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人形にまつわる話

オルゴールから

974 本当にあった怖い名無し sage 2008/03/24(月) 16:44:42 ID:euzDE1R20
人形というか、フィギュアにまつわる話

4年ぐらい前に、あるゲームを買った。
それはとある美少女ゲーなんだけど、そのときはその中身のゲームパートに興味があって、ストーリーとかはどうでも良かった。
結局それがきっかけでオタ趣味に目覚めるんだけど、それはともかく。
で、そういうのにありがちなオマケのフィギュアが付いてきた。
でもそのときはなんか持ってるのが恥ずかしくって、特に親に見られたらやだなーってことで、隠す場所を探してた。
そこでいいものを思い出した。
小学校のとき、オルゴールを手作りしたのよ。図画工作の時間にね。
と言っても、そのオルゴール自体はオカルトとは関係ないと思うんだけど。
で、そのオルゴールは小物入れにもなってて、もしかしたら入るかもって思った。
試してみたら、ちゃんと入る。じゃあここに隠しておこう。

その一ヵ月後ぐらいかな。部屋でゲームしてると、いきなりオルゴールが鳴った。
蓋は閉めてあるはずなのに、ポロン、って、一音だけ。
そのときはフィギュアのことも忘れてたし、まあ手作りだからなと思って気にしてなかった。
でもその一ヵ月後、またポロンって音が鳴った。もちろん蓋は閉めてある。
でもやっぱりそのときも、ああまたかって感じで気にしなかった。

ところが、そのちょっと後、外出中に突然フィギュアのことを思い出した。
もしかしてあのオルゴールの音は、奴のメッセージなのでは?
家に帰って早速、中のフィギュアを取り出して、棚の上に飾った。
いや、別の戸棚か何かに移したんだっけか?
まあとにかく、今は枕もとの棚の上に飾ってある。

で、あれから3年ぐらいが経った今まで、少なくとも自分は蓋の閉まったオルゴールが鳴るのを聞いていない。
やっぱりあれは、フィギュアがここから出してって言ってたのかなあ。
という話。あれ、もしかして全然怖くない?

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人形にまつわる話

姪と人形

738 本当にあった怖い名無し sage 2007/11/05(月) 00:34:39 ID:68wuSE2E0
去年の夏の約一ヶ月の事を書くから少し長くなる
気の長い、ヒマなヤツだけ聞いてくれ、信じる信じないも読む人の自由だ
だけど、この話はオレが去年の夏、確かに経験した事だ

去年の夏、姉の旦那の実家に遊びに行った
海も近いし、静かないい所だった。
旦那はと言えば三ヶ月の単身赴任で、その夏も御盆の時に帰ってきただけだという。
義父母と義兄夫婦の住む母屋は別にあり
だからオレにとっては、姉と、それぞれ8歳と5歳になる姉の息子と娘だけの、いわば気楽な夏だった。
ある日の夕方、廊下で姪とすれ違った。
よく見ると胸に一体の見慣れない人形を抱いている。
日本の抱き人形で、少し色が褪せてはいるが、まだ充分、遊べそうな人形だった。
母屋からでも持ち出してきたのだろうか、オレは軽い気持ちで聞いてみた。
けれどそれには答えずに、姪はとっとと自分の部屋に入ってしまった。
いつもは素直ないい子なのに、なにかイケナイ事を聞いただろうか、オレは。

夕食の後、先の気まずさを取りなそうと、またあの人形を話題にあげて誉めあげた。
すると流しで洗い物をしていた姉が耳ざとく聞きとがめて、改めて娘に問い質した。
一瞬しまったかな、と思ったが、どこかで拾ってきたのならダニでもついてたら大変だ
バツの悪さをそう思いこむことにして、オレも姉と一緒になって問いかけた。
しかし姪は、がんとして口を割ろうとしない
そこへ傍でテレビゲームをしていた甥が会話に入ってきた。
その人形、近くの○○神社から持ってきたものだと言う。
丁度その時、甥は神社の奥の森で友達と虫を捕まえていたので、一部始終を見ていたのだと得意気に言う。
そこで甥はしまった、という顔をした。
なんでも神社の奥というものは神様が住むところだから入ってはいけないものだと言う、まして生き物を捕るなどは、ということらしい。
特にあの神社は地元に古くからあるものだから、と姉は付け加えた。

739 2 sage 2007/11/05(月) 00:36:15 ID:68wuSE2E0
その神社は姉の家から子供の足で20分くらいの山の中にある。
山の中と言っても斜面を石段が続いており、中腹の辺りに神社の境内が開けている
相当古くからあるらしく、姉の義父母が子供の頃からすでにあったそうで、いつからあるのかはよく知らないということだ。
なにやら由緒ありげな神社だが、神主、管理者は常駐しておらず
普段は町の方に住んでいるそうで、何かの行事のときにだけ上がってくるらしい。
その神社、オレもここへ来た最初の日に散歩がてら散策してみた。
境内のの右手を入った所に、左右と背面を板、全面を木で出来た格子でかこった、幅120㎝、高さにして160㎝くらいの物置みたいなものがある。
格子の上部は40㎝程開いていて、そこから破魔矢やウチワ、御札、注連縄、それから人形、ヌイグルミと、普段ゴミと一緒に捨てるには、なんとなくはばかられるような物が入れられている
おそらく、ある決まった日に神主の立ち会いの元、処分されるのだろう。
どうやら姪は、そこからあの人形を持ち出したらしい。
神事に疎いオレも姉と顔を見合わせて、ヤレヤレ困った事をしてくれた、と思った。

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心霊良い話

義理堅いおじさん

ちょとよぱらいなのもあるので、まとめてきました。
sage進行でいいのかな。

先日、仕事中に妹から携帯に電話があったんだけど
妹も遠くに嫁に行っててめったに電話なんかよこす事が無いから
何だろーと思いながら出たら、昔からお世話になってたおじさんが
亡くなったって訃報でした。

俺んちは親が死んでて居ないのと、俺もあちこち引っ越したり
してて連絡が取れないので、連絡先のわかる妹のところに
おじさんの家族の人から連絡が行ったらしい。

そのおじさんは、俺たちが子供の頃近所に住んでて
家族ぐるみで付き合いをしてて、いつも家を行き交うような
関係でした。
そのおじさんは元ラーメン屋で働いていたそうで、たまに家でラーメンを
作るのだが、スープの材料の鶏がらや野菜を仕入れてきて、本格的に
丸一日かけてスープを作るんだけどそれが本当に美味しかったんだ。
849 sage 2007/06/24(日) 00:36:06 ID:eNotC/B+0
あげちゃてごめん<(_ _)>

妹から電話が来る2~3日前からなんだけど、ふと昔ご馳走になった
ラーメンの味を思い出しちゃって、あのラーメン美味かったな~
食べたいな~おじさんどうしてるかな~なんて気になって

そう言えばおじさんは糖尿だって言ってたし、もう70才を過ぎてる
年だし元気でやってるのかな~おじさんも昔は暴れん坊で
いつも喧嘩ばっかりやってて威勢が良かったけど、俺たちには
優しかったな~とか、そんな事を思い出してる時に訃報があったんだ。

お通夜と告別式に行ったんだけど、おじさんは奇麗な顔をして
棺桶の中に寝てました。俺はどうしてもおじさんが焼かれるのを
見たくなくて、火葬場には行きませんでした。

850 sage 2007/06/24(日) 00:43:56 ID:eNotC/B+0
それから1週間ほどしてからなんだけど、朝方、夢の中に
おじさんが出てきたんです。「おい!○○(俺の名前)
おじさんは死んだけど、元気だぞ!」なんて事言うんだけど
死んだのに元気なんておかしいだろーって言うと

死んだら痛いとこが全部無くなってすっかり元気になったんだよ~
一緒にラーメン食いに行こうぜ!なんて言われて、ラーメンを食いにいったんだけど
食い終わったら、○○お前も頑張れよ!

なんて言いながら生前愛用していたバイクに乗って去っていきました。(笑

後から聞いた事ですが、おじさんは仲の良かった人のところ全部に
夢枕にたって別れの挨拶をして去っていったそうです。
おじさん義理堅いよ~。おじさんが死んで泣いてたのに
元気な姿で去って行くなんて、ちょっとかっこ良すぎじゃないかよ。

今、笑いながら泣いています。おじさんありがとうございました

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田舎・地方の習慣

ウヅガアさん

985 本当にあった怖い名無し sage 2006/06/17(土) 00:01:49 ID:m98Vn9eW0
明日も早いので投下するだけ投下します。
あ、ところで、けっこう前に、神社の下で寝泊まりしてたら幽霊だと思われてばあさんが死んだって話なかったっけ? 
あれまとめサイト入ってる?
それでは投下。
うちは田舎の農家で、母屋、倉、便所に囲まれるみたいに庭がある。
で、庭の隅の方に三十センチくらいの高さのまるっこい石が置いてあって、正月に餅を挙げたりする。父親はその石をウヅガアさんと呼んでいた。
小さい頃、秘密基地に使おうと思って手を出したら、軽トラの掃除してた母親がすっ飛んできてぶん殴られた覚えがある。触ってはいけないものらしい。
そのウヅガアさんの話。
確か三が日が過ぎてすぐだったと思う。夜中、ウヅガアさんの方から猫の声がした。ぎゃあぎゃあ鳴いている。
当時、同じ部屋で寝起きしていた俺と兄は顔を見合わせた。猫の季節ではない。
俺「餅かなあ」
兄「餅じゃない」
ウヅガアさんに挙げる餅は大人の掌ぐらいのサイズで、翌朝くらいには狸か犬か知らないけど、動物が食べたようなあとが残っている。
俺も兄も、きっと猫がウヅガアさんの餅を食いにきて喧嘩でもしてるんだろうと思った。
無視する事に決めて、しばらくは馬鹿話をしたりしていた。
でもその内鳴き声はどんどん大きくなってきて、窓のすぐ外で鳴いてるみたいになってきた。とうとう兄が立ち上がった。
兄「うるせえなあ。おい、k(俺)一緒にこい」
俺「一人で行きゃいいじゃん」
兄「こういう時は一人で行かないもんなんだよ」
という訳で、俺と兄は懐中電灯を持って庭へ出た。寒くて寒くて、パジャマの上にコート羽織ってニットまで被ったのを覚えている。
兄も「さみー」等と言いつつ、庭を突っ切ってウヅガアさんの方へ歩いていった。
兄「あ、やっぱ猫じゃ…うおおっ?!」
猫ではなかった。

そこにいたのは、裸の子供だった。
ウヅガアさんにべっとり張りついてぎゃあぎゃあ鳴いていた。

986 続き sage 2006/06/17(土) 00:04:18 ID:qg6GHBxg0
兄と俺は即座に逃げ出した。うしろからぎゃあぎゃあ言う声がする。
必死で走って、玄関に飛び込むと普段はかけない鍵をかけ先を争って二階の自室に飛び込んだ。
ドアを閉めて顔を見合わせて、俺たちは意味もなく肩を叩き合った。
俺「何あれ?!何あれ?!」
兄「知らねーよ!!何あれ?!」
俺も兄も半泣きだった。とにかくその日は兄のベッドに二人で潜り込んで朝までガンガンにハードロックかけて震えていた。
曲と曲の合間に、窓のすぐ外からぎゃあぎゃあ言う声が聞こえた気がした。
翌朝、結局一睡も出来なかった俺たちは、母親が食事の用意を始める音を聞くと食堂へ駆け下りて怪訝な顔をする母親に喚き立てた。
兄「母ちゃん!!ゆうべお化け見た!!」
俺「ウヅガアさんのとこでお化け見た!!」
母親の顔がはっきり強張った。
母「何?! あんたら、見たの?!」
兄「ぎゃーぎゃー言うから猫だと思って追っ払いに行ったら、おかっぱで裸の…」
母「言うな!!!」
母親の剣幕に俺たちはビックリして固まった。母親は濡れた手で兄ちゃんと俺に平手打ちを喰らわせると、「父ちゃんのところに行け!!」と怒鳴った。
もう訳が分からない。兄と俺は本気で泣きながら父親のところへ行って、まだ寝ていた父親を叩き起こすと一部始終を話した。
父親は難しい顔をして聞いていたが、最後に一言尋ねた。

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田舎・地方の習慣

かみ屋敷

238 本当にあった怖い名無し sage 2009/02/15(日) 11:41:08 ID:rrgBLLJJ0
では投下します。長いです。

自分はいわゆる理系で、しかもオカルトとは正反対の化学を研究しているのですが、昔から占いとかオカルトとか
そういったものが好きでした。でも、自分には霊感はないんだと思います。
だから今年の夏休みまでそういった体験とは一切無縁に生きてきました。今思えば幸せでした、その方が。
大学のゼミにAさんという同級生がいます。東北から来ている人で、物静かで上品な感じの人でした。
私はAさんと親しくなりました。親しくなって分かったのですが、Aさんは霊感の強い人でした。
アパートに遊びに行った時も、きっちりと片付けられた部屋の隅に大きなお札がドドーンと飾られていました。
(モノトーンで綺麗に統一された部屋の中で、それはかなり異様な光景でした)
そして不思議なことなのですが、よく分からないものを使ってする占いがとても良く当たる人でした。
しょっちゅう色々なものも見てたみたいで、せがむと色々と話をしてくれました。

若干奇行がある人だったんですけど(姿が見えないと思ったら外で木に抱きついてたり、蜘蛛に話しかけてたり)、
学科が学科なのでオタク系・電波系も多かったし、Aさんは優秀な人だったので、皆「ちょっと変わってるよね」と
いう程度の認識で、特に避けたりすることもなく普通に付き合ってました。

前振りが長くてスミマセン。次から本題です。

239 本当にあった怖い名無し sage 2009/02/15(日) 11:41:49 ID:rrgBLLJJ0
去年の夏休み、私を含めて四人でAさんの母方の実家に遊びに行くことになりました。
そこはいわゆる山村で、最寄り駅からも車で山道を30分以上行かないと着かないような山奥でした。
(庭先に平気で熊が出るような土地だそうです)
今はAさんの祖父母が二人で暮らしてるのですが、近くに湯治場もあるし、Aさんも「おいで」と言ってくれたので
皆で遊びに行くことにしました。以下、B、Cとします。

その家は裏がすぐ山になっていて、そこにはAさんの話に出てくる祠や御神木がありました。
頂上に昇るまであまり時間がかからない低い山でしたが、最初に登った時夏なのに酷く空気が冷たく感じました。
Aさんは祠や御神木を見せてくれて、「この山を守ってくれてるんだよ」と言ってました。
何だかひぐ○しの世界だな!とBとCがはしゃいでたのを覚えてます。
その後下山したのですが、行きには気付かなかった細いわき道が途中にありました。
「何?」と聞くと、Aさんは「あの先に行ったことはないけど、絶対行っては行けないって言われてると言いました。

行ってはいけない、と言われると行きたくなるもんです。特にBとCはAさんのオカルト話を話半分に聞いている性質の
人間だったので(仲は良かったけど、オカルトは信じない派)、肝試ししよう!と言い出しました。
駄目だといつになく強い口調でAさんは止めたのでその場では皆帰ったのですが、翌日、下の村まで私とAさんが
買出しに行っている間に、事件は起こってしまったみたいです。

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田舎・地方の習慣

末子継承

長くなるけど、聞いてほしい。
あと文章ヘタでごめん(´・ω・`)

もう十年くらい前だけど、従弟が事故で死んで俺が本家を継ぐことになったときに叔父(従弟の父)から聞いた話。

うちはちょっと珍しくて、末の男児が家を継ぐしきたり。
死んだ従弟も末っ子だった。ちなみに俺の親父は次男、従弟の親父は三男ね。
で、末子継承になったいわれを従弟の葬式のときに叔父から聞かされた。
従弟のバイク事故もこれが原因らしい。まあ聞いてくれ。
江戸も終わりの頃、N家(本家)に嫁が来た。
N家跡取りと仲むつまじく、やがて女の子が生まれて春と名付けられた。
その年は不作で、子どもを生んだばかりでも嫁も働かなければならない。嫁は山菜を取りに山に入ったが、夕方近くになっても姿が見えない。
村の衆で探し回っていると嫁は乱れた姿で山から下りてきた。
天狗に孕まされて。
どうもこの天狗ってのは白人のことらしい。
まぁ「天狗=日本に漂着した外国人」ってのはよくある話、と叔父は言っていた。

570 本当にあった怖い名無し New! 2013/01/30(水) 04:46:21.15 ID:NtJ16ww9O
堕ろそうにも、襲われたショックで寝込んだ嫁にそれは耐えられないと旦那が躊躇しているうちに、ついに男の子が生まれてしまう。
嫁は生んですぐに体調を崩して死んでしまった。
旦那は子供が憎くて殺そうしたが、嫁の忘れ形見だと思うと殺せない。しかたないので座敷牢に幽閉し、そこで育てた。
途中までは人を雇って世話をさせてたが、いつからか姉の春が面倒をみるようになった。
父親がいくらいっても聞かないし、 身内の恥を他人に見せるよりはって理由でそのまま娘にまかせた。
男の子の名前はユキハル。父も誰もつけないから、春が名付けたそうだ。
春はユキハルを大変可愛がった。
んで、そのユキハル。見た目は死んだ嫁によく似ていたけど、色彩が白人…というかハーフのそれだったらしい。
茶色の髪と青い目をしてて、姉から学んだたおやかな仕草。(ここらへん特殊事情。春は訛りの矯正やなんかの習い事?もやってた。その姉からいろいろ教わったユキハルは女形みたいな子だったようだ)
嫁そっくりなのに日本人離れした薄い肌や髪の色をみるたびに腹ただしくて、ユキハルが成長するにつれて旦那はだんだん可笑しくなった。

572 本当にあった怖い名無し New! 2013/01/30(水) 05:11:06.36 ID:NtJ16ww9O
…で、ある晩。ついに旦那はユキハルに乱暴したんだと。
その日から、村の衆や村にくるお役人にも身売りをさせた。(売るといってもはした金の値段で、ユキハルを苦しめる為にやっていたようだ)(だんだん憎らしさが勝ったんだろう)
春は弟が普憫で、父にこんなことは止めるようにと言ったが父は聞き入れず、次第に娘がうっとおしくなり早めに嫁にやることにした。
春が「嫁に行くことになった」と告げると、ユキハルは春をさらって山へ逃げた。
唯一自分に優しくしてくれる姉を奪われるのは、ユキハルにとって身を切られる辛さだったんだろう。
やがて湖のほとりに出ると、そこで春を抱いた。
事が終わり、すすり泣く春を見て「少し周りを見てくる」と言って一人にさせた。春は泣きながら湖に入った。
ユキハルが帰ってくるとすでに春は水の中だった。姉がいないならばと、彼も崖から飛び降りた。