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変形する水

107 本当にあった怖い名無し sage 2009/06/05(金) 14:08:42 ID:yOB8PXVR0
俺んちは祖父、祖母、父、母、兄、弟(俺)というごく平凡な家族構成なんだが、
ひとつ他の奴らと違う部分がある。俺の家は代々伝わる葬儀屋なのである。おくりびと。
とは言っても葬儀の仕事はだいたい父と祖父がやっているから偉そうなことは言えないんだけどね。

でもまぁ、普通の家よりも幽霊が集まりやすいってことは確かかもしんないな。

俺ね、昨日の夜眠れなくて、自分の部屋でゲームやってたんだよ。
少しやったら寝ようと思ってたんだけど結局合計5時間もプレイしちゃった(笑
ラスボス倒したらもう3時で、クソして寝んべってことでトイレに走る俺。
足音が誰かさんと重なってた気がするけど、日常茶飯事だから気にしない。
用を足してから手を洗い、ついでに喉を潤そうと思ってコップに水を注いで飲もうとした瞬間、手がすべった。
コップの中の水が一瞬、空中で漂い床にこぼれる。そのとき、俺は見た。
床に落ちる瞬間の水が妙な形に変形してたんだよ。
まるで、床に透明な人間が這いつくばってるような形に。
こりゃ面白いと思って床にドバドバ水をぶっかけ(今思うととても正常じゃないが)
その透明な物体をガン見した。その物体は右に行ったり左に行ったりして面白い。
水ぶっかけ活動に夢中になってて、俺んとこにそれが近づいてきてるのに気づかなかった。
コップ15杯くらいの水をぶっかけた時、それはもう俺の足元まで近づいてきてた。
16杯目をぶっかけた時、俺の足首を誰かの手が掴んでる形に水が変形。
不思議と、その時まで恐怖は感じなかったな。
俺は一目散に自室へ戻り、一応鍵をかけ、布団にもぐって寝た。
本当の話だけにあんま怖くないけど、葬儀屋次男坊の投稿でした。

後日談だが、びしょ濡れになった床を見て母が激怒したというのは言うまでもない。

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廃墟ともや

521 本当にあった怖い名無し sage 2009/06/08(月) 15:16:11 ID:sSmXEQxp0
これは私ではなく昔していたバイト先(夜勤)の先輩たちの体験談なのですが、

仕事も終わりみんなで飲んで帰るかという話をしている最中、
A先輩は「折角夏だし肝試しでも行かね?」と言いました。
どうやら廃墟の病院を見つけたとかで、
オカルト好きのA先輩は一度行ってみたいと思っていたそうです。
みんな「面白そうじゃん。」ということで行くことに決まったようですが、
そのうちのB先輩はあまり行く気が無かったらしいです。
B先輩は霊感というものがあるらしく、
そのような場所に行くのは賛成ではなかったみたいです。
しかしみんな行く気満々なのに反対するのもあれなので
仕方なく付いていくことにしたそうです。

その後C先輩の車で山道を進んで廃墟病院に向かいました。
あたりは電気一つ無く真っ暗で(午前3時位らしいです)
林の中にポツンとその病院があったそうです。
門には大きな鎖が何十にも掛かっていたそうです。
でも塀が崩れかけている部分があり、
そこから中に進入することが出来たそうです。
B先輩は寒気がするというので車に残ることに。
その他の先輩たちは廃墟に侵入、中を探索しました。

しかしこれといった収穫も無く、
つまらなくなってきたので帰ることに。
最後に病院に残ってた手術道具と一緒に写真を数枚取って
廃墟をあとにしたそうです。

522 本当にあった怖い名無し sage 2009/06/08(月) 15:17:12 ID:sSmXEQxp0
数日後、
「何も出ないし、行って損したわー。」
と私はA先輩から愚痴を聞かされ、
そりゃ出るとかそういうのってそんな簡単に体験出来るもんでもないしなぁ
とその時は思いました。

すると写真を現像したC先輩が不安そうな表情でやって来ました。
「おい、写真が何か変なんだよ。」
A先輩と私はその写真を見ました。
そこに写っていたのは、笑顔で手術道具を持つD先輩と
D先輩に覆いかぶさるような大きな白いもやだったのです。

誰か煙草でも吸ってたんじゃないの?という話になりましたが
誰も吸っていなかった模様。もちろん霧なども無かったそうです。
さらに廃墟全体を写メしたD先輩の携帯が壊れたらしいです。

これは大変(面白い意味で)だとなり、
その時一緒にその場にいた怖い話好きな後輩のE君が
「どうして僕も連れてってくれなかったんですかー!」
と言い、みんな止めたんですがA先輩とE君はその後また廃墟に向かったそうです。
その時は夕方らしかったんですが、
どう考えても前来た時より明るく見渡しがきくのに、
何度探してもその廃墟の病院が見つけられなかったそうです。

これはその後私がB先輩から聞いたことなんですが、
「あの時車から降りるとヤバイ気がした。
だって辺りは暗かったけど雲ひとつ無い綺麗な夜空だったのに
あの病院の周りだけ白いもやみたいなのが覆っていたんだ。」

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人に生える木

525 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/17(日) 05:48:04 ID:Bf2WcP0v0
俺の友達に変なやつがいる、そいつの話を。

そいつは女なんだが、なんと言えば良いのか、とにかく不思議な感じのするやつで、
けっこうかわいいので最初俺は付き合いたいと思い色々しようとしたが、なぜか
雰囲気的にできずいつの間にか普通の友達みたいになっていた。

その子が去年の11月に俺のアパートに遊びに来ていた時のこと。最初はゲームとかやっていたが
途中で飽きてしまい、何となくテレビをつけてみていた。特に面白いものがやってるわけ
でもなく、ぼーっと見ていると、そいつが独り言のようにボツリと「あ…この人もだ」と言い
出した。

俺は殆どテレビを見ないので良く解らないが、どうも今映っている若手らしいお笑い芸人
の事を言っているようで、俺は「何が?」と聞き返した。すると彼女は、最初「何でも無いからw」
と笑って誤魔化していたんだが、俺は暇だった事もあり話題が欲しくてしつこく聞いてみた。
すると渋々こんな話をし始めた。

「こんな事言うと変な人に思われるかも知れないけど、むかしから特定の人に変なものが
見えるときあるんだ。高校生の頃まではほんとに極稀な感じだったんだけど、最近その変な
ものが良く見える、今の人にもそれが見えた」

俺は意味が解らず「それってよく言う霊感みたいなやつか?」と聞くと、彼女は「そうなのかな?
幽霊とかは見た事無いんだけど…」と言葉を濁した。
俺はその時は結構どうでもよくて、まあ話のタネになればと思い詳しく聞いてみると、彼女
が見えるのは人型の何かとか黒いモヤとか、そういう「よくある」ものではなく、たまに人の
背中から生えている木?のようなものが見えるときがあるらしい。

彼女はそこまで話すと、突然ハッとした顔をして「信じなくて良いよw忘れてw」と笑いながら言い、
その話をもう終わりとばかりに友達呼んで夕飯でも食べに行こうと言い出した。
何か雰囲気的に「それ以上その事を追求しないでくれ」と言っているようで、俺はまあいいか
とその話をするのを止めた。

526 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/17(日) 05:49:42 ID:Bf2WcP0v0

携帯で何人かの友達を呼んでファミレスで飯を食い、まだ時間あるしカラオケでも行くか?と
ファミレスの外で話していると、その彼女が人ごみの方を見て「あ…」と呟いた。結構大きな
声だったため、みんなその方向に注目していると。突然道を歩いていた高そうなスーツを着た
サラリーマン風の人が、よろよろとし始めそのまま道に倒れた。
周囲は大騒ぎとなり、救急車が呼ばれてその男の人はそのまま運ばれていった。
その一部始終を見終わった辺りの頃、女友達の一人がその子に「また見えたんだ…気に
しないでいいよ、○○(彼女の名前)のせいじゃないし」と話しており、どうも詳しく事情を
知っているようだったが、彼女はどことなく悲しそうな顔をしていて雰囲気的に事情を聞けるような
感じでもなかったため、その日は適当にカラオケに行きそのまま解散になった。

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赤い仏像

322 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/04(月) 01:25:49 ID:nuJ7Q8cXO
お久しぶりです。
前回は夏の話をしたので今回は秋の話をしたいと思います。
文体で何の事か気付かれる方も居る事と思います。

それでは長くなりますがご勘弁を。

~赤い仏像~
ある秋の日の話をしようと思う。
その日は、図書館で見つけ出した郷土史に載っていた【赤い仏像】なる物を一目観ようと少しばかり遠出したのだった。

俺は少々オカルトな趣味が有り、変な話や不思議な物等が大好物だった。

赤い仏像との出会いは偶然だったが、出会った時から一目惚れであった。
場所を調べ上げ宿の手配も済んだ、幸か不幸か彼女や友人などと言う煩わしい人種は居ない。
準備万端である。

いざ出陣!と腰を上げたその時、携帯が泣き喚いた…出鼻を挫かれつつ画面に目をやると見慣れぬ番号が表示されていた。

怪訝な面持ちで出ると何やら唸り声のような音声が延々と流れていた。
予想はしていた。こうでなければこんな怪しい電話には応えない。
こんなタイミングで掛かって来るのは虫の知らせと相場が決まっているのだ。

そして虫の知らせならこれは幸先が良い事になる。
“何か”が起こる。予感は確信へと近付いて行く。

逸る気持ちを抑えつつ車に乗り込みエンジンを…かからない。
バッテリー切れらしい。
どうやら俺の守護霊は頼りがいのある御節介みたいだ 。

30分後俺は軽快に車を飛ばして居た。
見覚えは無くとも走り慣れた蛇行する林道を縫って行く。

323 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/05/04(月) 01:27:43 ID:nuJ7Q8cXO

行きがてら、何かの遠吠えを聴き竦み上がった。
威嚇なのだろうか?それとも俺を呼んでいるのだろうか?

宿に着いたのは昼過ぎだった。
こぢんまりしているものの趣のある宿だ。
ここが今回の拠点になる。

部屋へ案内してもらい軽く言葉を交わす。
どうやらこんな田舎に独り身の若い男が来るのは珍しいらしい。

『余計なお世話かもしれませんが、何かお悩みでしたらいつでもお話下さいませ』
何か勘違いしているらしく、急に自分が滑稽に思え笑いがこみ上げた。
堪え切れず吹き出す俺を仲居さんはキョトンとして見ていた。

『いえいえ、変な気を起こすつもりはありませんよ(笑)お気遣い有難うございます』
仲居さんは紅葉色の頬で照れくさく笑った。

『それではこちらへは何の御用で?あ、作家さんですか?それならなるべく静かにするよう他の仲(ry』
彼女を遮り訳を話す。

『いえいえ、実はこの本に載っていた【赤い仏像】なるものを一目観ようと遙々駆け付けた訳です。』

『はぁ…赤い仏像…ですか…』

『御存知ですか?』

『いえ、誠に申し訳ございませんが存じておりません』

『何やら寺に保管されてるらしいんですが』

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面白い体験

764 1/3 sage New! 2009/02/10(火) 04:14:46 ID:4oY6sBVW0
突然ですが失礼します。

さっき、PC見てて、ふと疲れて、PCの電源切らずにベッドにもぐったんですよ。
ちなみに、PCはベッドで横になっても触れるようにセッティングしてあんのね。
で、なんとなく目を閉じて、まぁ、部屋くらいんですが。

はっと気付いたら、体うごかねぇ。

え?
これって金縛りって奴か!?
わ!!冗談じゃねぇ!マジ金縛りだし!!

もう。
この部屋、ろくなことがありません。

去年もなんかラップ音酷い時会ったしなぁ。

765 2/3 sage New! 2009/02/10(火) 04:15:55 ID:4oY6sBVW0
本気で体が動かないけど、目だけは動いた。
手も足も、首も。
本気で身じろぎ一つ、声一つ上げられない。

でも内心は、あぁ。金縛りか。
なんて、また夢の中へ行こうとしたんですが。
(体質的にこれが心霊関係じゃないことだけは解った)

次の瞬間、天井に体がぐわっと引き寄せられる感覚がして、そのまま荒波にもまれるようにぐるぐると回転してる感じに…。

慌てて目ぇ開いたら、自分見えるし!!!

うほ!
幽体離脱!!!!www

喜んでる場合じゃありません。
もし本気で体と幽体が繋がってる糸が切れたら洒落にならん。
っていうか、幽 体 離 脱 初 ☆ 体 験!!

楽しいwww

で、体がまたぐんっと下に引っ張られて、目を開けると見慣れた天井。

どうやら無事戻れたらしい。
でもまだ金縛りの最中。
めんどくさいなぁ…と思ってたら、ふと、さっきまで左腕で頭支えながらPC見てたもんで、左手が痺れていることに気付いた。

おかしなことに、痺れてた部分だけ動く。
そう気付いた時、右足がベッドのフレームに触れたことに気付いた。

その瞬間、一気に金縛りがとけた。

766 3/3 sage New! 2009/02/10(火) 04:17:14 ID:4oY6sBVW0
正直に、この金縛りは疲れてるときにでるやつだとおもう。
なんか、足にベッドのフレームが触れてからだが動いた時、ほら、なんつーの。
プロレスんときのロープ掴んで仕切りなおしするルール。
アレかと思ったww

体が自由に動くようになって、安堵の溜息。
結構長い間金縛り&幽体離脱してたきがする。

そう思って、PCを見たら、ちょうどスクリーンセイバーが動き出した。

俺のPCのスクリーンセイバーは15分で動くように設定してある。
つまり、俺がPCを触り疲れてベッドにもぐった瞬間から、今の今まで、たったの15分の間の出来事だったことになる。
しかも、ベッドにもぐってから金縛りが始まるまで、しばらくうだうだしてた。

体感は30分くらい。
でも、実際は10分もそうなってなかったってことだ。

いやー。
実に面白い体験が出来た。

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予感

少しフェイク入れながらですが・・・

その夏は、ずいぶんと暑い夏でして
仕事の関係で外に毎日出ていた私は、ずいぶんとばてながらも毎日せっせとそこら中を歩き回っていたわけです

しかしながら実家から離れての一人暮らし
節約生活にいそしんでいた私は、お金をかけずに涼を取ろうと洒落怖のまとめサイトを毎夜のように読みあさっていました

当然その中には自己責任系の話も多く、それらの話は特に背筋が寒くなったものです
自己責任の話をいくつも、楽しみながら読んでいました

12 8です New! 2010/07/15(木) 04:35:19 ID:Nb3ucqNs0
夏も半分以上過ぎたある日、私は相も変わらず仕事で外に出ていました

その日も当然のように身を焼くような暑さで、汗を額に流しながらも作業に取り組んでいたのですが
突然、ポツと冷たい感触が
いきなりの通り雨でした
私は「今日はもう切り上げよう」と現場を後にし、自分のマンションに帰りました

部屋について、シャワーを浴び、一息ついた瞬間
ふと、「実家に帰らなくては」と思い立ったのです
すぐに3日分ほどの着替えと荷物をまとめ、実家のある県まで電車で向かいました

電車に乗ると、雨はもうやんだようで、「まだ仕事できたかなぁ」などと考えておりました
そうしていつのまにか眠ってしまい、目を覚ました時にはもう実家のある県に入っていました
私は無事乗り換えを済まし、地元の駅に着きました

13 8です New! 2010/07/15(木) 04:37:45 ID:Nb3ucqNs0
駅から実家は歩いても本当にすぐの距離でして、疲れていた私は早く帰って寝てしまいたいと思っていました

しかし、昔から馴染みの喫茶店が目に入った瞬間、「あ、顔だしとかないと」と思い、その店へ
マスターにあいさつをして、コーヒーを飲みながら雑誌などを読んでおりました

そうこうしているうちに、遠くからサイレンの音、消防車が走っていくのが聞こえてきました
「あぁ、また放火かぁ」と思い、マスターにお代を払って外に出ました

実家のほうに歩いて行くと、どうも消防車などは同じ方向に走っていくようです
野次馬根性が出て、歩を早めます

14 8です New! 2010/07/15(木) 04:50:05 ID:Nb3ucqNs0
実家でした

人だかり人だかり人だかり
その視線の先には、炎を吐きだす私の生家でした

私はそこからの記憶があいまいなのですが
どうやら実家から一番遠くに住んでいた私が一番最初に着いたようで、知り合いたちからは不審がられたこと
出火した時刻は私が地元の駅の近くでコーヒーを飲んでいたくらいの時刻だったのではということ
出火の原因は不明ということ
公共施設に宿泊できるのは、その日の晩だけだということなどが伝えられたことはおぼえています

連絡を入れ、翌日から少しの間の休暇をもらいました
両親の寝泊まりは父の友人が快く泊めてくださるということでした