中の廊下、誰かが俺を見ているようだった。 なんとなく「ばーちゃんだな」と思ったけれど、そのときは別に気に...続きを読む

奇妙な交流

ジャスト一年前に愛媛県の北条っていう町の外れで体験した話です。 北条自体は何も無い町なんだけど、空港から俺の実家がある今治の途中になるので 毎年海沿いの国道を車で通り抜けていた。 で、その北条の外れ、海沿いの道の脇に、 昔から気になっていた穴があった。 おそらくは防空壕の名残のような気がするんだが、膝くらいの高さの穴が 道の脇にポカッと空いている。 今はその前を塞ぐように祠が立っているんだが、昔は...続きを読む

ライブチャット

特定されないようにフェイクをまぜて書きます。 長くなるけどごめん。数年前のこと。 私は田舎を出て八王子のぼろアパートで一人暮らしをし、女子大に通いつつ、 サークル活動はせずにアパートの近所のファミレスでバイトをしてた。 ファミレスは時給900円ちょっと。親からの仕送りは家賃5万+生活費2万で7万。 遊ぶためのお金は自分のバイト代でまかなう感じだった。 でも学校帰りにファミレスで働いて稼げるお金なん...続きを読む

訃報

ウチの親父は亡くなる少し前に訃報が届いた言ってた 午後二時頃の真昼間、お袋も自分も親父の病院送迎のために在宅だったんだが 病院から帰って早々、和室で寛いでた親父が「今しがた訃報を持った人が訪れて、これを受け取って和室のテーブルに置いたが知らないか?」と あまりにリアルに言うものだから本当だと思い探したが見つからない よくよく考えれば、俺もお袋もそんな人が来たのも気づいていないのがおかしい 親父に再...続きを読む

鬼伝説の山

俺が中学生のときだった。 いじめられっこだった俺は、夏休みになると祖母の住む田舎に帰省していた。 山に囲まれたA野という地区で、もともと俺の家族も暮らしていた。 だが母と祖母の仲が悪く、特に祖母が母の自分勝手な性格を嫌っていたのが 大きな原因で、ついに耐えきれなくなった母は引っ越すことを決意した。 だが自分の都合で我が子を振りまわすことに懸念を覚えたのか、当時、 いじめられていると誰にもいえなかっ...続きを読む

人のようなもの

昨日、というか今朝の話。 取り敢えずの逃げ場を確保してちょっと余裕が出来たから書く。 今住んでるマンションが定期改修中で、壁を全部塗り替えるとかで足場が組まれたうえに窓を全部ビニールで養生され、全く外が見えない状態。 半透明ビニールでの養生だからある程度の光は入ってくるけど、すぐそこの足場を工事の人がうろうろするからカーテンも閉めないと落ち着かないし、本当に暗いし鬱陶しい。 せめて夜はカーテンだけ...続きを読む

ママ友

むしろ実話でないと信じたい。 妊娠した妻が定期健診のため、とある産婦人科に通って数ヶ月のことだった。 ホスピタリティを重視してのことか、 マタニティ専用の部屋というか、共有ルームみたいなものを設置していた。 総合病院だったため、設備に余裕があったからだと思う。 妻はそこで妊娠を控えた女性と共に、いろんな話を共有するのが日課になっていた。 いわゆるママ友みたいなものなんだろう。 俺も食事のときに、そ...続きを読む