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食事

727 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/05/19(月) 14:39:35 ID:v6MVlqitO
じゃあ俺がぞっとした体験をひとつ

俺は仕事柄、月に二回くらい百貨店に行く。
行くのは決まって日曜の午前中で、地元では有名な老舗の百貨店だ。
その百貨店では週ごとに違った催し物をする階がある。
それは和式の机や箪笥だったり、家電だったり、女物の洋服や下着だったりする。
中でも一番混むのが食べ物関係の時だ。

全国駅弁大集合とか、ラーメンフェスタとか。
うどん一杯無料、なんてやってた時はエレベーターから降りられないくらいだった。
その日もやはり食べ物関係の催し物が開催されていて、どこも人でごった返していた。
そんな人をかき分け、目的地の喫茶店に向かう途中。
人波の中、赤ん坊を抱えたおっさん(40後半くらいかな?)が赤ん坊にミルクをあげようとしてた。
「なんでわざわざ今ここで?」
思わずそう言いたくなるほど邪魔だった(赤ん坊も全然飲む様子なかったし)
しかも通路の真ん中で(売り場の真ん中って感じ)
しょうがないから回り込んで喫茶店に向かった。

728 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/05/19(月) 14:42:40 ID:v6MVlqitO
一時間弱くらいかな?その店でコーヒー飲んでアイス食べて、再びエレベーターに向かった。
さっきより人波も緩和されていて、だいぶ通行しやすくなってた。
帰りのエレベーターに向かう途中、またさっきのおっさんを見た。
今度は壁際のベンチに腰掛けていて、赤ん坊にスプーンで食べ物あげようとしてた。
アイスだったかな?とても赤ん坊が食べそうに無いものだったが、よく覚えてない。
もちろん食べるはずもなくて、赤ん坊は口を閉ざしている。
そこで「それ」が異常だと気付いた。
その赤ん坊は人形だった。
気付いた瞬間ぞっとした。
口を開けるはずのない赤ん坊に、おっさんは諦めて自分で食べていた。
気味が悪いから速攻でエレベーター乗って帰った。

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時計回り

946 時計まわり1/4 ◆BxZntdZHxQ sage New! 2008/04/29(火) 21:37:03 ID:6CNjdJyS0
冬の終わりに、オヤジの弟の息子、つまり従弟と旅行に行った。
母方は何かと言うと人寄せやら親族旅行をやるが、
父方のいとこで俺と親交が深いのはこいつくらい。
神社が好きらしくて、一人でふらっと京都辺りに行っては写真を撮って来る。
そんな趣味でも、変な現象にも遭わなければ心霊写真も撮った事がない。
俺の話も全然聞く耳持たない…そう言う人間だ。

その時の行き先は京都ではなく、俺は都合で来れない本来の同行者の代理だった。
行ってみると宿の周辺は俺の地元なんかよりずっと都会だったが、
初日の目的地は見渡す限りの田畑と山。そこに寺社が散在していて、
日頃運動不足の俺はレンタサイクルと石段のコンボで酷い目に遭った。
翌日の史跡巡りでは庭園の茶店で煙草が吸えなくなったのをぼやくヤツをなだめ、
ようやっと辿り着いた観光地らしい場所は、古い家並みと土産物屋が並ぶ町だった。
着いた時には午後の四時を回っていただろうか。
まだ日の短い時期にしては、それなりに観光客が歩いていた。
季節柄、古い雛人形や屏風、絵なんかを店先に飾っている所もあり、
ちょっと七月の京都、祇園の辺りを思い出した。
こういう感じは好きだ。…石段もないし。
そんな事を思っていたら、やっぱり神社があった。

「前に来た時は祭だった」とその祭の蘊蓄をたれながら、身軽に石段を上がる従弟。
俺はヒイヒイ言いながらどうにか昇って、振り返る。
小高い丘の上からは、風情のある町並みが一望できた。
下から見た感じでは小さな神社の様だったが、上がってみると結構立派で、
社務所の右手に能舞台(神楽かもしれない)まであった。
お詣りを済ませ、ヤツが撮影している間にお守りなど吟味して、
それから緩やかに丘を下る坂道に出る。
その途中にある建物で、雛人形展をやっているのを見つけた。

947 時計まわり2/4 ◆BxZntdZHxQ sage New! 2008/04/29(火) 21:37:50 ID:6CNjdJyS0
「御自由にお入り下さい」の看板に従い中に入ると、雛人形ばかりでなく、
色々な古めかしい人形を、ケースにも入れずむき出しで展示していた。
子供サイズの人形にはぎょっとしたが、意外に無気味な感じはしなかった。
個人から借り出された雛人形も状態がよく、大切に扱われていた事が分かる。
会場の中央には畳を二枚敷いた段があり、その奥の雛壇にも人形が並べられていた。
雛壇の前は空間があるが、通り抜けられる程の幅はない。
俺は何の気なしに、左側から雛壇の方へ近寄った。
すると、雛壇まで1メートル弱の所で異変が起こった。
頭が、くん!と後ろに引かれた。
自分の意思とは関係なく、首が左に向く。喉が詰まる感じがして息苦しい。
何だこれ?と逆らって前を向くと、またくうう…っと左を向いてしまう。
試しに一歩下がってみると、首も戻るし呼吸も楽になった。
俺は畳の敷かれた段をぐるりと半周して、今度は右側から雛壇に向かってみた。

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妖精さん

751 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/01/05(土) 10:19:06 ID:dkMKvj3q0
道端で私の一番の宝物ををみつけたのは、小学生の頃だったかな。
ダチョウのね、可愛い縫い包み。
勉強机とか写真立てとか、女の子もののお洋服とか一杯あった中に、埋もれるようにしてた。
随分長い間埃かぶってたみたいで薄汚れてたし、所々解れてた。
その頃、縫い包み大好きで集めてたのもあって。
可愛い縫い包みが、みすぼらしい姿で捨てられてるのがたまらなく嫌で、もってかえったの。
そしたらしばらくしてメルヘン♪

宿題が、私がやったおぼえもないのに、いつのまにか終わってたり。
途中でとまってたFFⅢは、確か浮遊大陸出た後、海の上で陸地がみつからなくてやめちゃったはずなのに。
浮遊大陸にいて、いつのまにか全員たまねぎ剣士でオニオン装備してた。
それまでの私って、正直宿題はやり忘れるし、成績も良くなかったし。
飽きっぽいからゲームだってやりこむ前にやめちゃってたんだよね。
なのに、身の覚えのないテストで高い点とったからって、お小遣いはあがるし。
正直何がなんだか、わけわからなかった。
近所の神社の巫女のお姉さんに、いつも仲良いねとか一人でいる時にいわれたり。
でも、良いことばっかりだったから、きっとあの縫い包みに宿ってた妖精さんがご恩返ししてくれてると思った。
ダチョウの縫い包み一番のお気に入りで、硝子ケースにいれて埃かぶらないようにして。
その上毎日手入れしてたんだもん。

でもどのくらい後だったかな。
通学の帰り「カヨちゃんっ!?」て凄い声が聞こえたの。
縫い包み拾ったゴミ捨て場のあるマンションの前で。
ふりかえったら貧相なおばさんが立ってて、私の事睨んだ。
そんなことあるはずないって首を振って、今度は怯えたような顔してたかな。
そしたらなんでか、わけもわからず凄く、涙が出るほど頭に血が上って。
それがなんだかわからないけど、いちゃいけないって思って家に帰った。

752 本当にあった怖い名無し sage New! 2008/01/05(土) 10:22:49 ID:dkMKvj3q0
その日から不思議な事っていうのが、それまでとまったく逆転しちゃった。
悪い事ばかりになったの。
ファミコン壊れたり、テストの最中居眠りしたってお母さんに怒られたり。
やっぱり身に憶えがないんだ。

で二週間くらいかなぁ?
久しぶりにとおりすがりに挨拶した巫女のお姉さんに、ちょっと神社裏に来てって、呼び止められたの、すっごく真剣な顔で。
知ってる人でもみだりについてっちゃだめって教えられたから、渋ったんだけど。
神主さんにも一緒してもらうからって言われて、それでついてった。
そしたらね、私のことすっごく優しげな手つきで撫でてくれるんだ。
神主さんはわけもわからず棒立ち。
そのうち脱がされて、裏手の井戸の水を肌にかけて撫でてくれるの。
神主さんは赤面して顔そっぽむけてた。絶対あれロリコンだよねー、今ならわかる。
まあいいや。
なんでこんなことしてるのっておねーさんに聞いたら。
「タタリ、って知ってる?」って。
その後なんだかへんな紙切れをおったジグザグみたいなのつけた木の棒ふられたり。
夜になるまで色々されてから帰されたかな。

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供え物に異変

72 本当にあった怖い名無し sage 2007/11/09(金) 00:19:31 ID:43kNawJcO
どこに投下していいかここに。長文です。

先月、わたしの父が自殺で亡くなった。理由は、家族や親しい友人ですら知らなかった、多額の借金。ただ、うちの家は借金するほどお金がないわけではない。
その多額の借金は、なぜ、何のため、誰のために背負ったのかはすべて不明。いまのところ分かっていることは、お人好しの父が誰かに利用され多額の借金を背負ってしまったということ。

その人物に脅されたのか、手に負えなくて自殺を選んだのか、保険金で借金を返そうと思い自殺したのか・・
まったく分からないことばかりだ。

遺書もなにもない。父の日常は中途半端に閉ざされていた。
父は、すべての真実を抱え込んで死を・・

わたしの母は6年前に病死している。なのでわたしの唯一の家族は、姉と、父方の祖父母のみ。
祖父母はショックのあまり、それまで見られなかった痴呆の症状があらわれ、姉は泣き続け、わたしも父の遺体を見つけた時から人形のように茫然としていた。

「父ちゃん・・どうして・・」
父が自殺したということを家族や親戚、皆その事実を分かりつつも、せめてと思い明るく振る舞うも父の遺影の前だとそうぼそり呟いた。

74 本当にあった怖い名無し sage 2007/11/09(金) 00:24:14 ID:43kNawJcO
火葬の前から父の周りにはたくさんの花や供物が添えられていた。
添えられたものの数から、父がどれだけ周りの人から親しまれ、愛されていたかが分かった。家族や親戚はもちろんのこと、友人や仕事仲間、近所の人々・・周りの人が色々な思いを込めて父に添えたものたち。

しかし、翌日には供えたものに変化が起きていた。
まず、すべての花が俯いてしまう。花自体は枯れていないのだが、茎の部分が一定の方向に曲がり、すべて俯いてしまうのだ。次の日になると、花の部分をハサミで切ったかのように床に落ちていたり、花びらがあちこちに散っていたり。
供えた果物も翌日には痛みはじめ、ロウソクは少し目を離した隙に消え、
線香は時に炎をあげ燃え始めたり、折れてしまっていたり。
父の遺影も。固定しても、いつの間にか倒れてしまう。

父は、私達に謝罪しているのだろうか。それとも・・

すへてを知っているのは父のみ、だ。

長文すまん。断っておきますがすべて事実です

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秋のある日

517 英一郎 秋のある日1sage New! 2007/11/11(日) 23:06:44 ID:lnbUaAoAO
その洞窟にはカビっぽい空気につつまれた祠がある
その祠での話。

自己紹介:僕は凪月、フリーな大学二回生さ!

神無月のとある休日、仲のいい友人と海辺のキャンプに行った。
九月の中頃から誘いを受けていたからだ。キャンプなんてしたことなく楽しみですぐにOKした。車もテントも友人任せ。そんな大した準備も必要無かったから気軽に了承したのかもしれない。

キャンプ当日、最寄りのコンビニで待ち合わせをした。午後三時に迎えに来る予定・・・・・・・だったが大幅に遅刻して四時に来た。車の所有者の母が直前まで車を使っていて引継ぎで色々手間取ったらしい。
内心『今日、車借りるのわかってたら間に合うように車譲れよ』とか思っていたが、当然乗せてもらう側としてはそんな事言えないし、笑ってごまかすしかなかった。
車の中ではヒヨコの人形が散りばめられていた。『なんてファンシーな母親だ』そんな事思っていたら、考えを読んだように「父さんの趣味」と言ってきた。かなり苦笑いだったけど笑顔でごまかした。

518 英一郎 秋のある日2sage New! 2007/11/11(日) 23:09:18 ID:lnbUaAoAO
目的地まで約二時間、買い物した時間も合わせたら三時間かかった。買い物は、主に食品・雑貨だった。友人はドライアイで目薬必須らしいけど切らしていたみたいで、お気に入りのメーカーのを買っていた。
車は快調な走りをみせ何事もなく目的地に着いた。海辺でキャンプってのは聞いていたが、予想と違い本当に海辺、砂浜だった。
『夜の砂浜、女の子が相手ならなんてロマンチックだったんだろう』と、つまらない事考えつつ「どこにテント張るの?」と聞いてみた。返事は返ってこない。心なしか笑っている気がする。
しばらくしてその友人、アッシーが口をひらいた。「実はね・・・・」返事を聞いていて「なんてこったー」と自分のデコをペシっと叩いていた。

519 英一郎 秋のある日3sage New! 2007/11/11(日) 23:11:50 ID:lnbUaAoAO
九月初旬、ドライブしていた時にトイレへ行きたくなった。けど道なりに進んでもトイレを無料で借りられそうな建造物が無く、丁度よくひっそりとした砂浜を見つけ立ち寄った。その時に、少し先に洞窟が在ることに気付き、そこに入ってみたいと思ったらしい。
それで今に至ると、、、
聞いてもいないのに「あの辺りで小便したんだ」っと嬉しそうに言ってくる。
『いい迷惑だ。そんなどうでもいい事に付き合わされているのか。ってか「一人で入るのが怖かったから誘ってみたんだ」ってキャンプの目的に洞窟探索が入ってるなんて知らないよ!』とか思いながら、「あははー、面白そうだね」って言ってみたりした。
そしたら、「でしょ!だから洞窟の中で寝てみたいなぁーとか思ったりしてテント持ってきてないんだ。もちろん寝袋は持って来てるし毛布も在るよ!それとたぶん使えないけどハンモックも用意しました!えへへぇ」アッシーは凄く良い笑顔だった。
『と言うかそれキャンプじゃねーよ、野宿だよ!』ってツッコミたかったけどあえて「用意周到だね」とだけ言って焼肉の準備を始めた。

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転生

この話は長い上に後味が劇悪です。
あと、思い当たる人が居たら知らない振りと言うことで。
登場人物が多いので名前を付けますが、当然すべて仮名です。

皆さんは「生まれ変わり」を信じるだろうか?
俺は何となく、そんな事もあるかも、と思っていただけだった。
その日、俺はマサさんとコンタクトを取るために某所に向かっていた。
高速に乗るまで1時間、高速にのって3時間ほど。

その日の朝まで、俺はある「女」と2週間ほど潜伏していた。
落ち合ったマサさんは、韓国と日本での調査の結果と1枚の黄色く変色したモノクロ写真を出した。
俺の背中にぞくっと冷たいものが走った。
その写真の女は俺がガードしていた「女」、ジュリーこと姜種憲(カン ジョンホン)に瓜二つだったからだ。

584 転生 ◆cmuuOjbHnQ sage New! 2007/11/12(月) 02:43:34 ID:I4yj/tj40
話はその1ヶ月前に戻る。
俺はキムさんの会社の権(ゴン)と言う男に呼び出された。
権さんはキムさんのボディーガード4人のリーダーだった。
韓国生まれの韓国人。テコンドーの達人と言う事だ。
他の3人、文(ムン)、朴(パク)、徐(ソ)の3人は在日朝鮮人。
同じ空手道場の先輩・後輩だった。

前回の話の後に結んだ俺とキムさんの契約では、権さんと俺は同格扱いだった。
3人は明らか不満顔だった。
権さんに言われて、俺は一番若い徐とタイマンを張らされた。
徐は強かった。
結果は、俺が苦し紛れに入れた頭突きと、鼻への指入れによって痛み分けとなった。
しかし、俺はアバラを折られ、2週間ほど酷いビッコとヨーグルト等の流動食しか喰えない生活を余儀なくされた。
だが、それ以来、俺は3人と意気投合し、彼らの空手道場にも出入りするようになった。
結果的に丸く収まったのだ。
3人は恐ろしく強かった。
素手でも人を殺める事が出来る力を持っているのだろう。
そんな3人は権さんを極度に恐れていた。
刃物のような冷たい殺気と、人を萎縮させる雰囲気があって俺も苦手だった。

585 転生 ◆cmuuOjbHnQ sage New! 2007/11/12(月) 02:44:26 ID:I4yj/tj40
事務所に着くと権さんは1本のVHSのビデオテープ出し、「まずはこれを見てくれ」と言って、テープを再生し始めた。

ビデオの画質はコントラストがキツ目だが、そこそこ鮮明だった。
キングサイズのベッドの上に、フランス人形のようなヒラヒラした服を着た、黒髪の東洋人らしい少女が映っていた。
かなりの美形だ。
歳は14・5歳、いや、もう少し若いか?
男が何かを質問し、少女が答える。
やがて黒い目出し帽を被ったブリーフ姿の肥った白人の中年男性が少女に近づいた。
どうやら、これは違法なキッズポルノの類らしい。
撮影者が動いて様々なアングルから二人を映す。