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ホテル・旅館

甲府の旅館で

57 本当にあった怖い名無し sage 2008/01/08(火) 03:41:14 ID:BwpMeeNd0
甲府方面にある旅館に泊まった時の話
長文になりますので長いの嫌いな方スルーしてください。

俺と彼女が付き合い始めて1年ちょっと経った時に、
記念にと思い電車で旅行をした時の事。

特に目的地も決めておらず、ぶらり旅気分で泊まる所も適当に
確保するという感じの旅行だった。
初日は山梨方面に向かい、なんとなく清里で降りて
ホテルに泊まった。
次の日、ホテルを出て富士山方面に電車で向かった。
甲府駅で降り、城跡を見たりして夕方近くに再度電車に乗り込み
静岡方面へ。
途中で温泉街を見つけたため、その日の宿を探そうと
電車をおり駅においてある案内板で旅館を探し電話をした。
近場の旅館やホテルは満室だった為、温泉街から少し離れた宿に
電話をして空室を確認し迎えに来てもらった。

迎えの人は30分過ぎても来ず、1時間後に軽のワゴンで
到着した。この時点で少し嫌な感じ(霊的な意味ではなく、失敗したかなと。)が
したが、迎えに来てもらっている手前何も言わずに車に乗る。
車はきれいなホテルや旅館を尻目にずっと進み、山奥の方へ。
周りには川しかない環境で不安は更に増していった。

58 本当にあった怖い名無し sage 2008/01/08(火) 03:42:45 ID:BwpMeeNd0
結局、着いた旅館はボロボロで周りには店も何もない。
既に辺りは暗くなっており、本当に廃墟のようにしか見えない。
旅館に着いたは良いが、女将が迎えるわけでもなく、仲居が来るわけでもない。
運転してきたおじさんが部屋案内をする始末。

食事の時間だけ告げるとそのおじさんも直ぐにどこかへ。
客は一応他にも居るようで、横の2部屋がうまっていた。
食事まで時間があったので先に風呂に入ろうと言うことになった。
でも、風呂場へ着くと風呂は一つしかなく、女性と男性の使用が交互に時間で区切られていた。
その時間帯は女性の使用時間だったため、彼女だけ先に入ることに。

俺は疲れのため部屋で炬燵に入りながらウトウトしてた。
それからしばらくしていきなり金縛りに。炬燵の中に入れていた足先から
ゆっくりと何かが這い上がってくる感じがしてるけど、身動きが一切とれない。
ズズズという音が耳元で聞こえ始め、まぶたを開けようにも眼球の上を皮ごしに
誰かが押しているような感じで目が開けられない。
耳元のズズズという何かを引きずるような音は近づいてきており、ズズズに混じって
人の息遣いが聞こえる。ズズズ、ハァ。ズズズ、ハァ。という一定のリズムで誰かが
何かを運んでるような感じの音と息遣い。そして「タスケテ。タスケテ。」と小さく聞こえる呟き声。
足元からは何かが這い上がってきてるように感じる。

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田舎・地方の習慣

くねくね(人伝バージョン)

わたしの弟から聞いた本当の話です。
弟の友達のA君の実体験だそうです。

A君が、子供の頃A君のお兄さんとお母さんの田舎へ遊びに行きました。
外は、晴れていて田んぼが緑に生い茂っている頃でした。

せっかくの良い天気なのに、なぜか2人は外で遊ぶ気がしなくて、家の中で遊んでいました。
ふと、お兄さんが立ち上がり窓のところへ行きました。
A君も続いて、窓へ進みました。
お兄さんの視線の方向を追いかけてみると、人が見えました。
真っ白な服を着た人、(男なのか女なのか、その窓からの距離ではよく分からなかったそうです)が1人立っています。
(あんな所で何をしているのかな)と思い、続けて見るとその白い服の人は、くねくねと動き始めました。
(踊りかな?)そう思ったのもつかの間、その白い人は不自然な方向に体を曲げるのです。
とても、人間とは思えない間接の曲げ方をするそうです。
くねくねくねくねと。
A君は、気味が悪くなり、お兄さんに話しかけました。
「ねえ。あれ、何だろ?お兄ちゃん、見える?」すると、お兄さんも「分からない。」と答えたそうです。
ですが、答えた直後、お兄さんはあの白い人が何なのか、分かったようです。
「お兄ちゃん、分かったの?教えて?」とA君が、聞いたのですが、お兄さんは「分かった。でも、分からない方がいい。」と、答えてくれませんでした。

あれは、一体なんだったのでしょうか?
今でも、A君は、分からないそうです。
「お兄さんに、もう一度聞けばいいじゃない?」と、私は弟に言ってみました。
これだけでは、私も何だか消化不良ですから。
すると、弟がこう言ったのです。

「A君のお兄さん、今、知的障害になっちゃってるんだよ。」

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田舎・地方の習慣

カップルのくねくね

30 : 本当にあった怖い名無し : 2011/12/04(日) 00:32:17.27 ID:6S0Sd+yE0
カップルのくねくね
1/3
おととしの夏休みの出来事でした。
夜中の3時ぐらいだったかな?夏休みですっかり昼夜逆転の生活を送ってた頃。
親はタバコを吸う時、キッチンの方にある小さな窓を少し開けて、換気扇を回してタバコ吸うんですけど
しばらくたって 「ちょっと○○(私の名前)、変なのがいる。」って窓を覗きながら言って来たんです。

え!?なんだろ!!って思って窓を覗いて見たんです。
私の家って真ん前駐車場と小道と家挟んですぐ土手なんですよ。
緑がけっこう多い田舎みたいなトコです。
で、その家と家挟んだ真ん中に土手が見えてるカンジになってて、最初全然ドコにあるかわかんなかったんですよ。
でもよく見たらその土手の芝生の所でくねくねしてるのがあるんですよ!!
そう!!あのウワサの『くねくね』!!そして私が見たのは他ではあまり聞かない(?)バージョンです!

31 : 本当にあった怖い名無し : 2011/12/04(日) 00:33:04.57 ID:6S0Sd+yE0
2/3
まだその時ケータイ持ってなかったしそんなのがネットで噂されてるなんて当時は全く知らなかった。
最初人がダンスでもしてんのかと思った。本気で。
黒かった。(てゆ-かただたんに夜だから黒く見えたんだと思うが)ほんっとグネんグネんユラユラユラユラしてた。

でもいくらなんでも人間があんな動きできそうにないしできたとしても(笑)あんな長時間グネんグネんできたら化けモノだと思った。
メガネ持ってきて再度見てもやっぱたいして見えない。
一回自分でもどんな感じかグネグネやってみたら母に「うまいじゃん」って言われて爆笑しました(笑)
でも真似なんかで来ませんから!!あの動き、体にある全ての間接はずすか骨ないと出来ないです!!

まだ続きあります!
また出たんですよ。くねくね。また母に呼ばれて(←タバコ吸ってた)そしたら前と違う位置に居ました。
土手んトコに居たのは変わりないケド、右にある家のすぐ横でまたグネグネしてた…。
親はさっさとタバコ吸ったら居間に戻っちゃったケド私は見続けた。
でもいつまで見ててもそこでグネグネし続けるだけで、私もついに飽きて見るのをやめた…。ちなみにやっぱり行く勇気ありませんでしたf^_^;
不審者かもしれない!!って思ってましたし。

32 : 本当にあった怖い名無し : 2011/12/04(日) 00:33:51.34 ID:6S0Sd+yE0
3/3
母が見た時(私を呼ぶ前)くねくねらしきモノはうずくまってた(座って?)そうです。しかも2つも。
だから最初母は『若いカップルがこんな夜中にいるのかなぁ…』って思ったらしいです。
そう思ってたらパッとその物体と目があったような気がして、『やだ。気付かれちゃったかな!?』と、思った瞬間。
グネんグネんし始めて、なんとその2つが合体してまたグネグネしだしたみたいなんです…。

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意味が分かると怖い話

キャンプの記憶

昨日 書き込もうと思ったんですが怖くなったんでやめました

今からちょっと書き込みます
大学の友人の話です その友人とはいまだに数年に一度くらいあいます

その友人の友人(A)仮にAの話です  私とAは面識はありません
35 本当にあった怖い名無し 2011/02/14(月) 20:39:14 ID:kXL+Dqe50
大学なんで今から12年前くらいなんで話じたいはもっと前の話です

合計5人で夏のバーベキューでもしに山へキャンプをしに行こうということになった

男3人 女の子2人 でワイワイと準備をして
日程も決まりいよいよ実行となった

計画は2日間 で一泊二日の予定だった

36 本当にあった怖い名無し 2011/02/14(月) 20:42:42 ID:kXL+Dqe50
早朝 車に全員乗り込み その大学でははじめての合同キャンプなんで

みなおおはしゃぎだった

車列は運転席に男 助手席に女のこ 

後部座席に男2人女の子1人だ

そして運転して数時間後 くねくねした山道にさしかかった

38 本当にあった怖い名無し 2011/02/14(月) 20:49:49 ID:kXL+Dqe50
そしてやや急カーブにさしかかったとき!!!

ドーン!!!とけたたましい衝撃音がした

同時に車にもその衝撃が伝わる

運転手「人をひいてしまった!!!」
全員楽しいキャンプのはずが大変なことをしてしまったと
全員が青ざめる

車をとめてさっそく救護にあたることにした

死んでなければいいが・・・

39 本当にあった怖い名無し 2011/02/14(月) 20:55:10 ID:kXL+Dqe50
運転手と他の男が車から出てあたりを見回す

女の子 二人はガタガタ恐怖で震えて車からでるにでれず
体育座りのようにして身を固めている

運転手 「あれ・・おかしい なんにもないぞ」

そこには車の急ブレーキのタイヤ痕と確かな車の大きなへこみ(ちょうど人型
のように)があったが

血痕も何もなくあたりは山道だが全部見渡せないほど路地も荒くなく

人を引いていればまたは動物をひいていれば
その体はどこかにあるはずであったが
何もなかった    

40 本当にあった怖い名無し 2011/02/14(月) 21:01:00 ID:kXL+Dqe50
A 「おまえ本当にひいたのか?」

運転手B「おまえもドーンって音聞いたろっ!!?」

A 「でも動物かなんかじゃ、たぶん勘違いだよ」

B 「一瞬 人影のようなものは見えたんだ。でも昨日
よく寝られなかったし疲れていたのかも・・
もしかしたらこのへこみもどこかで勝手にぶつかったか いつの間にか
誰かにイタズラされていたのかもしれないしな」

二人はそうしって納得し車に戻って女の子二人に

「ごめん!勘違いだった」っておどけた  ようやく全員陽気になり

再度 キャンプ場に向けて出発した  しかしあの確かな衝撃はなんだったのか

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師匠シリーズ

田舎

326 田舎 中編  ◆oJUBn2VTGE ウニ New! 2007/08/23(木) 00:32:44 ID:pA3eqjtb0
そもそもの始まりは、大学1回生の秋に実に半端な長さの試験休みなるものがぽっこり出現したことによる。
その休みに、随分久しかった母方の田舎への帰省旅行を思いついたのだが、それがどういうわけか師匠、CoCoさん、京介さんという3人の先輩を引き連れての道ゆきとなってしまった。
楽しみではあったが、そこはかとない不安がどんよりと道の先にあるのを俺は見て見ぬ振りをしていたのだった。

駅まで迎えに来てくれた伯父の車は7人乗りだったが、助手席に伯父の家で飼っている柴犬が丸まって寝ていたので京介さんとCoCoさん、俺と師匠という並びでそれぞれ中部座席、後部座席に収まっていた。
俺としては、その柴犬がまだ生きていたことにまず驚いた。
耳の形に見覚えのある特徴があったので、その子供かと思ったのだが「リュウ」本人なのだという。20歳は確実に超えているはずだ。伯父にリュウの歳を聞くと、「忘れた」と言って笑うだけだった。
「こいつはドライブが好きでなあ、昔ゃよう連れてったもんじゃけんど、最近は全 然出たがらんなっちょったがよ。今日は珍しい」
京介さんが頷きながら手を伸ばし、前の座席で寝そべっているリュウのお尻のあたりを撫でる。リュウはちらっとだけ視線を向けて、また静かに目を閉じた。
車は快調に国道をとばしていた。
山間の道をひたすらに東へ進む。右手に川が現れて、ゴツゴツした巨大な岩が視界に入ってはすぐに後方へ飛び去っていった。

329 田舎 中編  ◆oJUBn2VTGE ウニ New! 2007/08/23(木) 00:34:41 ID:pA3eqjtb0
「なんちゃあないろう」
何もないところだろう。
そういう伯父の言葉には変に飾ったところも、卑屈なところもなく、気持ちが良かった。
CoCoさんが土地のことなどあれこれを聞き、京介さんもいつになく口が滑らかだった。
伯父が言った冗談に師匠がやたらウケて笑い声をあげ、その余韻で楽しそうに隣の俺の肩を叩きながら顔を寄せて、表情とまったく違う冷めた調子で「ところで」と言った。
「僕が今見ているものを、伝えてもいいか」
俺にしか聞こえないくらいの小さな囁き声に、いきなり冷水をかけられたような気分になった。
日差しの強かったはずの窓の外が急に暗くなり、国道のすぐ横を流れている川は闇に消えるように水面も見えなくなった。
そしてあたりから音が消え、車のフロントガラスの向こうには黒い霧が渦を巻いている。
やがて川沿いのガードレールのあたりに、凍りついたような青白い人の顔がいくつも並びはじめた。
暗くて首から下は見えない。顔だけがのっぺりと浮かび上がっている。男の顔もあれば女の顔もある。それも、大人が道路ぶちに立っているような高さのものもあれば、その半分の高さのもの、はるか見上げるような位置にあるもの、地面に落ちているもの、様々な顔が、しかしどれも無表情でこちらを見ているのだった。
そして無表情のまま、その顔たちはそれぞれ口を微かに開いている。
音もなく車の窓ガラス越しに視界は走り、手を伸ばせば届きそうな距離に、暗闇に浮かぶ顔がまるで上下にうねる様な連続体となって見えた。それぞれの口の形は、連続することによっていくつかの単語を脳裏に強制的に想起させようとしていた。

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師匠シリーズ

怪物 「結」

66 師匠コピペ1 sage 2008/10/27(月) 10:14:47 ID:SNTEH34B0

267 怪物  起承転「結」上   ◆oJUBn2VTGE ウニ 2008/08/03(日) 01:44:23 ID:ScuN9+/G0
その日の放課後、私は3年生の教室へ向かった。
ポルターガイスト現象の本を貸してくれた先輩に会うためだ。廊下で名前を出して
聞いてみるとすぐに教室は分かった。
先輩は私の顔を見るなりオッ、という顔をして手招きをしたが、席まで行くとすぐ
に両手を顔の前で合わせて謝る。
「ゴメン。今日はこれから部活なんだ」
剣道は止めたんじゃなかったんですか、と聞くと「文科け~い」と言ってトランペ
ットを吹く真似をする。吹奏楽部かなにからしい。
「一つだけ教えてください」
そう言う私に、「ま、座りなさい」と近くの席から椅子を引っ張ってくる。その周
りでは帰り支度をする生徒たちが私を物珍しそうに横目で見ている。
多少は時間をとってくれるようなので、順序立てて聞くことにする。
「先輩の家で起こったポルターガイスト現象は、イタズラでしたか?」
先輩は目を丸くしてから笑う。
「いきなりだな。でも違うよ。私だって驚いてた。ホントに目の前で花が宙に浮か
 んだりしたんだ」
「じゃあ原因はなんですか?」
「……あの本もう読んだんだ? 私に聞くってことは」
頷く。
「まあ、知ってると思うけど、あたしの家って両親が仲良くないワケよ。今も別居
 してるし。そんで小学4年生のころって、一番バチバチやりあってた時期なのよ。
 家の中でも顔あわせれば喧嘩ばっかり。子どもの目の前で酷い口論してたんだか
 ら。まるであたしがそこに居ないみたいに」
私のイメージの中で、シルエットの男と女がいがみ合っている。そしてその傍らに
は10歳くらいの少女が怯えた表情で身体を縮ませている。
「超能力だか心霊現象だか知らないけど、たぶん原因はあたしなんだろうと思う。
 今となっては、だけど」
「じゃあ。どうやってそれが収まったんですか」

67 師匠コピペ2 sage 2008/10/27(月) 10:15:19 ID:SNTEH34B0
268 怪物   ◆oJUBn2VTGE ウニ 2008/08/03(日) 01:46:43 ID:ScuN9+/G0
「昨日言わなかったっけ? 祈祷師が来たの。家に。そんで、ウンジャラナンジ
 ャラ、エイヤーってやったわけよ。そしたら変なことはほとんどなくなったな」
「祈祷師がポルターガイストを鎮めたんですか」
「……なんかいじわるになったね、あなた。分かってるクセに。たぶん、満足した
 んだと思うよ。あたしが。『親がここまでやってくれた』って。今でも覚えてる
 もん。両親が二人とも、祈祷師の後ろで必死になって手を合わせて拝んでんの。
 それで、お祈りが終わった後にあたしの頭を抱いて『これで大丈夫だ』って二人
 して言うの。それであたしもなんだかホッとして、ああこれで大丈夫なんだ、っ
 て思った。最初は二人ともラップ音とか、お皿が割れたりしたこととか、なんで
 もないことみたいに無視してたのよ。気味が悪いもんだから、気のせいだ、見て
 ない、聞いてないってね。それをきっとそのころのあたしは、自分を無視された
 みたいに感じてたのね。だから余計に酷くなっていったんだと思う」
結局、思春期の子どもが起こすイタズラと同じなのだ、と私は思った。
自分を見て欲しくて、構って欲しくて、とんでもないことをしでかすのだ。それで
怒られることが分かっていながら、しないではいられない。それはアイデンティテ
ィの芽生えと深く関係している部分だからなのだろう。自分が自分であるために、
身近な他者の視線が必要なのだ。
「どうしてこんなことが気になるの」
先輩の目が私の目に向いている。
先輩もこの街を騒がせている怪現象の噂くらい聞いているだろう。それが、たった
一人の人間が焦点となっているポルターガイスト現象なのだと聞かされたら、笑う
だろうか。
私はそれに答えないまま、別のことを言った。
「先輩が見たっていう怖い夢は、もしかしてお母さんを殺す夢ですか」
空気が変わった。おっとりとして優しげだった目元が険しくなる。
「どうして知ってるの」
その迫力に呑まれそうになりながら、私は言葉を繋ぐ。
「先輩が言っていた、『ありえない夢』って、別居していていないはずのお母さん
 を、家の玄関で刺し殺す夢だったんでしょう」