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洒落怖

浮かぶ顔

どうもです。読みたくない方はとばしちゃって下さいな。
怖い話がないよりはいいでしょうという感じで投下。

大学に入った年に初めて行った心霊スポットの話。
僕はホント行きたくなかった。行ってもいいことないでしょ?
取り憑かれたことなんてないけど、もしあったらどうすんの。
僕の心の声は叫んでも彼に届きはしない。彼とは、体験入学で出会った変態な男のことだ。
僕は師匠とか尊敬する先輩みたいな気持ちはなかったが
僕の知らない世界を知る彼に惹かれてしまっていたのは事実だと思う。
入学してコソコソ生活していたが、見つかってから僕は取り憑かれた。

名前は敦さんといい、見た目は色白で身長は日本人て感じ。
髪型は、肩に掛からない程度に伸ばしたミディアムヘアー。
顔は実際男から見てまぁまぁな人だ。
そんな人と絡む回数が以上に多くて諦めかけてきたころだ。

「お前溜まり場に行ったことないのか。オカルト好きとしてそれはいかんな。」
アイスティーを飲んでいた僕はなんとか避けてきた話題を振られた。
敦さんは、心霊スポットを溜まり場と呼んでいた。
彼曰く、霊も人間も集まるから溜まり場らしい。
このファミレスも溜まり場と言うからよく分からなくなる。

379 グースカ 2011/02/21(月) 21:28:49.74 ID:VMH9WjG00
「行っても意味ないですよ。行きたくないという理由は理由じゃないですか?」
何回も伝えた言葉をまた繰り返した。
「理由にはならないな。いわゆる食わず嫌いってやつだな。
楽しいテーマパークだったらどうすんだ?」
笑えないことを言うこの人は本気で言っていた。

「深夜にそんなとこに行く人の方が頭おかしいんですよ。
変態しか近寄りませんよ。」
遠回しに敦さんのことを変態と言ったが伝わっただろうか。
「誰が夜に行けって言ったよ。ビギナーは明るいときに行けばいいんだよ。」
少し口調が強くなったから伝わったらしい。
というか昼でもいいの??
心霊スポットってたいがい皆さん夜に行きません??
「別にいいんだよ。昼はあいつらの活動停止時間て誰が決めたんだ。
最初から一人ってのはな。俺も鬼じゃないから付き合ってやる。」
最初からとか付き合ってやるとか気になるワードだらけだが、明るいのか。
明るいなら大丈夫かな。だって暗いから怖いんだもんね。
なんて安直な考えでオーケーしてしまったのが、僕の運の尽きであった。

380 グースカ 2011/02/21(月) 21:30:26.26 ID:VMH9WjG00
しかし、人が来ている痕跡はある。入り口からびっしり落書きがあったり
【入るな危険】は【入れたら勝ち】に書き換えられていた。
「工事中に事故死する人が多数出たと言われて有名になった場所だ。
こういう場所は出るって有名になりやすいわな。」
入り口を見つめながら言う。
怖い話をするとき、突然表情がなくなるから僕は怖かった。
トンネルに対しては多少怖さはあるが
うん、大丈夫。何より光があるから。人間光が大事。

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洒落怖

ネカフェにて

学生の時の話を一つ投下。霊的な話ではないが、今までで一番恐怖を感じた洒落にならん話。

自分は大学生の頃(数年前)行きつけのネカフェがあった。別に安いってわけでは無いが、かなり綺麗だし、椅子のすわり心地も良いのでよくオンラインゲームや漫画を読みに行っていた。
そんなある日帰るのが面倒臭くなり朝まで寝ることにした。(清算時に勝手に一番安いプランになる)
大体夜中の2時位かな、いきなり通路を挟んで真後ろの席で「ヒホーヒー!」とか、「ぼおおお」
って中々でかい声で騒いでるわけよ。声は女って分かったんだけどマジでうるさい。
店員も注意する気もないし20分くらいそれが続いて、俺もブチギレてそいつのドアに裏拳で「バン!」って一発かましたんよ。そしたらやっと静かになったけど、まーたブツブツちっさい声だけど言い出すのよ。このイカレタ女どんな奴だよ、と思って取りあえず自分の室内から覗こうとした。

(ネカフェってドアが下まで無いの多いじゃない?分かるかな)実際のぞいても椅子があって見えない
はずなのに何で俺も覗いたんだろうな~これが大失敗だった。
屈んで覗いたらさ、椅子が横に移動されてて机の下が見えるのよ、んでその女その机の下に入って
体育座りしながらバッグのジッパー開け閉めして、顔だけ俺の方向いてるのww
完璧目合ったわ。正直泣きそうになった。

527 526の後半 sage 2010/09/30(木) 10:22:33 ID:8n0CWUPW0
なんで?何であんなとこにいんの?何で俺の方みてんだ?何で俺の室内を下から見てんだ?
もう完璧パニック。帰りたくても電車もないし煙草吸って落ち着こうとブルってたら、どうも
後ろから「フッ・・ンフ・・フッ」って小さく聞こえるのよ。即効後ろ振り向いた。
はいビンゴ、そいつが俺の室内のドアの下でしゃがんでるのよ笑いながら。(そいつは多分しゃがみ
ながら自分の室内から出てきたんだな、ドアのガラガラ音聞こえなかった)
「ポポーーーーーーーン」とか言って笑いながらしゃがんで進入してきたから、顔面蹴り飛ばしてしまった。
本当に身の危険を感じたからなのか、正直自分でも顔面蹴りにはびびった。今の所女性に手(足か?)
をあげたのがこれが初。

その後はそいつ泣き叫ぶし、店員やっと来て事情説明しようにも俺もテンパって信用してくれないし、
警察来て俺も連れてかれた。まあ結果的には相手の母親が来て逆に俺に謝ってきた。俺も一応頭下げた。
やっぱり頭おかしい子だったみたい。でも一番怖かったのが、その女のバッグに果物ナイフ5~6本
裸で入ってたんだとさ。もうネカフェいかね。

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洒落怖

もう一人の女

私が勤めている会社の近所でのこと。

残業だったので、時間は夜7時過ぎだったと思う。
デスクで仕事をしていたら、会社前の通りがなんだか騒がしくなった。
女の人のキーキーした声と、笑い声と、男の人の怒声だった。
痴情のもつれか何かかな?と思って、ブラインドを上げて下を見たら(オフィスは2階)
長い髪の毛をポニーテールにしたおばさんが、男2人に組み付かれていて
ちょうど道路に押し倒されたところだった。

ビックリして、とりあえず窓を開けて顔を出したら
男の人たちは「警察!警察呼べ!!」「放火魔だ!はやく警察呼んで!」
おばさんは「ぎひぃーっ、だめなんだぁ~!はーーなーーーせえーーーー」などと叫んでいた。
そのおばさんの金切り声が、喉が破れちゃうんじゃないかと思うぐらい大きくて…
しかも何度も何度も同じ言葉を繰り返すもんだから、怖いし足震えるし
とにかく叫びを止めて欲しくて泣きそうになってた。
でもオバサンは警察が来るとぱたっと黙って、大人しく捕まっていった。
ちなみに通報したのは、オフィスに居たうちの社長。

425 2/3 sage New! 2010/06/22(火) 15:00:26 ID:4OcsQ4Uq0
その長髪ポニーテールのおばさんは、近所では有名なその土地一体の地主の娘だった。
頭がおかしいらしい。
連続放火魔ということで捕まっていったけど、
確かに会社近所の住宅地では度々不審火が出ていた。
ゴミとか犬小屋とか、ポストからはみ出たチラシなんかが燃やされてた。
それから空き地でのあからさまなゴミ焚き火になり、
いよいよアパートの外壁を燃やそうとしたところを現行犯で捕まった。

私がオフィスから見た男の人は、近所の人で組織された自警団の男性たちだった。
後日その人たちが「ご協力ありがとうございました」とわざわざ会社に来てくれたので
そのとき少し話を聞かせてもらった。

自警団の人たちは最初、アパートの塀の中でゴソゴソする人影を見つけたんだって。
で、塀に空いている飾り穴から中を覗いたらオバサンが居て
サラダオイルを手にとって、アパートの外壁にゴシゴシぬりつけてたらしい。
でも、その人たちが言うには、そこにはオバサンの他にもう1人居たんだって。
オバサンの脇で、にこにこ笑う女の人が。
で、その女の人がにこにこしながらオバサンに耳打ちするんだって。
するとオバサンも、同じようににこにこしながら「うんうん」って頷くんだって。

426 3/3 sage New! 2010/06/22(火) 15:01:24 ID:4OcsQ4Uq0
で、塀を回りこんで入り口からオバサンのところへ走って
「なにしてるんだ!」って声をかけた時には、女の人は既にいなかったらしい。
脱兎のごとく逃げ出したオバサンを追いかける時、
オバサンは
「私じゃない!私じゃない!私じゃない!私じゃない…」
「私じゃないいーっだめ!私を捕まえたらだめ!!」
なんて喚きながら走ってたらしい。

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洒落怖

守り神

もう5~6年くらい前の話だけど、ふと思い出したので投下。

俺の昔の友達に所謂「見える人」がいたんだが、
そいつが何か守り神みたいなのを連れているらしかった。
だから見えちゃいけないものが見えても、取り憑かれたり
危害を加えられたりすることはなかったらしい。
その守り神、普段俺には見えないし声も気配も感じなかったのだが、
「どんな感じなの?」と聞くと「着物姿の女の人」と本人は言っていた。
忘れてしまったが、”ナントカ様”みたいな名前もあったと思う。

当時俺はそういうオカルトな話が大好きだったから、
別段気持ち悪いとかこいつ頭おかしいんじゃないかとか思わず、
そいつから色々な心霊話なんかを聞かせてもらっていた。

で、ある日そいつの家で遅くまで遊んでた時、
そのまま家に泊めてもらうことになった。
遊んでた時は一階の居間だったけど、寝る時は二階のそいつの部屋に移動。

部屋に入ると、異様にガラーンとした部屋だった。
5畳半くらいの広さに、勉強机と、その上にデスクトップのPCがあるだけ。
他には何にも無い。
ただ、部屋の隅のところに神棚が置いてあった。
お酒と塩と、炭の欠片のようなものが備えてある。
「何これ?」と聞くと、
「あぁそれ、○○さまの家みたいなもんだよ」と友人。
例の守り神の住家らしい。
何となく凄いものを見た気分になった俺は、その神棚に興味津々。
神棚の知識なんてさっぱりだが、結構立派なもので、安物には見えなかった。
正面の観音開きになっている部分は閉じていたから開けてもいいかと聞くと、
断固NGと言われた。

500 2/4 sage New! 2012/02/03(金) 16:28:25.32 ID:mx7sXcg+0
で、少し駄弁ったあと眠りについたんだが、その夜に
妙な音が聞こえて目を覚ました。

“がらん、がらん”

神社の鈴の音みたいだった。
最初は外から聞こえたのかと思ったが、
それにしては結構な大音量で聞こえたもんだから、
何だろうと思って起き上がろうとした。

が、体が動かない。
(あれ?これ……金縛り?)
金縛りになったのなんて生まれて初めてだ。
隣で寝てる友人に助けを求めようと考えたが、指一本動かせない。
一人でもがいていると、今度は

“ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…”

「ごめんなさい」と繰り返す男の声が聞こえてきた。
幸か不幸か、目だけは動いたので思い切って目を開くと、
俺の顔を覗き込むようにして、頭の側に誰かが立っていた。

黒い着物の、たぶん10歳くらいの女の子。
ただ、髪は長いストレートの金髪。
真っ暗な部屋の中で、その子の髪と目が光ってるみたいにはっきり見えた。

501 3/4 sage New! 2012/02/03(金) 16:29:19.55 ID:mx7sXcg+0
その時、怖いとは全然思わなかった。
むしろ金縛りと謎の声で感じてた恐怖が、その姿を見て吹っ飛んだ感じ。
これはきっと例の守り神だろう、あいつも黒い着物の女の人って言ってたし。
てっきり着物のおばあちゃんみたいなのかと思ってたら(勝手なイメージ)
なんだ、可愛いじゃないか。

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洒落怖

兄弟イッパイ

うちのコンビニに週3回毎朝5時過ぎにやってくる初老のあばさんがいる。
週3回全て俺が入ってる日、決まって俺が店内で一人で作業してる時に来る。
雨の日でもズブ濡れになりながら来る。
毎回水鉄砲、水風船、関連性の無い漫画やレディコミ、お菓子をカゴ一杯に詰めてレジにやってきては
「子供がねイーッパイいるんよ、イーッパイ」「○○言います私」
「機嫌のええ時はいいんやけどね……また、かんしゃく起こすさけね」
などと、聞いてもいないのに訳の分からない事を一人で喋っている。
(あぁ…若年層の認知症かなぁ…自分の子供が小さい時の事で時間が止まってるんだろう)
そんな事を考えて適当に接客していた。

○○円になりますと言うとピタっと話しを止めてキチンと代金は支払うし店にとって害は皆無
なぜかそのおばさんが来店する前後には他の客が来店しない、おばさんが帰ると日が昇り始める
不思議はあったが所詮偶然だろうと思っていた。
その事を相方に話すと「今度その人が来たら呼び出しボタン押して下さいよ」と言うので
ある日そのおばさんが来た時にレジに付いている呼び出しボタンを押した。
バックから相方が出て来て俺のレジ補助につく形でおばさんのお買い上げ商品を袋詰めをし出した。
お:「あんた初めて見るねぇ」
突然おばさんが相方に話し掛けた。
相:「あ、○○と言います。いつも一応店の中にはいるんですょ~。」
相方はかなり明るい奴なのでいつもの調子で悪く言えば馴れ馴れしい口調で話し出した。
俺:「○○円になります」
そう俺が言うとおばさんは財布から1万円札を取り出してレジに置き、相方を見てこう言った。
お:「あんた、怖いもん見た事ないやろぅ」

137 2/7 sage 2009/09/26(土) 17:02:51 ID:A1wBbyly0
突然のおばさん強い口調に俺も相方もギョッとした。
相:「ハイ?」
お:「イーッパイ、イーッパイ悲しい。あんたあかんよ」
………(二人沈黙)
お:「うちが喋り出したら皆そんな顔しよる。うちが日本語使えへん思てるんちゃうか?」
相方が俺の方を見て人差し指をコメカミ辺りに当ててグリグリやり出した
(このおばはん、やっぱ頭おかしいっすよ)
そういうジェスチャーだった。
俺は同意する事も咎める事も出来ずおばさんに目線を移した。
お:「あんた、怖い思いしなあかん。気ぃつけた方がええよ。イーッパイ兄弟おるから。」
また兄弟の話しだ…兄弟ってのは一体なんなんだろう。
自分の親戚の事か子供の事か、はたまたヤクザの親分の嫁さんだったりするのだろうか
そんな事を考えてポカーンとしていると相方がおばさんに向かって
相:「怖い事ですかー?良いですねぇ、僕好きですよそういう系統。でもおばさんが住んでる所の方が怖いですよー」
そういって左の方向に指を指した。
相:「おばさんの家○○苑でしょ?(w」
○○苑というのはいわゆる店の近辺にある大きな介護施設の事で
日曜の昼間は決まって付き添いの人と一緒に老人がお買いものに来る。
俺:「おい、お前な……」
さすがに焦った俺が相方を咎めようとすると
お:「あんたトンネル連れて行く」
おばさんが急にそう言いだした。

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短くて怖い話

三輪車

685 名前:春子 投稿日:2001/02/25(日) 02:43
ほんとにあった話なのであんまり怖くないかも・・・。
よろしくです。

25年前の夏のある日のこと。
当時ヤンキーだった私(恥)は夜中家をそっと抜け出し、
悪友と2人で近所の公園でタバコを吸いながらダベっていました。
周りには誰もいませんでした。

その時
「キーコ、キーコ・・・」
と何かをこぐ音が聞こえてきたのです。
「?」
公園の入り口から何かが入ってきました。三輪車でした。
『なんでこんな夜中に・・・?』
2人とも入り口の方を凝視していました。三輪車と乗ってるものの
比率がどうも変だったのです。
近づいてきたその三輪車に乗っていたのは・・・大人でした。
汚いカッコをした浮浪者でした。
私達はビックリするやら怖いやらで、
しばしその場で固まってしまいました。
「キーコ、キーコ・・・」
そして浮浪者の顔が公園の明かりで、はっきり見えたときに私達は
声も出さずに走って逃げました。
何故ならその顔が、満面の笑みを浮かべていたからです。

続く

699 名前:春子 投稿日:2001/02/25(日) 03:43
へんな汚いチューリップ帽をかぶっていたのが鮮明に目に焼きつきました。
私達は走りました。とにかく大通りまで走り切りました。
「きも悪ぅー!」「なんやあれ。頭おかしいんちゃうか」
「恐いんじゃ!」「変な帽子かぶっとったなあ」
など、その浮浪者の悪口を言ってる間に中学生の私達はすぐに恐怖感が薄れ
もう一つの公園に行くことにしました。
そしてまたタバコを吸いながら、30分ほどしゃべっていたでしょうか。
「キーコ、キーコ・・・」
「!?」
また何かをこぐ音が聞こえてきました。
今度はその「何か」はわかっていました。
「ぎゃああああああ」
すごい悲鳴を2人で上げ、音の聞こえる反対側の公園のの出口から
走って逃げました。
今なら、コンビニなど24時間あいてる店がたくさんあります。
しかしその当時、あいてる店など皆無に等しく、
とりあえず私達は少し走った所にあった、4階建て市営住宅の4階の踊り場に
身をひそめました。

続く

700 名前:春子 投稿日:2001/02/25(日) 03:45
テキストにかいたので、続きです。

昔の市営住宅(今の古い感じです)は、外階段がいくつもあり、
一階につき二つの住居のドア、というものでした。
私達はいくつかある階段の中の、手前から3番目を駆け上がりました。
せまい踊り場の階段の壁にかくれて、「コワイ~」と声をひそめて言いながら
しばらく2人で手を握り合って震えていました。すると
「キーコ、キーコ・・・」
また三輪車をこぐ音が聞こえてきたのです!
もう私は半泣きでした。でもあれをやり過ごせば帰れる・・・と思い、
じっと我慢していました。
「ギーコ、ギーコ・・・」
音がだんだん大きくなり、こっちに近づいてくるのは見えなくてもわかりました。
踊り場からは外が見れないのです。
たとえ見れても怖くて見れなかったでしょうが。
「ギーコ、ギイー」
「!!!!!!!!!」
三輪車が止まりました。誰かが降りる音もしました。
下で、です。
そして、「コツコツ・・・」と階段を上がる音が・・・。
それは紛れもなく私達のいる階段を上ってきているのです。
「コツコツ・・・」
勇気を出して階段を覗き込みました。
「!」人の頭が見えました。
それはあの変な・・・チューリップ帽でした。