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師匠シリーズ

指さし

83 指さし ◆oJUBn2VTGE ウニ 2009/06/21(日) 00:06:05 ID:m2hpAMu/0
小学校のころ、海沿いの青少年の家でクラス合宿があった。
近くの神社までの道を往復するという肝試しをしたあと、あとは寝るだけという時間帯がやってきた。
怖い思いをした直後の妙なテンションのせいか、僕らは男女合わせて八人のグループで建物の一階の奥にある談話室に集まった。
消灯はついさっきのことだったので、まだ先生が見回りにくる可能性があったが、見つかったらそのときだ、と開き直っていた。
なぜならその中に一人、怪談話の得意なやつがいたのだ。普段は目立たないのに意外な才能というのか、とにかく彼の話す怖い話は訥々とした語り口と相まって異様な雰囲気を作り出していた。
僕らは夢中になって彼の言葉に耳を傾けた。いや、その場から離れられなかったというべきか。
畳敷きの談話室は背の低い本棚が壁際にならんでいるだけで、その本棚に車座になった僕らの影がゆらゆらと揺れていた。円陣の真ん中に、彼がろうそくを立てているのだ。
いつもは体育の授業も休みがちで、青白い顔をして教室の隅でじっとしているイメージの彼が、そのときは僕らを支配していた。誰ももう寝ようなんて言い出さなかった。
一人で部屋まで戻れと言われるのが怖かったのだ。
淡々と話は進み、女の子たちの顔が次第に強張っていくのが分かった。男の子の方も半ば強がりで次の話を早くとせがんでいたが、それも恐怖心を好奇心にすり替えようと自分を騙しているのに違いなかった。
ふっ、と話が途切れ、部屋の中に静寂がやってきた。
彼はちょっと休憩というように手を挙げ、持ち込んでいた水筒に口をつけて喉を動かしている。
スン、と誰かが鼻を鳴らし、連鎖するようにスン、スン、という音が静まり返った談話室の中に流れた。
そんな空気にたまりかねたのか、男の子の一人が無理に明るい口調で言った。
「こんなゲームしようぜ」

84 指さし ◆oJUBn2VTGE ウニ 2009/06/21(日) 00:09:27 ID:m2hpAMu/0
みんな目をつぶって、いま幽霊がいそうなところを同時に指さすんだ……
そんなことを言い出したその子に、男の子も女の子も戸惑ったが「おもしろそう」という彼の一声でやらざるを得ない雰囲気になってしまった。
「じゃあつぶれよ」
言いだしっぺの子がそう言って、僕も嫌々目を閉じた。
急に自分の心臓の音が大きくなる。
「もう指さした?」
そんな声が聞こえ、慌てて適当に指をさす。
いそうなところを感じたわけじゃない。なんだかそれを感じようとするなんてことは、「しないほうがいい」と思ったのだ。
目を開けろ、という声が聞こえて恐る恐る瞼を開く。
キャッという短い悲鳴がした。
ほとんどみんなバラバラの場所を指さしていたが、その中で女の子が二人、ほとんど同じ方向に指を向けていた。
やだあ、なんてふざけてみせているが、声が震えているのが分かった。
「次の話」
と彼がぼそりと言って肩を少し突き出す。
僕らは蝋燭の火に顔を近づけた。車座が小さくなる。
また彼の寒気のするような話が始まり、なぜか不思議な余韻の中で終わる。息を吐く音がそれぞれの長さで微かに聞こえる。
「また幽霊がいそうなところを指さそう」
同じ男の子が言った。ああいいよと強がって別の子が目をつぶる。他のみんなもつられて目を閉じた。少なくともこの僕は、一人だけ目を開けているのが怖かった。
「じゃあ目、開けて」
そう言われて目を開けると、今度は男女のペアが同じ方向を指さしていた。僕は思わずその白い壁から視線を逸らせる。なにか見えてしまう気がして。
その後も彼が一つ話をするたびに、この霊感実験のようなゲームは行われた。
ゲームを言い出した本人も血の気の引いたような顔をしている。けれど誰もやめようとは言わない。全員が抜け出せない繰り返しの輪の中に囚われてしまっているようだった。
86 指さし ◆oJUBn2VTGE ウニ 2009/06/21(日) 00:11:47 ID:m2hpAMu/0
そしてやがて気づき始める。
指をさす方向がだんだんと揃い始めていることを。
目を開くたびに息を飲む音がして、みんなの視線がそちらに向く。今度は四人がほぼ同じ方向の窓を指さしていた。厚手のカーテンがしてあって、外の様子は覗けない。きっと外からも蝋燭の小さな明かりは見えないだろう。
へへへ、と誰かが照れたような笑い声を漏らした。誰も窓の外、カーテンの向こうを確認しようとはしなかった。
みんなそちらからぎこちなく視線を逸らすだけだった。
「次の話」
と彼がまたひっそりと言った。
その彼が喋り始めてすぐに、今までの怪談とは違うことに気付いた。
真夜中に子どもたちが集い、霊のいる場所をあてる指さしゲームをする話だった。
まるで僕らのことのようだ。
一話二話と話が進むにつれ、だんだんと指は揃い始める。二人、三人、四人、五人……
そして最後の話が終わったとき、全員の指が同じ場所を向いた……
そこで彼の話は終わった。
はずなのに、みんな息を吐かない。
これからその続きが始まるのだ。
「目をつぶって」
と彼は言った。
誰も逆らえなかった。
僕の前には蝋燭のゆらめきだけが闇の中、陽炎のように残っている。
僕らが沈み込むように丸く座っている談話室の、あらゆる方位がぐにゃぐにゃと動いているような気配がある。
どこを指さしても、とても嫌な場所を指さしてしまいそうな予感がした。震えながら、手が動く。
「目を開けて」
と闇の中から声が聞こえた。
そして僕たちは全員が同じ方向を指さしているのを見た。

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師匠シリーズ

四つの顔

582 四つの顔  ◆oJUBn2VTGE ウニ 2009/10/11(日) 22:41:09 ID:e4PX3/wx0
大学一回生の冬だった。
そのころ俺は大学に入ってから始めたインターネットにはまっていて、特に地元のオカルト系フォーラムに入り浸っていた。
かなり活発に書き込みがあり、オフ会も頻繁に行われていたのだが、その多くは居酒屋で噂話や怪談話の類を交換して楽しむという程度で、一応「黒魔術を語ろうという」というテーマはあったものの、
本格的にその趣旨を実行しているのはごく一部の主要メンバーだけという有様だった。
俺もまた黒魔術などという得体の知れないものを勉強しようという気はさらさらなく、その独特のオカルティックなノリを緩く楽しみたいという、ただそれだけの動機だった。
そんなある日、いつものように居酒屋でオフ会をしたあと、Coloさんというフォーラムの中心メンバーの家に有志だけが集った二次会が開かれた。
その前の居酒屋ステージで、はじめてオフに参加したという軽薄そうな男が京介さんというハンドルネームの女性にしつこく言い寄り、ついに彼女がキレて一人で帰ってしまうという騒動があったせいで白けたムードが漂い、常連だけで飲みなおそうということになったのだ。
マンションにあるColoさんの部屋で買い込んできたお酒をダラダラと飲んでいると、自然とオカルト話になる。俺を含め、全部で五人。
そういう話が好きな面子が揃っているから当然なのだが、考えるとこれだけ何度も集まりながらまだ話すネタがあるというのが結構凄い。
特に沢田さんという女性と山下さんという男性は怪談話の宝庫だった。
沢田さんは看護婦をしていて、実体験はあまりないものの、病院にまつわる怖い話をかなり蒐集しており、その頼りなげな語り口は恐怖心を必要以上に煽ったものだった。
山下さんは三十年配の最年長組で、霊感が強いのか体験談がやたらと多く、他のメンバーからは「半分以上眉ツバ」などとからかわれていたものの、時に異様なリアリティで迫ることもあり、一目置かれた存在だった。
その夜も沢田さんの病院話とみかっちさんという女性の子どものころの話、それから山下さんの話とが順番に語られていった。
その中でも一番印象に残ったのが、山下さんがボソボソと語った「疲れてくると人間の顔が四パターンしか見えなくなる」という話だった。

583 四つの顔  ◆oJUBn2VTGE ウニ また変な所に改行が?! 2009/10/11(日) 22:44:35 ID:e4PX3/wx0
俺はかなり眠くなっていて、みかっちさんに「寝るな」と小突かれていたのだが、カシュン、という缶ビールのプルトップが開く音に反応して頭が多少クリアになった。
「ぼ、僕はね。疲れると四つのパターンしか顔が見えなくなるんだ」
山下さんは缶ビールから口を離し、おずおずとそう切り出した。
「なにそれ。四パターン? それ以外の顔は?」
十歳以上年下のはずだが、みかっちさんは少しでも顔見知りになった人にはたいていタメ口だ。
「だから、人間全部が四パターンのどれかの顔になるんだ」
「はあ? なわけないじゃん」
「ま、まあ僕にそう見えるってだけで……」
せめられてるような表情をして口をつぐみかけたので、俺はみかっちさんを制して続きを促す。
「と、言っても、よっぽど疲れたときだけなんだけど。なんかこう、疲れて外歩いてると、道行く人の顔がだんだん同じように見えてきて、く、区別がつかなくなるんだ」
「それ、疲れてるんだって」とみかっちさんが口を出し、我ながら面白いことを言ったとでも思ったのかやたら一人でウケて笑いはじめた。
「うるさいな、もういいよ」
山下さんは怒り出し、目つきが鋭くなった。
彼にはエキセントリックな所があり、俺は少し扱いづらい人だという認識をしていた。
沢田さんがみかっちさんの口を塞ぎ、なんとか話の続きをしてもらう流れに持っていく。そんな途中で止められると気になってしかたがない。
「か、完全に区別がつかなくなるわけじゃなくて、この人とこの人は同じに見えても、その横のこの人は別の顔って感じ。それがぜ、全部で四パターン。同じパターンの中での区別はつかないから、その中に知り合いがいても分からない」
不思議な話だ。みかっちさんではないが、それはたしかによっぽど疲れてるんだろう。
「それって、どんな顔なんです?」
沢田さんが興味津々という様子で身を乗り出す。
「それが、疲れてないときには、は、はっきり頭に浮かばないんだ。なんていうか、その、……あああ、せ、説明しにくいな」
585 四つの顔  ◆oJUBn2VTGE ウニ いや、ブラウザによるのか…… 2009/10/11(日) 22:46:57 ID:e4PX3/wx0
「絵とかにも描けない?」
Coloさんが久しぶりに口を開いた。
「描けない」
「その四パターンって、醤油顔とかソース顔とかって分け方と関係ありますか。あと、なんだっけ。タヌキ顔、キツネ顔ってのもあったな」
俺の問い掛けに、山下さんは首を横に振る。
「か、関係ないみたい。もとの顔は、関係ない、みたい」
元の顔が関係ない? じゃあどうやって四パターンに分かれてるんだ?
「よっつって、血液型かな」
「あ、かも。A、B、O、ABの四パターン」
あ、それか、と一瞬思ったが、考えてみると、道ですれちがっただけ人の血液型なんて分かりっこないじゃないか。
案の定、山下さんも頭を振る。
「じゃあ、そうね。男と女で二パターンでしょ。あとはぽっちゃりと痩せ気味あたりで分けてるんじゃない? もう疲れてくると、脳味噌がめんどくさくなってきて、個人の識別がテキトーになるのよ」
みかっちさんが一人で納得している。
すると、山下さんが驚くようなことを言った。
「お、男とか女とも関係ないと思う。だ、男女の区別もつかない」
「はあ?」とみかっちさんが変な声を出す。
「男と女の区別がつかないって、それどんな顔よ」
「だ、だから、説明がしにくいんだけど、とにかくそういうのじゃない四パターンなんだ。あ、で、でも正確に言えば性別は服装とか髪型でだいたい分かるよ」
男女の区別もつかない顔って、どんな顔だろう。想像してみるが、ホラー映画に出てきそうな、のっぺりした仮面が頭に浮かんで少し気持ち悪くなる。
「でももっと疲れてきたら、髪型とか輪郭とか体型とか、さ、最悪は服装まで同じように見えてきて、完全に誰が誰だか分かんなくなる」
ゾッとした。
そんな世界に一人で取り残されたらと思うと、気持ちの悪い寒気が背中を走った。
「でも、それでも、よ、四パターンなんだ」
587 四つの顔  ◆oJUBn2VTGE ウニ 2009/10/11(日) 22:50:13 ID:e4PX3/wx0
缶ビールが空になっていることに気づいて、山下さんは舌打ちをする。
「わたしはどれです? 誰と一緒?」
沢田さんが自分を指差す。
すると山下さんはColoさんと俺を指差して、それからこの場にいないオカルトフォーラムのメンバーの名前を何人か挙げた。
「ちょっと、なんでわたしだけ仲間はずれよ」
みかっちさんが不服そうな顔をして身を乗り出す。だいぶ酔っているようだ。
「は、半分以上、沢田さんのグループなんだ」
どうやら、四つのパターンにも勢力の違いがあるらしい。
話を分かりやすくするために、とりあえず俺たちはその四パターンを頻度が多いという順にA、B、C、Dと名づけた。
山下さんの言うことには、半分以上がA、その半分がB、さらにその半分がC、Dはかなり少ないらしい。
「わたしはどれよ」
みかっちさんに詰め寄られ、山下さんは答えに窮した。
「い、今はまだ普通に見えてるし、そんなに疲れてるときにあんまり知り合いに会わないから……」
そう言って思い出そうとしていたが、しばらく経ってから「たしかC」という返事をようやく搾り出した。
「なによそれ」と言いながら、一番少ないというDじゃなかったことに、心なしかホッとしているようだ。
その後は、どうして人間の顔が四パターンに見えてしまうのかという謎を解き明かす、というより完全に興味本位で、テレビに出てくる有名人の顔を次々に挙げてはどのグループに属するかを無理やりに聞きだし、それに一喜一憂して楽しんでいた。
「ちょっと、わたしのCの組、ブスばっかりじゃない。どうなってんの」
「たまたまでしょう。男前の俳優もいたじゃないですか」
「女はブスだらけじゃない」
「女優と女子アナつかまえてブスブスって、あんまりでしょ。どういう基準なの」
「そういえばBは美人揃ってる気がしますね」
「Aはなんかごちゃまぜって感じ。個性がないのよ個性が」

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ヤマニシさん

451 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 00:06
根岸さんの話をずっと待っているのですがどうなりましたか

452 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/04/29 00:37
寝岸の話はヤメレ
知らんから気楽に聞ける。
476 名前:ヤマニシさん 1 投稿日:02/05/01 06:33
怪談じゃないのでここに書くつもりなかったんだけど…
似た話かどうか判断しれ>>452

4年前? 先輩と彼女と、彼女の知り合いの男女と4人でデートすること
があった。で、帰りにメシ食ってたら、知り合いの女の子が
「ヤマニシさん見に行きたい」って言い出したんだって。

あ、先輩と、その男女ってのは面識なくて、
その日が初対面だった。先輩の彼女が、男女の男の方と同じ中学
だったとかの仲で、男の方は大人しい感じだったらしい。

もう夜も遅いし先輩も彼女もヘロヘロだったから帰りたかったし、
その女の子が勘違い爆発な奴で、途中から先輩もキレ気味だったんだけど、
その女の子がけっこう可愛くて、もう一人の男のほうがヘラヘラ機嫌
取ってるような感じだったんで、こいつらつきあってるわけじゃねー
のかよ、なんだかなー思ったんだけど、まこの場はこいつの
顔立ててやっとこか、みたいなノリで、
行くことにしたんだって。

477 名前:ヤマニシさん 2 投稿日:02/05/01 06:36
そのゴキゲンくんと勘違い女って(気の毒なのでX男とY子にしとく)、
今珍しくないけど、ネットの掲示板か何かで知り合ったらしかったのね。
まぁようするに、ちょっとインドアーな感じのカップルだった、
ってことです。

そのころ地元でちょっと有名になった話で、ラブホ山の裏の廃屋に
「ヤマニシさん」がいて、こちらから「ヤマニシさんヤマニシさん」
て呼ぶと
「もーすもーす」とか何かいう声で応えるらしい。
Y子はその話をどっかから聞いてきたらしくって、車あるんなら
いきましょーよー、って言ってたそうな。

町中から車でちょっと行ったところに、ラブホがバンバン立ってる山が
あって、その裏の方にお屋敷通りがあるんだけど、そこは、
基本的に表から車でぐるっと上って、降りていかないとそっちに行けない
ようなふうになってるから、確かに車じゃないと、裏から歩いて
上るしかない。まぁ車があればこれ幸い、というのはわかるんだけど、
なんかとことんまで図々しい奴だなぁ、と先輩も思ったらしい。

でなんだかんだで行くことにした。
まぁ帰りに適当なこと言ってホテル行くか? とは先輩思ってたんだろうけど。(笑)
先輩の彼女は、相当嫌がってたんだけど、なんとか言い含めた。

Y子はそうとうはしゃいでいたらしい。だーれもオマエの話なんて聞きたくないっちゅうのに、自分の知ってる怪談話をペラペラしゃべりだしたりして、まぁ後になって考えるとおかしい状態に入ってたのかもしれんとは、先輩言っていた。

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毟られる毛

677 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:03/05/14 00:05
怖い話というか、意味不明なんですが、自分にとっては洒落にならないことがありそうなので。

中学時代、怪談ゲームを通して怪談話が好きになり、よく自分に構ってくれる母方従兄弟に怪談をせびってました。
従兄弟は新しいもの好きで、ロンゲメッシュと当時では珍しい格好、友達も多く色々な話を聞かせてくれました。
そんな従兄弟も就職し、じいちゃんも祝いではしゃいでいました。じいちゃんは真っ白で背中の真中くらいまで伸ばした髪の毛を後ろで縛るという変わったファッション(?)をしていたのを良く覚えてします。
従兄弟が就職し、じいちゃんは釣り、ばあちゃんは畑仕事、伯母さんは仕事、従兄弟の姉は学校で、昼間誰もおらず遊びに行くことも減りました。
伯父はずっと前に火事で亡くなっていたそうです。
しばらくして、ポケベルを持つと従兄弟から連絡がありました。「お前怪談好きだっただろ?爺が釣り仲間に聞いた話があるから今度聞かせてやるぞ」
そんな内容だった気がします。
しかしそれからすぐにじいちゃんが亡くなり、聞く事をすっかり忘れてしまいました。
棺おけの中でじいちゃんは長かった髪の毛をすっかり無くし、坊主にしていました。

678 名前:677 投稿日:03/05/14 00:07
高校に入り、携帯電話を持つと従兄弟と電話する機会が増えました。某大手百貨店に就職した従兄弟の話は仕事の話が多く、面白かったです。
高校二年頃、学校から帰ると従兄弟が家に来てました。実際に会うのは葬儀以来ですっかり社会人らしく髪の毛を黒くし、短くなっていました。
丁度祖父の言っていたという怪談話を聞こうと思っていたので聞こうとしたのですが、母の制止に掛かり止められました。
その日の夜、今度ファミレスかどっかに行って話してくれるとメールが入り、楽しみにしてました。
が、数日後に従兄弟は心臓麻痺で亡くなりました。業務中にいきなりだったらしく大騒ぎだったらしいです、ストレスか何かでなったんではないかと言ってました。
葬儀には大手百貨店から大きな花が贈られており、大手会社から花を送られてくるほどの従兄弟を誇りに思ったのと同時に、その花が大好きな従兄弟の死を実感させてきて悲しくなりました。
母は実家で49日まで居るとのことでした。
従兄弟の仕事仲間とそこで知り合い、従兄弟の話を聞いてました。

679 名前:677 投稿日:03/05/14 00:09
「あいつ結構怪談とか好きでさ、こんな話をしてきたんだ」
「あいつの爺ちゃんが聞いた話らしいんだけど、戦時中の話だ」
「元華族、裕福な家で成績良く、運動も出来る、さぁこれから国のために戦うぞって時に、肺結核になって兵隊になれなかった男がおったらしい。」
「そいつは村に残った女子供に病気だと忌み嫌われ、果ては恋人や友人にまで見つかれば石を投げられる始末だった」
「怒ったそいつは村人を見返そうとするが、病気は一向に良くならず、体力がどんどん落ちていった」
「死期を知ったそいつは恋人だった女を山に誘って襲い、事が済むと女は逃げて、山に残されたそいつは体力衰弱とで降りることもままならなくなった。」
「翌日男がいない女は心配になり、襲われた現場に向かった。男は女を見ると追いかけた。なにやら恨み言を叫んびながらだったらしい」
「怖くなった女は再びそこから逃げようとするが、男に後ろ髪を掴まれ毟られたそうだ」
「それからその女は子供を産むが、狂い死にしたらしい。そしてこの話を聞いたヤツはそいつに呪われると」
「そこで終わりじゃない、呪いの内容はだ」
「夢の中で、真っ暗、多分部屋の中で朝を探すんだ。」
「待てば良いってもんじゃない、光を探してつかまなきゃいけない。」
「でもそれはあるモノから逃げながらやらないといけない。」
「逃げてると暗闇の中からグワっと音がして、頭を捕まれる。みしっと音がして髪の毛を毟られる」
「だいたいいつもそこでぎりぎり、光を掴んで目が覚める」
「そこでみんな髪の毛を毟られずに襲われたらどうなるかと怖くなって、髪の毛を短くするんだ。」

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昔田舎で起こった恐ろしい話

これを誰かに話すのははじめてなんだが、暇な奴は聞いてくれ。

あらかじめ断っておくけど、相当に長い上にヘタクソな文だと思う。
エロもない。
そして多分レスもしない。すまない、あまり時間が無いんだ。
ネタや釣りだと思われてもかまわない。
俺が吐き出したいだけというオナニースレだ。
ただ出来るだけ多くの人の目に触れてほしい。

早速話をはじめよう。
俺が小学5年の頃の話だ。

※呪われるかもしれません、閲覧には注意してください。

6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 16:43:27.71 ID:8Bp+h5fP0

東京で生まれ育った一人っ子の俺は、ほぼ毎年夏休みを利用して1ヶ月程母方の祖父母家へ行っていた。
両親共働きの鍵っ子だったので、祖父母家に行くのはたいてい俺一人だったが、初孫だった俺を祖父母はいつも笑顔で歓迎してくれた。
山あいにある小さな集落で、集落の北端は切り立った山になってて、その山のすぐ下を県道が走ってる。
県道沿いに商店が数軒並んでて、その中に祖父母家があった。
山を背にすると猫の額程の平地があり、真ん中に川が流れてて、川を渡って数分歩くとすぐ山になる。
山に挟まれた県道と川がしばらく坂を上っていくと、険しい峠になっていて、この集落は峠までの道で最後の集落になってる。
この峠は名前も何だか不気味だったこともあって、昔ながらの怪談話をよく大人たちに聞かされたものだった。
そんな寒村の小さな集落、全部合わせて50人も住んでないような場所だから、遊び仲間になる子供も5~6人ぐらいしか居なかった。

8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 16:44:49.37 ID:8Bp+h5fP0

よく遊んでいたのが
子供たちの年長者であるA(中1)
Aの弟のB(小6)
仲間内で唯一俺より年下だった魚屋のC(小4)

川で泳いだりカブトムシを取りに行ったり、東京のコンクリートジャングルで生まれ育った俺にとって、
ファミコンが無くても楽しい田舎での暮らしは新鮮で天国のようだった。

10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 16:45:40.13 ID:8Bp+h5fP0

小5の夏休み。
俺は例年通り新幹線とローカル線、さらにバスを乗り継ぎ6~7時間掛けて祖父母家に行った。
翌日から遊び仲間たちに挨拶回りをして、
早速あちこち走り回って遊びまくった。
集落の大人たちから「行ってはいけない」と言われていた
集落南端の山中にあるお稲荷さんで肝試しもした。
カンカン照りの昼間だけど、鬱蒼とした森の中で、
北向きなせいもあって薄暗くて怖かったな。

11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/09(土) 16:46:44.08 ID:8Bp+h5fP0

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伝播する夢

104 本当にあった怖い名無し 2009/07/04(土) 22:58:11 ID:4Rgy2x4i0
※自己責任でお読みください。責任は一切負いません。(聞くと呪われる系の話)
もう、20年も前に聞いた話になるだろうか。有名な話なのでオッサンは知ってる人多いのでは?
とある、結婚を控えた男女が居た。その男女は、女性の田舎に挨拶に帰るため
夜中、車を走らせていた。夜中の山道、真っ暗で見通しも悪い。男性の運転する
車は、事故を起こしてしまい、男性は胸を強打して、即死。助手席の女性もフロントガラスを
突き破り、外に放り出されて、即死であった。夜中、警察が来て事故見聞が行われが不思議な
事が起こった。車外に放り出された女性の首から上だけがどうしても見あたらない。明るくなって
探してみたが、どうしても見あたらなかった。警察も仕方が無く、首のない遺体を病院に運び、
やがて、女性の遺体は実家に帰った。

もともと、身よりの少ない女性の実家、葬式はひっそり親族と親しいもの、数名だけで行われた。
一通りの葬式が終わり、葬式に出席した皆は、その日、女性の実家に泊まって帰ることとなった。
その晩、奇妙な事が起こった。葬式に出たとある人が奇妙な夢を見たのだ。

その夢とは、真っ暗な闇の中に針粒ほどの光があらわれ、だんだん大きくなっていく。
そして、目の前で、亡くなった女性の首から上の顔になり、何か必死で訴えかけるのだ。
夢の中で、女性が言ってる事はわからず、目の前に首から上だけの女性が必死で
何か言ってるそうだ。

次の日、その人は、あまり気分のいい話ではないので、黙って、喪主に挨拶し、帰路についた。
その日から、その人は毎日、同じ夢を見るようになった。日を追う毎に、女性の顔必死になって
何かうったえかけてくる。あまりに、毎日同じ夢を見るので、ついに、男性は亡くなった女性の
ご両親に相談した。

ご両親から返ってきた答えは、以外であった。実は自分たちも同じ夢を見続けている。
いや、あの葬式に出た人全て同じ夢になやまされてるのだと。でも、誰一人、女性が
言ってる言葉の聞き取れるものは居ない。

105 本当にあった怖い名無し 2009/07/04(土) 22:58:54 ID:4Rgy2x4i0
困り果てた両親は、ある、高名なお坊様に相談してみた。お坊様が言うには、
これから先、首のつく箇所(首、両手首、両足首)に数珠を巻いてしばらくは
寝なさい。そして、その夢を見たら、夢の中で女性が言ってる言葉を、唱えなさい。
そうすれば、夢は見なくなるでしょう。夢の中で言ってることがわからない皆が困ってると
お坊さんが内容を教えてくれました。

「私は琵琶湖に帰りたい」「約束を守れなくて悲しい」「お父さん、お母さんありがとう」

数珠を巻き、この3つの言葉を夢の中で唱えると、次第に夢は見なくなりますと教えてくれ、
その言葉の通り、皆、行うと次第に夢は見なくなり、数ヶ月たった頃には完全に誰も
夢は見なった。両親も、皆も成仏してくれたのだと思い安心しました。