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助けを求める男

566 本当にあった怖い名無し New! 2011/08/07(日) 22:13:30.03 ID:gCrAQoQr0
去年、大学時代最後の夏休みに体験した出来事です。
女友達と二人である離島に旅行に行き、島内を適当に散策していた。
突然、どこから出てきたのか気づかなかったが、目の前に男が現れ、俺達に助けを求めた。
連れが怪我をしている、助けてくれと俺達に訴えた。
男の片腕は変な方に曲がって肩からダラリとしており、痛がる素振りはなかったが、骨が折れているのは明白だった。
俺たちは走る男についていった。
遊歩道を抜け、草むらから雑木林に入った。
その瞬間、数メートル離れてついてきた友達が、
危ない!

と叫んだ。
ふっと足を止め振り返ると、青い顔をしている。
改めて前を見ると、林などなく、目の前は断崖絶壁だった。
もう数歩も進んでいたら落ちていたのではないか。
先導していた男はいつの間にか消えていた。
友達が言うには、前を走る男の姿は見えていた。しかし、俺の見た林などなく、
警告板を無視して崖に向かって走っていく俺たちを見て、怖くなり声をかけたという。
男がいつの間に消えたのか、結局わからなかった。
俺はたしかに林を見ており、その光景や虫の鳴き声なども覚えている。
しかしどういうわけか振り返った先は崖だった。
男は坊主頭に派手な柄のシャツで、どことなく悪そうな雰囲気だった。

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テンポポ様

671 本当にあった怖い名無し sage 2011/07/27(水) 17:44:50.07 ID:MtTpUC540
かなり長い話になると思います。
乱文&駄文は目をつぶってくれると嬉しいです。

俺の地元には奇妙な風習がある。

その行事の行われる山は標高こそ200m程度と低い物であるが、
一本の腐った締め縄のようなものでお山をぐるりと囲んでおり、
女は勿論、例え男であっても普段からその山に立ち入ることは許されていなかった。
それでも、時々調子に乗ってその締め縄をくぐってお山に入ろうとする子どもが現れる。
実際俺の年の離れた兄貴の友達が、その締め縄をくぐってお山に入り込んだ
らしいのだが、その事実を聞きつけて来た村長連中にお堂に連れて行かれ、
三日三晩眠る事すら許されない程の激しい暴行を受けたらしい。
それを聞かされて育った俺達は勿論お山に近づくような事は無かったし、
俺達地元の子ども達にとってお山は恐怖の対象でしかなかった。
そんな奇妙なお山であるが、数年~十数年に一度不定期に人が足を踏み入れることが
あった。お山の木々が色を変え、突き抜けるような青空とどこか冬の匂いを想わせる風
の吹き出す10月に、その年に11~12歳となる少年たちが集められ、
白装束を着せられてお山を登らされるのだ。
ただ一つ、「お山に入ったら一言も口をきくんじゃないぞ」と念を押されて。

672 本当にあった怖い名無し sage 2011/07/27(水) 17:49:10.32 ID:MtTpUC540

俺がお山に入らなければならないと聞いたのは、その奇妙な行事の行われる10日ほど前の事だった。
両親から話を聞いた段階で俺はすでに泣き出しそうになっていたが、
「村の決定だ。逃げ出すことは絶対にできない。お前にはすまないと思うが辛抱してくれ」
と頭を下げてくる両親を見ると、その願いを断ることは出来なかった。

それからの日々はあっという間だった。

一切の外出は禁止され、食事の内容がガラリと変わった。
大好きだったハンバーグや焼き鳥のような動物の肉を使った料理は食卓から消えさり、
その代わりに老人が好みそうな菜食中心の物となった。
しかも、それらのほとんどが塩のみで味付けされており、その他の調味料すら使う事を禁じられていたため、
それらの料理をもしゃもしゃ食べながら当時はケージで飼われるウサギにでもなった気分だった。
前日に至ってはそれまで三食あった食事すら禁じられ、口に含める物は水と塩だけとなった。
そんな生活のせいで俺の体はみるみる痩せてしまい、その十日間で体重が6Kgも落ちた。
当日は太陽が昇る前に(4時~5時頃?)に両親に起こされ、どこからか持ってきていた白装束を着るように言われた。
前日まともに食事をとっていなかったせいで、体力は落ちていたし、早朝に起こされた眠気もあって、
俺は始終フラフラしていた。意識が朦朧とするなか、俺の自宅に俺と同じような白装束を着た大人が何人も訪れた。
彼らは両親と話をした後、俺をワゴン車に乗せると件の山に向けて車を発車させた。

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囁く言葉

81 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/26(木) 03:46:41.98 ID:3QwW7Qbr0
2件目は夢の話

何かいるにはいるけど2階だし、ソファーで寝てれば安全だろう。できればここにいるのもイヤだけど仕事だし、上司に言ったらさすがに笑われる。

というわけで結局1階のソファーで寝るのが習慣になっていました。時期は冬です。

仮眠と言っても毎回寝られるわけではなく、事案が起きれば当然徹夜ですし、事案が起きなくても昼間に込み入ったのが一つ入れば仮眠時間はそのまま書類整理の時間になります。
書類に2hかかれば残った時間は30分ないので横になると起きる時辛い。机に突っ伏して寝ます。
当然眠りは浅いのでそういったときはよく金縛りに合います。

ですのでそのときもすぐに「あぁ金縛りだ」と気づきました。
いつもは机で寝てる時だけなのになんで今日は?ソファーで横になってるのに・・・
目は開くけどウッスラとだけ、体は力を入れても軽くよじれる程度、典型的な金縛りですね。
部屋の電気がついている。なぜ?
狭い視界の中で足元(横になっているので足元という表現が正しいのか分かりませんが)の石油ストーブが倒れています。
そこでようやくただの金縛りじゃなく、こりゃ夢だ、と気づきました。

なぜならそのストーブ、皆さんが連想するファンヒーターのようなものじゃなく、寸胴方の年季物、40kgはあるし蹴っ飛ばした位じゃ倒れるものじゃないんですよね。

おっかしーなーリアルな夢だなー。なんて考えていますと

音がします。

ッペタッ    ッペタッ  ッペタッ

階段を下りる音

82 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/26(木) 03:48:29.70 ID:3QwW7Qbr0
うわああああああ久しぶりにきたあああああああ
と頭だけがフル回転。何でこんなに思考がはっきりしているのに目が覚めない!?

あせるけれども動かない、声を出しても一人ですから意味がない、
もう足音の主が到着するのを待つしかないんですよね

体感時間で20秒ほどかけてそいつは現れました。
白いカッパ?かもしくはワンピースを着た人間が視界の端をよぎります。
なにぶん記憶だけですし夢の話であいまいですが、その時は何故かもう足音がしてないかったように思います。
上下共に白色の服、髪は肩まで位あって顔は見えません。多分男だと思うのですがやけに細く、そいつは部屋の端で僕を見ています。

やっばいやばいやばい・・・とにかく近づいてこないことを願いながら何とか起きようとしていました。
とその時、そいつがふいに

何かを言いました。

かすれた低音で、性別は分かりませんでしたが、僕はその声を聞いた直後にはねるように身を起こしました。

ストーブはやっぱり倒れていません。夢だったようです。

起きてから思い返したところ、そいつは

「雨が、降るぞ。虫が沸くぞ」

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ニコニコ生動画

870 1/5 sage 2011/05/16(月) 23:49:02.86 ID:lQyUf/QH0
俺が無職の頃の話。
ニコニコ生動画での出来事。
ニコ生と言うと、今では1000万以上親の金FXにつぎ込んで溶かしたニートとか両手の指が何本
か足りない不動産屋のおっちゃんとか、精神科で処方してもらったお薬を解説しながら
下着だけではしゃぎまくる40代のおばさんとかな、んかこのスレとは別の意味で洒落にならない
人が一杯いる魔窟と言うイメージもあると思いますが、純粋にオカルトな話。

当時仕事をやめたばかりで暇をもてあましていた俺は、暇つぶしでニコ生をよく巡回していた。
そんな時に見つめた放送の一つに、自称現役JD(女子大生)が怖い話を朗読すると言うのがあった。
別に美人でもないし、話がうまいって訳ではないんだけど、こんなスレに来ているお前らと
一緒で俺も怖い話は大好きだし、チョイスする怖い話が俺の好みにマッチしてると言うのも有って
俺はその放送の常連視聴者になっていた、恥ずかしながらコテハンも付けたり、話のリクエスト
なんかもしてた。
別に下心とかそういうのがあってとかそういんじゃないよ^p^

で、そんなある時にちょっと話が盛り上がってその放送の主と視聴者で百物語をやろうと言う企画
が立ち上がった。
その放送は主だけではなく、視聴者もスカイプで飛び入りで怖い話の朗読をしたりするようなことが
あったので、そのノリで常連を中心にノルマを何話か割り振って怖い話をするということになり、
俺もなぜか成り行きで数話ほど話すことになった。
正直俺はあんまり人前で話すのが得意なタイプではないし、声も不細工なのでボイスチェンジャー
を使うことにしたが、ちょっと不安でもありつつ結構興奮していたりもした。

他の話者とかぶったりしないように予備の話も含めて怖い話を選んだりしていると、あっという間に
百物語の当日はやってきた。

871 2/5 sage 2011/05/16(月) 23:50:07.83 ID:lQyUf/QH0
放送主の5話連続「くねくね」の話を皮切りに、わりとテンポ良く百物語は進んで行った。
お前らの好きな、「リョウメンスクナ」とか「コトリバコ」系の話もあったよ。
俺と同じでボイスチェンジャー使って、面白ボイスになって笑いを誘うやつとか
稲川淳二のモノマネで話すやつとか、ガチで迫真の演技力で怖がらせる奴とかいてかなり
面白かったし怖かった、怪談ってのは語り手によってずい分と個性が出るもんだと感心したよ。
ちなみに俺の手番は、被らない様に怖い話を選択したらインパクトにかける話ばっかだったのと
俺ががちがちに緊張してたせいであんまり盛り上がってないのが伝わってきよ。

百物語も終盤になって、俺に三回目の手番が回ってきた。
用意してた話も被らないように予備まで準備してたのに全部被っちゃってかるくテンパっていた。
しかし、幼稚園の頃読んだ話で、とある理由でがっつり覚えてる話があったのでその話をすることにした。

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女難の家系

携帯から失礼します。
あんまり怖くはないと思います。
先日まとめサイト?で「コトリバコ」を読んで、私の家系にもあれに似たことがあり、
願わくばここの方々の専門的な知識、助言や考察を賜りたく思います。

単刀直入に言いますと「本家の女は四十歳を迎えない」んだそうです。

確かに、私が知る限りですが、祖母、曾祖母は若くして他界しております。
しかし、私は親戚のその言葉を「偶然」の一言で一蹴しました。
と言うよりも、この家系にそれほど長い歴史があるとは聞いていないし、
由緒のある家系だとも聞いていませんでした。私はオカルトも信じていませんでしたし。
事実、本家がある田舎を離れてもう二代も過ぎていますし、去年に本家の家屋を取り壊した際も、
親戚一同は大きな躊躇もなく「まぁ、仕方がない・・・・」と言ったり、中には宴会よろしく酒を呑む人までいました。
そんな人達が云う因習に、信憑性はまったく感じられなかったんです。
それに今はそんな時代でもないじゃないですか。

けれど、何か引っかかったんです。違和感と言いますか、モヤモヤといいますか...
ついでに湧いてきた好奇心や探求心にまかせて、調べることにしたんですよ。

180 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 21:22:34.48 ID:VuRaxvaEO

件の会議(飲み会?)の明くる朝、取り壊しが決定した本家に向かうことになりました。
私が幼い頃に何度か来たことがあるそうなんですが、記憶にあるのは離れた所にある薄暗い厠と、
兄と二人で散策してこっぴどく叱られた、大きな蔵です。
まぁ幼い頃に見て感じたほどおっきくはなかったんですがw

家屋自体はもう半壊していました。
そもそもは半壊した家屋が危険で近所の子供の遊び場になることを懸念した親戚の提案なんですがね。

数人が中に入り、遺影や仏壇などを運び出していました。大方片付いたところで親戚のkさんが
「蔵はどうする?やっぱ残すんか?」
と少し神妙な表情で蔵の閂に手をかけました。

「あぁ・・・・・・」
と数人は作業の手を止め、互いに目を合わせて一息。真剣な表情で蔵に向かいました。

なにやら空気が変わったので、私も粛々とそちらに向かうことにしました。

184 本当にあった怖い名無し 2011/04/27(水) 22:11:27.19 ID:VuRaxvaEO

鼻をかすめる埃っぽいような、カビのような臭い・・・
凡そ夏の景色には不似合いな、しん・・とした暗い室内に、少し胃の辺りがぎゅうっとしたの覚えています。

中ではkさんが率先して、あれは?これは?どうする?と周りに相談しています。
方言のおかげで何が何だかさっぱり分かりません。

私は高く積まれた書物に目がとまり、その内の一冊を手にとりまして、ぱらぱらと見ていました。
ミミズのような文字に悪戦苦闘しながらも、漢字や行からどうやらそれが人名であると確認できたんです。
ここにきて表紙を見てみました。
ほとんどがシミに喰われたりでよく読めず、頭に漢字の一部と末尾の漢数字はかろうじて読めました。
他の書物も何冊か見たんですが、やはり同じようなもので私には皆目見当もつきません。

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バッドトリップ

バイト先で知り合ったヤツとの話を書く。
ドラッグとかそういうのが嫌いな人は読まないほうがいいかも。
じゃ、書くね。後にも先にもこの時だけだった、ハッキリと見たのは。
その友人をWとする。その当時、Wが結婚を考えている恋人がいて、Jとする。
Wとはバイト先で知り合った。シャブ好きというのですぐに意気投合。
ヤツのヤサは練馬高野台に建つ築30年越し、古ぼけたマンションだった。駅からわりとすぐで、5階建て。
一階入り口の宅配ボックスだけがきれいで余計に浮いている。やはり宅配業者の要望があったのだろうか。
ワンフロアに2部屋ずつというつくり。エレベーターがなく、階段で5階まで上がるというところからも古さが分かると思う。
今はたしかエレベーターって義務付けられてなかったか。
5階にも扉は2つあるけど、もうひとつのドアを開けると屋上テラス。
Wの部屋に入ると、いきなり魚の腐ったような、でもどこか人工的な化学的な…そんな悪臭が漂っていた。人の家の匂いって色々あるとは思うが、強烈だった。アレを早くキメたら慣れると思って、何も言わずあがる。

トイレの電球が点かないらしい。交換してもすぐ消えるんだと。道理で、入って直ぐの台所に、電球のみが何十個と詰められたゴミ袋があるわけだ。
彼女に子どもが出来たから結婚が近いとか言ってたけど、今日は彼女が実家にもどっているため、
男同士、独身最後のドラッグパーティという企画だった。
早速それじゃあって感じで、Wとキメ始めると、夜が更けるにつれ、慣れると思っていた例の、魚の腐ったようなでも化学的な匂い、が濃くなる一方だった。
シャブを炙るとかなり臭いんだがそんなものではなかった。明らかに異常な嗅いだことのない匂い。
…おかしいだろと思い、一旦外の空気を吸って少し落ち着こうと思い、コンビニへ行こうというと、一緒に出かけることになった。

675 2/5 sage New! 2011/05/01(日) 17:29:22.62 ID:BArBN8k60
501号室のドアを空けてフロアに出る と、当然テラスへのドアが目に入って来る。
Wを伴って屋上に出てみると、隣の駐車場、そしてその反対側はこのマンションとちょうど同じくらいの高さの建物が建っていた。
だけどその距離というのが異常で、ビルとビルの隙間が幅1メートルも無い。
こっちの屋上から向こうの屋上に飛び移れそうなくらいすぐ隣に建っている。
全ての窓が暗い。壁は白く、聞けば、産婦人科だとWが答えた。
飛び移ってみろよ、やだよ、なんて言いながら、柵の隙から下を覗くと、何かみえた気がした。
赤ん坊のような影が、蜘蛛みたいに隣の壁、2階部分くらいの高さに張り付いている…

目の端にひとつ見えた気がしたその瞬間、全身が総毛立ち、その影ががさがさと登ってくるイメージが一気に湧き上がり怖くなってすぐ室内に戻りたくなってしまった。
見るとWも顔が青ざめており、何も言わずコンビニにも行かず部屋に逃げこむ。しかしまた大麻など一服してみると、ふたりして同じ幻覚とはキメ過ぎたか、などと笑いも出てくるくらいにはなり、あれやこれやと嗜むうちにいつの間にか寝ていたらしい。