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心霊スポット・肝試しでの怖い体験

子供

あんま怖くないかも知れんが、俺自身は凄く怖かったって話し。
長いので暇な人だけ読んで下さい。

九州の南部に住んでるんだけど、去年の8月の半ば位に暇潰しに友人4人(男TとU2人、女RとK2人)とで肝試しをする事にした。
県内の山の中にあるS病院跡が割と有名らしく、夜の9時半位に家を出て俺の車で向かった。
病院跡の周辺には民家も何も無いって話しだったから、途中にあるコンビニに立ち寄って缶ビールやジュースやら菓子やら花火なんかを買い込んだ。
買い物が終わって店を出た駐車場で偶然、別の友人グループとバッタリ出食わした。
んでその場で駄弁ってる内に盛り上がっちゃったのね。
今買ったばかりのビールにジュースに袋菓子や唐揚げを食いながらで物凄く楽しかった。

そこのコンビニは郊外にあって、出来てまだ半年か1年位でまだ新しく、タクシーの待機所も兼ねていて、タクシーの運転手が2人、車外に出て世間話をしてた。
携帯でメールしててふっと横に目をやると、その内の1人の運転手のオッサンが話しながらこっちをチラチラ見てる。
目が合った途端、オッサンの方から顔を逸らしたけど、又直ぐにこっちを見てんのが分る。
コンビニの入り口から少し近いトコに集まって喋ってたもんだから、あー、ひょっとして俺達のこと邪魔とか思ってんだろうなーって。

そこで改めて周り見ると、いつの間にか駐車場に俺達と似たようなグループが2、3組み程増えてて、広めの駐車場が人でごった返してたのね。
これはヤベーわと思ってたら、案の定それから直ぐにパトカーが1台駐車場に入ってきて、スピーカーで「君達すぐに解散しなさい」って言って来た。

916 子供2 sage 2012/07/10(火) 01:37:04.07 ID:COnTfSmE0
国道沿いにパチンコ屋やゲーセンが集中してて、ナンパスポットも近くにあるし、そんな中心にあるもんだから週末になると、こういった事はしょっちゅうなので地元の連中は馴れっこ。
たまに国道を族がまとまって走って、パトカーと追いかけっこをやらかすんで、それ目当てのギャラリーも結構多く集まる。
コンビニの駐車場に人が集まり過ぎると他の買い物客が入り辛く、客も店も迷惑するんで集まり出したら速攻で警察に通報すると、顔馴染みになったやたら背の高いコンビニの
夜勤のオッチャンが教えてくれた。
しかも、ちょっと前にコンビニの入り口から店内に向けてロケット花火を何発もぶっ放したアホがいて、そのせいでパトカーの到着がやたらと速くなった。

警官がパトカーから降りて来て「家に帰るように」と促して廻る。
集まってる奴らみんな面倒臭そうにしながら徐々に駐車場から車で出ていく。
それで俺達も車に戻って、ようやくそこで最初なにやるつもりだったか思い出して、改めて病院跡へ出発した。
ちなみに上でビールを買ったって書いたけど、俺自身はアルコールは一切駄目な下戸なんで。
それもあるから運転は俺がする事になったわけで。

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洒落怖

人間の力

96 名前:96 ◆ocHvfbSk 投稿日:02/01/31 01:08
長いんですけどすいません。別スレに書こうと思ったんですが、
そっち向きじゃなかったので。書いてみるとあんまし怖くないな・・・スマソ

酔ったいきおいでつい関係してしまった女の子がいた。
彼女は明るくて自分のタイプだったので、
その後も何度か会社帰りに飲みに誘ったりして、
彼女もその気になりついにつきあう事になった(同じ会社の子ではありません)。

俺は馬鹿なのか最初はフラチな関係から始まったのに、
いつしかついにその子の事を本気で好きになっていて、
きちんと付き合えた時には自分はこの世で最高の幸せ者だと思っていた。
毎週重ねるデート、いつも一緒にいたい。そう思っていた。
しかしつきあっていくうちに彼女の「明るいだけではない」面が見え始めた。
会うたびに彼女は、
「本当は自分に自信がない」
という事を口癖のように言うようになった。

俺は「何でも相談にのるから受け止めるから」といったんだが、彼女は俺の言葉が
耳に入っていないのかひたすら「自信がない」を繰り返す。
いつもため息ばかりになって、表情もうつろな部分ばかり見えるようになっていった。
何度か話をして原因を聞いたんだが、どうやら家庭内の両親との関係、友達との不和。
学生時代にあった「嫌な事(話してくれなかった)」から来るトラウマが原因だったらしい。
俺は彼女は悪循環にはまっているのではないかと思った。
ひどく親の事を憎んでいた。希望はないようなことをいっていたけれど、
俺とのデートも必ずやって来るので、
深い所では俺を頼っていてくれてるのかと思っていた。
だから「思い切って親元をはなれてみれば」とアドバイスしたが
「家を離れられない」
といって、拒絶された。彼女は事あるごとに彼氏である俺に対して
「何か精神的な支えがほしい」とのたまった。
俺は自分こそが支えになるといい続けたが彼女は
「恋人とかそういうのじゃ駄目なの。
もっとキッチリしていて、ゆるぎのない世界の中で生きていきたい。例えば機械のような」
と言った。
俺は「人間は機械じゃないよ」と言ったけど、彼女は悲しそうな笑顔を見せるだけだった。
俺はその時点で別れることもできたんだけど、何というか彼女に惚れ込んでしまっていたので、
彼女と別れるという選択肢はその時は考えられなかった。

2か月がたとうとした頃、彼女に変化が見られた。
ある日、デートをして待ち合わせていると向こうから、
銀色の服を着た銀髪の女が歩いてきた。それが彼女だった。

97 名前:96 ◆ocHvfbSk 投稿日:02/01/31 01:14
彼女は黒髪で、地味な服装を好む癒し系だったのに、
その時の印象は一言でいうなら、
「メトロポリス」銀色の服に銀色の髪、そしてマトリックスに出てくるような鋭角的なサングラス。
しかし服装のバランスはおかしくない。むしろ、おしゃれな感覚さえ感じさせていました。
ですが今までとは全くの別人のような感じでその世界にどっぷりつかっているように、
完全に俺とは別の世界を歩いてきた女のようにみえました。
しかし彼女は明るくなっていた。話をするとであった頃のような感じで、
悩みがふっきれたみたいにノリが良くなっていて、俺の手をひっぱって子供みたいにはしゃいでデートを楽しんでた。
俺は明るい彼女が戻ってたのは正直嬉しかったけど、正直ちょっと怖かった。
何が彼女をそうさせているのかわからなかったし、理由をきけないでいた。
夜まで遊んで、その日は「帰りたくない」という彼女の要望もあって、金曜日の夜だったし、結局ブティックホテルに泊まる事にした。

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本当にあった事件 洒落怖

サウナ

273 名前:血の霧サウナ(コピペ) 投稿日:03/08/14 08:54
半年程サウナで働いていた時期がありました。サウナは死亡事故がかなり多いです。
月1くらいで遭遇します。

怖い人と、帰れなくなったリーマンが主な客層でした。死ぬのは酔った日雇いばかりなので死人が出る度に「身元不明」の無縁仏として警察が引き取りに来てました。

サウナは常連が多いのですがロクな客がいないので、客が死んでも「仕事増やすんじゃネーヨ」
程度のリアクションだったのですが今でも強烈に頭に残ってる事故が一つあります。

私がバイトとして働き始めて少しした頃、ちょっと雰囲気が違う客が居る事に気付きました。
そのオヤジは色白で50歳前後で身長およそ150cm、体はガリガリで歯槽膿漏臭がプンプンしていて、小脇にはボロボロのホモ雑誌を所持というなんとも不思議な生き物で、逮捕されても絶対に文句を言えない完璧ないでたちでした。

そいつはチョコチョコと店内を小走りしながら動き回って、仮眠してる客のタバコを盗むという変なクセの持ち主でした。
しばらく動き回って自分のソファーに戻っては盗んだタバコを吸うといった繰り返しなので、そいつの前の灰皿はメンソールからテンダーまで色んな吸殻が入っていました。中には気付いてる常連もいて、タバコに七味を仕込まれて死にそうになってる時もありました。

274 名前:血の霧サウナ(コピペ) 投稿日:03/08/14 08:55
そのオッサンの顔がまた酷く恐ろしい顔で、顔は小さく、目は物凄く大きくつり上っていてテクノカットでサラサラヘアーで頂上ハゲという「スポック船長」と「カッパ」を足して2で割ったような顔なのです。

「妖怪大百科102ページ」というニックネームを持ったそいつはかなり他の常連から嫌われていました。
ある日、いつも通りの時間に来店して相変わらず人のタバコをくすねていたそいつが風呂に向かいました。

私が風呂場に見回りの為に入り、少しして私が風呂場から出てきた時にちょうどすれ違いました。その時にふとそいつを見ると、なにかがお尻に付いていました。

「こいつウンコ漏らしたのか?」と一瞬思ったのですが、匂いもないので「まぁいいか」と思って私はそのまま仕事に戻りました。

そして15分後に新人の同僚が見回りに行った時に事件は起きました。

しばらくすると、ひどく慌てた新人が「スチームサウナの中で、人が!人が!」
と言いながらフロントにいる私の方に走ってきました。「どうしたの?」と言うと
「風呂場に来て下さい!」
とすごい形相で言うので行ってみると、なんと、あの「妖怪大百科…」
がケツから50cm以上も腸を出してサウナの中の出入り口付近に血だらけで倒れていたのです!
巻き上げられるスチームに血が混ざりサウナの中は真っ赤になっていました。
とてもドアを開けられる状態ではありません。そして私はその時フと思いました
「さっき見えていたのはウンコじゃなかった!」「あれはコイツの腸だったのだ!」
「あの時気付いて退場させてればこんな事にはならなかったかも知れない…俺のせいで…」
しかし「ド肝を抜かれる」とはまさにこの事です。10畳程度の広さでガラス張りのサウナの中は

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地下の世界

478 本当にあった怖い名無し 2005/06/12(日) 22:55:23 ID:QTUiZp+N0
僕が小学4年生の時、夏休みも残すところあと1週間と少しといった時の話です

その日は台風が近づいていたため、朝から風が結構強かったです。
僕は9時半ごろに起きて、蒸し暑い中 朝ごはん代わりの雑炊(カニ味)をすすりながら
夏休みアニメ劇場を見ていました。

何度も再放送されているあさりちゃんやかぼちゃワイン、パーマン、ハットリ君などをぼんやり見ていましたが、やがてアニメも終わりすることがなくなった僕は、しばらくの間畳の上でごろごろ転がっていたのですが、ふとあることが気になり始めました。

(そういえば家の近くの山を登ってしばらく行ったところにある空き地って、いつも強い風が吹いてるなあ。台風の日なんかもっと強い風が吹いてるんかなあ?
どうしよっかなあ。行ってみよっかなあ。)

という考えが頭の中に広がって、気になってしょうがなくなってきたので、
僕は家で飼っていた「プチ」という犬を散歩させるついでに見に行いくことにしました。

空き地と言う表現は間違ってるような気がしないでもないですが、
まあとにかくひらけたとこです。

481 本当にあった怖い名無し 2005/06/12(日) 22:58:35 ID:QTUiZp+N0
僕が外出の準備をしていると、母が「台風来てるのにどこ行くん?」と
聞いてきたので、僕は「ちょっとプチの散歩に行ってくるわ」と答えると
母は「もうすぐ昼ごはんやし、雨降るかもしれんから早めに帰ってきいや」と言いました。

外に出ると生ぬるいながらも結構涼しい風が吹いていたので、家の中よりも快適に思いました。
空一面にはどんよりした重苦しい雨雲らしきものが、結構なスピードで流れていました。

僕が犬小屋のプチに「散歩行くぞ」と声をかけると、「ワグ」っと小さく吠えて、のそのそと出てきました。

ちなみにプチは当時2才半ぐらいだったので立派な成犬(雑種)でした。
父が飼い始めた犬で一応僕にもなついていましたが、僕より賢そうなとこが気に食わなかったので、僕にとっては愛犬というほどのものではなかったです。

僕の家は山の斜面を切り崩して作ったような所に建っていて、玄関を出ると坂道になってます。
その坂道に沿うようによその家が連なっています。

坂道を登って行くとやがて民家はなくなり、木がいっぱい生えていて森っぽくなってくるので、一応そこら辺からを山と呼んでました。

482 本当にあった怖い名無し 2005/06/12(日) 23:01:20 ID:QTUiZp+N0
話を戻します。
プチのヒモを掴んで外に出た僕は大きく背伸びをして、ついでに大きくアクビもしました。

その途中に隣の家から「●●君どうしたん?プチの散歩ー?」と
大きな声で僕を呼ぶ声がしました。
見ると、幼馴染で1つ年下のK子が2階の窓から顔を出していました。

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温泉

643 名前:チキン 投稿日:2001/04/30(月) 17:18
母と娘が旅行に行った。
娘はもうすぐ嫁ぐ身、最後の母子水入らず。
ありきたりの温泉宿で特徴は海に面した・・・それだけ。

部屋に通されるとやる事がない。

駅から続く温泉街の土産物屋はだいたい覗いて来たし、夕食
までにはまだ時間があった。
そこで二人はお風呂に行く事にした。

「この先の廊下を行くとあります。今でしたら丁度夕日が綺
麗ですよ」
女中さんはそう言って忙しそうに戻って行った。
言われた通りに進むと一本の長い廊下に出た。
左右にはバーや土産物屋が並んでいた。
そこを通り過ぎて行くと、廊下は右に曲がっていた。
その正面には『男湯』『女湯』の暖簾が。
中から音は聞こえない。ふたりで満喫出来そうだ。

支度を済ませ浴場に入ってみると、案の定誰もいない。
「うわー、素敵ねぇ」
娘は感嘆の声を挙げた。
正面は全面開口の窓、窓に沿って長方形の湯船。
その窓の外には夕日に光る一面の海。
二人は早速湯船に入った。

娘は湯船の右奥が仕切られているのに気付いた。
1メートル四方程の小さなもの。
手を入れてみると、飛び上がるほどの熱い湯だった。
「きっと足し湯ようなのね」
母の言葉で娘は途端に興味を失った。

風呂は全く素晴らしいモノだった。
湯加減、見晴らし、なにより二人きりの解放感。
窓と浴槽の境目にはちょうど肘を掛けるくらいの幅があった。
母は右に、娘は左に、二人並んでたわいもない話をしていた。
ゆっくりと優しい時間が過ぎて行く。

続く。

644 名前:チキン 投稿日:2001/04/30(月) 17:42
続き。

その時、母は突然悪寒を感じた。
自分の右の方から冷たいモノが流れて来るのを感じたのだ。
普通ではない、なぜかそう直感した。
あの熱い湯船の方から冷たい水が流れてくる等ありえない。
それに視線の端に何かがチラついている気がしてならない。
急に恐怖感が涌いて来た。
それとなく娘の方を見てみる。

母は血の気が引く思いがした。
娘の表情。これまでに見た事のない表情。
しかも視線は自分の隣を見ている。
口はなにかを言おうとパクパク動いてるが、声は出ない様子。
母は意を決して振り返って見た。

確かに誰もいなかったはず。
また、後から誰も入って来てはいないはず。

が、自分の右隣には見知らぬ女がいた。
しかも自分達と同じ姿勢で肘をついて外を見ている。
長い髪が邪魔して表情まではわからない。
しかしなにか鼻歌のようなものを呟きながら外を見ている。

「おか、あさん、その人・・・」
娘はようやく声を絞り出した。
「ダメ!」
母は自分にも言い聞かすように声を挙げた。

続く。

646 名前:チキン 投稿日:2001/04/30(月) 18:03
続き。

母の声に娘はハッとして口を押さえた。
そう、別の客かも知れない。
そうだとしたら、あんな事を言うのはとても失礼な事だ。
けど。
誰かが入って来たなら気付くはず。
ましてや自分達のすぐ近くに来たなら尚更だ。
やっぱりおかしい。
そう思って母の方を見ると、さっきの女はいなくなっていた。
しかし母に視線を合わすと、今度は洗い場の方を指指している。
そこには。

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宝探し

一週間前かな?
そんなに前じゃなかったかも。
兎に角暑い日だったなぁ。
蝉がミンミン鳴いていて、木陰にいてもとても暑かったんだ。

「なぁ、たっくん。実は良いとこ見つけたんだ」

亮は垂れたアイスがついた指をしゃぶりながら僕に言った。

「いいとこ?」

「そっ、いいとこ。 でもさ、一人じゃ駄目なんだってさ」

亮はアイスのバーに当たりと書いてなかった事に腹を立てたのか、バーをぼきりと折ると、思いっきり投げつけた。

「なんかさ、スッゴイお宝があるらしいんだよ。でもさ、絶対に二人じゃないと手に入らないんだって」

亮は僕の目を下から覗いた。
僕に一緒に行って欲しいって言っているんだ。
僕と亮はどんな時も、二人一緒だ。
喧嘩したって、次の日には笑って仲直りできるんだ。

「んじゃさ、僕と行こうよ」
そう言うと、亮は満面の笑みを浮かべた。

「もっちろんさ。だからたっくんにしか言ってないもん」

「よし、どうせ今日は面白いテレビもないからさ、これから行こうよ」

ホントは五時から始まるアニメが見たかったけど、クラスメイトの誰かがきっとビデオにとっているはずだ。
それよりもこの好奇心そそられる冒険の事で頭が一杯だった。

「南の山の麓の森あるじゃん?そこにさ、古い洋館があるんだよ」

亮の詳しい説明によると、森の大分奥まった所に、誰も住んでいない洋館があるらしい。
南の山って言うのは、松茸だか何かが取れるとかで、一般の人は立入禁止になってるんだ。
だからここら辺の人は絶対に入っちゃいけないことになってる。

「でもさぁ・・・南の山に入ってもいいのかなぁ?」

「大丈夫、大丈夫。怒られたら俺の所為にしていいから」

亮は良くこの台詞を使う。
でも、実際亮の所為にしても、結局僕も怒られちゃうんだ。

「でも・・・」

「ぐずぐずしてたら、他の誰かにお宝取られちゃうよ!!」

亮がだだをこねだしたら、もう少しで怒り出すサインだ。

「わかったよ、行くよ、行く。二人じゃないと駄目なんだし」

森はひんやりとしていて、今日みたいな日には心地よかった。
迷いそうでちょっと心配だったけど、亮はズンズン先へと進んでいった。
亮がいるから安心だ。
亮は野生児って感じだもんな。
亮は途中何度かポケットから紙屑を出すと、道ばたに落としていった。

「ねぇ、何してるの?」

「これはね、帰りに迷ったりしないように標し残してるんだよ」

なるほど。
これなら暗くなってもこれを辿れば迷わないな。

一時間も歩いただろうか。
開けた所に出た。
目の前には何とも言えない雰囲気の洋館がそびえていた。

「たっくん・・・別に無理して入らなくてもいいんだぜ?」

ここまで来て何を言ってるんだろうと思ったよ。
亮は腕っ節は強いし、青大将だって素手で捕まえられるけど、幽霊とかお化け屋敷とか、そう言うのは大の苦手なんだ。
僕はそう言うのは全然平気。
むしろ大好きさ。

「なんだよ、亮ちゃん。怖くなったのか?」