短くて怖い話
留守録

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書き手さんが居ないっぽいので俺の話。
携帯買ったばっかりの頃、非通知着信がやたらと多かった。
ある日の朝方また非通知から電話がかかってきたらしく今度は留守録が残ってた。
再生したらおばさんっぽい声で
「あなたのお母さんですよ。あなたのお母さんですよ。あなたのお母さんですよ。あなたのお母さんですよ。」って時間一杯に入ってた。

もちろんかーちゃんに聞いてもそんな事やってないと言われる。
留守録はその日のうちにまた入れられてた。
今度は「宮城のお母さんですよ。玄関が開いていませんよ。宮城のお母さんですよ。玄関が開いていませんよ。」延々これ。
そんでその日、学校が終わって家に帰ったら玄関脇に停めてあった兄貴の自転車のカゴに「来ました」とだけ書かれたメモが入れられてた。
今でも何だったか謎。

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