オカルト版まとめ
残業の恐ろしいおはなし

この怖い話は約 3 分で読めます。

結局怖くて泣きながらも、指が倍の太さに腫れてきても冷やしながら仕事を続け
気付いたら皆が出社してくる時間でした。
皆に話すと、心配しながらも「手を挟むなんてドジだなあ!」と笑われました。
ホントに手を引っ張られたのに・・・。

ケガが治れば怖かった事等も忘れ、数ヶ月経った頃また深夜に及ぶ残業がありました。
その時は2人の男性社員と一緒だったので楽しく雑談をしながら作業をしていました。
するとAさんの携帯が鳴り、彼はタバコを持って非常扉を開けて出ていきました。
ふと、以前の恐怖を思い出します。時間は午前1時をまわったところ。
扉が開いたら注意してあげようとお節介にも近くに歩いて行くと
イキナリ扉が開いて緊張した面持ちのAさんが出てきました。

920 :その3:03/10/03 04:15
Aさんは早口に携帯が下に落ちたと言うと走ってフロアーを出ていきました。
うちは6FなのでBさんは「もう使いモンにならへんやろな」とのん気に笑ってました。
戻って来たAさんに大丈夫でした?と声をかけると
言い訳に聞こえるかもしれないけど・・・と彼は話し始めました。
携帯はすぐ切れてしまったので、またかかって来るだろうと思い手すりによりかかり
そのままタバコを吸っていた事。
吸い終わって火を消そうと扉近くの灰皿近付こうとした時手を引っ張られた事。
それに驚いて片方の手で持っていた携帯を下に落してしまった事・・・。

Bさんはわたしと同じ事いいよると笑ってましたが
Aさんがほんとに引っ張られたんだよ!とキレ気味に言うとごめんなあと謝りました。
気まずくなってそのまま仕事を続けているとBさんが「そんでお前誰から電話やったん?」
と聞きました。「非通知でしたよ」Aさんは憮然と答えました。
「出たらしばらく無言で切れたんです」
Bさんはそれ以上何も聞きませんでした。

921 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/03 04:26
は・・・挟まれた腕は大丈夫だったんだろうか・・・とマジ心配

922 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/03 11:41
ここの恐い話はハイクオリティっすな。
漏れも残業多いけど、恐怖体験は無いなぁ。
土地とかに関係あるのかなぁ?
元々曰付きの土地だったとか。
あ、あとさぁ工事関係者が亡くなったり、自殺のあった建物とかどうなんだろ?
やっぱ出るのかな?
そういうの知りたいな。

923 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/10/03 16:04
>>922
俺が以前バイトしてた工場であったよ。そんな事。
そこの工場長がある事故で亡くなったんだよ。
性格も真面目な人だった。

で、3日後俺は事務的な仕事が残ってて一人で事務所に残って残業してた。
9時を回った頃、工場のほうで足音が聞こえたんだ(夜の工場はメチャクチャ静かだから音が響く)。
(泥棒か!?)と思い緊張してたけど、どうも足音に規則性がある。
丁度機械の点検の時そんなテンポになるって事に気付いて、工場長だな、と何故か直感した。
かなり悲しくなり一人で足音がやむまでずっと泣いてたら、30分程して消えた。
翌日こんな事があったと話をしたら、何となく皆納得していた。

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