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洒落怖

トンネルを抜けると

もうだいぶ前の話
買い物の帰りに姉を見かけちょっと脅かそうと思って後をつけて行った
姉はどんどん進んで行ってふと気付くとまったく知らない道だった
引き返すことも出来ずただ後を追うとトンネルに入った
またこのトンネルがえらく長くて出口は見えるのにいつまで歩いても出られない
それどころか姉にもたどり着けなかった
その内姉も見えなくなりひたすら歩くだけ
トンネルに入って2時間はいたと思っていたのに外は明るいまま
もう戻れないと思い途方に暮れて泣いていると後ろから誰か走って来た
そこでなぜか助かると思わずに走って逃げてしまった

すると急に前のトンネルの穴が明るくなり思い切り走るとついに外に出ることが出来た
周りの景色を見るとまったく知らないところでひまわり畑の一本道だけ
一本道を抜けると田園が広がる田舎だった
農家の人の家に上がらせてもらい家へ電話すると現在は使われていなかった
事情を話して警察へ行くとまったく違うところへ住んでいた
日付や年や県も変わっていないが何もかも分からなかった
ずっと住んでいたことになっているが見たことのない風景だったし
地域の人やクラスメイトの顔も店も学校も分からない
それどころか文字やいろいろな物にも違和感を覚えた
しかも両親はいるが姉はいなかった
結局何だったのかはさっぱりだけどこれが私が体験した一番怖い話

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拾ったモノ

高校生の頃、道端で金を拾った。
それも10円とか100円ではなく、500円玉を4~50枚ほど。

バッグに入っていたわけではない。
自宅近くの交差点から川沿いの道を通り、
公園に行き着くまで直線にして大体2kmぐらいの範囲の道に、
ところどころ散らばっていたのだ。

貧乏学生だった俺にとって臨時収入といえるこの金は、
まさに渡りに船。今なら何らかの事件性も考えて、
警察に連絡するのかも知れないが、
当時の俺はそんなに生真面目な学生でもなかったので、ゲームを買ったり、
友達との交友資金に使ったりと、大切に使わせてもらったわけだ。

513 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/03/11(日) 23:32:13.44 ID:U0mGaHqO0
拾った金を使い切った次の日。
朝目覚めると、体が異常にだるく感じた。
全身の関節が痛み、喉が痛くて呼吸するのも億劫だった。
しばらくすると、登校時間になってもおきてこない息子を叩き起こそうと
鬼の形相をしたかーちゃんが、部屋の扉を乱暴に開けた。

「いつまで寝てるの!!早く学校行きなさい!!!」

そう怒鳴ったかーちゃんだったが、
俺の様子を見るとキョトンとした顔をしてベッドに近づいてきた。

「なに、あんた。熱でもあるの?」
「…………(うん)」
「早く言いなさいよ!悪くなったらどうするの!?」
「…………(大声出さないで、頭痛いの)」
「まったく、ちょっと待ってなさい。薬もってくるから」
「…………(ありがとう)」

何でかーちゃんってのは、子どもが風邪引くとあんなに優しくなるのかね?
普段からもう少しその優しさを出してくれれば良いのに。

514 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/03/11(日) 23:33:50.07 ID:U0mGaHqO0
閑話休題

それから三日間はひどいものだった。
40.0℃近い高熱が続き、水でさえも口に入れたらすぐに戻してしまう。
病院に行っても原因は不明。
とりあえず一日入院したら、嘘のように熱が引いた。
医者も首をかしげていたが、翌日には退院の運びとなった。
迎えに来てくれたのはかーちゃん。
「お昼ごはん何を食べたい?」ときいてくるかーちゃんに、
「別に何でも良いよ」と答えようとしていると、対向車線から
トラックが突っ込んできた。

かーちゃんは肋骨3本。
俺は右腕を解放骨折、右膝の前十字靱帯断裂と半月版損傷、
右脛骨粉砕骨折で病院に逆戻り。

入院中にもかーちゃんに癌が見つかったり、元気だった祖父が倒れたり、
家が火事になったり、彼女に振られたり。
つくづく不幸に見舞われた。

祖母が、「呪いじゃ!呪いじゃ!!」とテンパってた姿を今思い返すと少し笑えるw

515 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/03/11(日) 23:35:22.23 ID:U0mGaHqO0
でも当時は俺も連続する不幸が怖くなっていて、
一族の墓を任せていて、
昔から懇意にさせてもらっているお寺の住職さんに、
お祓いをしてもらうことになった。
住職さんは俺には別に何を言うでもなく、淡々とお祓いを終わらせた。
ただ、帰り際に「○○君、何を拾ったの?」と、ぼそっとつぶやいた。

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アケミちゃん

673 1 sage New! 2012/04/07(土) 01:09:22.61 ID:izNH2elO0
去年の5月に起きた話を。

大学に入学し友達も何人かできたある日の事、仲良くなった友人Aから、同じく
仲良くなったBとCも遊びにきているので、今からうちに来ないかと電話が
あった。
時間はもう夜の9時過ぎくらい、しかもAのアパートは俺の住んでいるところから
大学を挟んで正反対の方向にあり、電車を乗り継いでかなり先にある。時間も
かかるしちょっと面倒なのだが、特にすることもなく、そのうえ土曜の夜で暇だった
俺はAのアパートへ向かう事にした。

乗り継ぎ駅のホームで待っているとき、ふと気付いたのだがホームで
待っている人がやけに少ない。
「土曜の夜ってこんなもんだっけ?」と疑問に思ったが、特に気にもせず電車に
乗り込んだ。すると電車の中もやけに空いていて酔っ払いらしい2人組みが
乗っているだけだった。

特になんとも思わず席に座り、携帯を弄りながらぼーっとしていると、その酔っ払い
2人も次の駅で降りて行き、代わりに俺と同い年くらいかな?の女の子が乗ってきて
俺の向かいくらいの位置に座った。
最初は気付かなかったのだが、ふと携帯を弄るのをやめて顔を上げると、その
女の子がやたら可愛い事に気が付いた。

黒のセミロングくらいの髪型でちょっと大人しめな感じ、ぶっちゃけ言えばモロに
タイプの子だ。
が、別に女の子と話したことが無いとかそういうのではないけど、彼女いない歴=
年齢の俺に声をかける勇気があるわけもなく、「出会いなんてあるわけないよなぁ」と
心の中で思いながらふとその子を無意識に見つめてしまっていた。
しかも間の悪い事にその子と目があってしまった。

674 2 sage New! 2012/04/07(土) 01:10:27.14 ID:izNH2elO0

「ヤバイ、キモいやつだとおもわれる!」と慌てて目を逸らしてずっと窓越しに
外を見ていました風な態度を取ったのだが、傍から見てもバレバレだろう。
目的地の駅はまだ5駅も先だ、俺は「どうしよう、次の駅で下りるべきか、でも
それだと余計不自然じゃね?」などとあからさまにキョドって葛藤していると、クスクスと
笑い声が僅かに聞こえてきた。

「え?」と俺が正面を向くと、女の子が俺のほうを見て楽しそうに笑っている。
そして、楽しそうに「なんですかぁ?」と俺に話しかけてきた。
「え?マジで?何このマンガみたいなシチュエーション」と思い浮かれまくり
ながらも、表面上は冷静さを取り繕いながら「いや…外を見ていただけだけど…」
と返すと、あろう事かその子はクスクスと笑いながら「私のこと見てたよねー」と
言いつつ俺の隣へと移動してきた。

内心大喜びしながらも、観念した俺は「ごめん、見てました…」正直に答えた。
その後15分ほどの間だが、俺はその子とかなり色々話した、名前はアケミちゃん
というらしく、学部は違うが俺たちと同じ大学に通っているらしい。
しかし、その時は気付かなかったのだが、後になってこの時の会話を思い返して
みると、明らかにアケミちゃんの言動はおかしかった。

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解体

719 1 sage 2012/04/07(土) 21:55:36.95 ID:6JC8dLJ00
自分が神戸のほうの土建屋で解体を主な業務にしていた時のことだけど、
仕事にからんで不思議なことや気味の悪い出来事は年に一回くらいはあった。
今でいう孤独死で、遺体が長期間放置されていた家屋を全面解体や部分解体する場合なんかは
いろいろと大変だけれども、おかしなことはほとんど起きていない。
やはりヤバイのは、古墳と思われる墳丘をつぶして地ならしする場合なんかで、
重機担当のやつらは相当嫌がっていたが、これは先輩方から代々話を聞かされてきているせいもある。
まあそのあたりは会社でもわかっていて、拝み屋を手配したりして対策は立てていたんだけど、
そういう予測のつかないケースもあった。

730 2 sage 2012/04/07(土) 22:05:44.14 ID:6JC8dLJ00

ある時、山のほうの下が貸し店舗で二階が二部屋程度の一軒家の解体の仕事を回されて、
夕方話を聞きに行ったときの。自分と後藤という若いやつと二人で依頼主と話をして、
その後鍵を借りて、二手に分かれて内部をざっと見て回っていたんだが、
店舗はまだ改装していくらもたってないような様子で、すぐに解体する理由がわからない。
依頼主が金に困っているのかもしれないが、何となく気に入らないと思った。
そのとき「おーい、ちょっと来てください」という後藤の声がして、
行ってみると台所で、床のところで1m四方ほどの板の片側を持ち上げている。

721 3 sage 2012/04/07(土) 21:58:01.01 ID:6JC8dLJ00
「あれこれ、冷蔵庫か何かの下だったんだろ。よくわかったな。野菜なんかの貯蔵庫か?」
「いや、自分もそう思ったんですが、その隅のところを見てください。」
その穴はコンクリート作りの1m四方くらいだが深さも1m以上あって、貯蔵庫にしては下まで
手が届かない。その一隅が10cmくらい三角に崩れていて、ぽっかりと暗い穴になっている。
「えーなんだ、まさか地下があるとかじゃないだろうな。」
「どうでしょう。土台ぎりぎりくらいの深さじゃないかな。防空壕とか?ちょっと降りてみますね。」
「気をつけろよ。」と言うまもなく、後藤が両足を穴の底につけた瞬間、
床に置いていた手が泳ぐように宙をかいて姿が消えた。

723 4 sage 2012/04/07(土) 21:59:20.44 ID:6JC8dLJ00
底が完全に抜けて下に落ちたようだ。ドザッと音がしたので、コンクリの破片もかぶったにちがいない。
暗くて見えない穴の底に向かって「おーい、大丈夫か。」と叫ぶと、ややしばらくして
「・・・大丈夫です。ちょっとケツを打ちましたが・・・ここそんなに深くないです。
・・・あれ、大丈夫じゃないか、頭から血が出てるかも。ぬるっとする。」と声が聞こえる。
「ちょっと待ってろ、応援を呼んでくるから。」
「・・・カッコ悪いからいいですよ。車にロープあったでしょう、あれでひっぱってくれれば
登れますよ。すんません、車からロープとそれから懐中電灯持ってきてください。どうせなら
少し調べてみます。」
「いいのか?血が出てるんだろ。」「いや流れてこないのでたいしたことないです。
・・・ここ高さは1m半ないですね、まっすぐ立てない。」「ちょっと待ってろ。」

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滝から落ちる大量の人間

10年くらい前の話だけど・・・友人に誘われて山奥の渓流に釣りに行った。
自分は釣りは不慣れだったが、友人は釣りに関してはベテランで彼の案内に
従って渓流をさかのぼって行った。川の美しさに興奮しながら上流へと進んで
行くと、やがて高さ10mはある滝にたどり着いた。この滝もまた非常に美しく、
私も友人も釣りを忘れてしばらくその滝を見上げ見つめていた。

 うっとりと滝を眺めていると・・・・なんと・・・滝の上から水と一緒に
裸の人間が落下してきた。人間は落下の途中で岩にぶつかり鈍い音をたてながら
下に落ちた。岩にぶつかるたびに手足がおかしな方向に跳ね上がっていたので
意識は無かったと思う。当然かもしれないが下に落下した後もぴくりとも
動かなかった。

643 本当にあった怖い名無し 2012/04/05(木) 23:17:44.93 ID:5++cWm+p0
すでに死んでいたのだろうか・・・それとも落下によって死んだのだ
ろうか・・・。いずれにせよ異様な光景に私と友人はどう行動すべきか
とっさには判断がつかなかった。しかしとりあえず安否を確認しようと
その人間に近づこうとしたとき、友人が「また来た!」と叫んだ。
見上げるとまた全裸の人間が滝から落下してきたのである。
この滝の上はどうなっているのか・・・思っていると、次から次へと
別の全裸の人間が落下してきた。上手い例えが思いつかないが、
流しそうめんのように全裸の人間が流されて落下してくるのである。
人間はどれも20代30代くらいに見え、男も女も流れてきた。
壊れた人形のように岩にぶつかりながら落下し滝の下に折り重なって
いったのだった。

644 本当にあった怖い名無し 2012/04/05(木) 23:18:50.91 ID:5++cWm+p0
早く警察に連絡した方が良いと判断し、友達と共に川を下り車に乗り
数十分かけて来た道を戻り電話が通じる様になってから110番した。
「10人以上人間が死んでる。」人数的にも場所的にも救急車は無理と
言う事でヘリが飛んだ。やがて待っているとパトカーも到着したので
警官に事情を説明した。しかし、しばらくするとヘリからは大量の死体など
見当たらないとの連絡が入った。そんなはずは無いと地上から歩いて
川をさかのぼったが死体はおろか滝すらも見つからなかった。

 その後、私と友人は度々大量の人間の死体の幻を見る様になった。
幻は一緒に居る時に二人で見る事もあったが、各々が一人で見る事もあった。
大量の死体は農家のビニールハウスの中に満杯になっていたり、
海岸に打ち寄せられていたり、到着したエレベーターにぎゅうぎゅう詰めにさ
れていたり、様々な形で現れた。滝での経験からもう通報等はしないが、
忘れた頃に突然現れるその時は非常に驚かされる。

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自分自身

ある日、リビングで寛いでいるとインターホンが鳴りました。妻に先立たれ子供もいないこの家に、来訪者を迎えるのは私しかいません。
玄関のドアを開けると、みすぼらしい格好の男が一人立っていました。うす汚れたコートを羽織り、形の崩れた帽子を深く被っており顔が見えません。
私「どちらさん?」
男「…今日で終わる」
私「は?なんです?」
男「長かった。でも今日でそれも終わりだ」
男の言う意味が全くわかりませんでした。おそらく訪ねる家を間違えているのでしょう。
私「あなたは家を間違えてませんか?ここは○○通り…」
男「○○通り1153番。間違うはずがない」
私「え、では私に何か用なんですか?」
これは気でも狂ったか、もしくは乞食の新手の物乞いだろうと思い、
私「お腹が減ってるんですか?」
男「腹?減る訳ない」
私「じゃあどこの病院から抜け出して来たのですか?」
男「…」

私「お名前と病院名を教えて下さい。なんなら私が病院まで送って差し上げますよ」
男「…」
私「どうしたんですか?なにか言ったらどうですか?」
男は俯いて黙り込んでしまいました。私はほうっておこうと思い、玄関のドアを閉めようとしました。すると、男の体が震え出したのです
私「どうされました?やっぱり救急車を呼びま…」
男「ふふっ、はは、はっはっはっ!」
男は突然大声で笑い出したのです。私は驚きながらも、これは病気だと思い、警察を呼ぶため電話のあるリビングに戻ろうとしたのです。

435 本当にあった怖い名無し sage 2010/01/20(水) 19:18:15 ID:mlhRNureO
すると、その男はいきなり私の腕を掴みました。その力は強く、私は男の方を向かされました。
男「そうさ、抜け出してきたんだよ。でも病院なんかじゃないぞ。ここからだ!」
と叫ぶと男は大きな動作で私の額を指差したのです。その時に男が羽織っていたコートと帽子が落ちました。そこに現れたのは他ならぬ「私」自身だったのです。私は訳がわからなくなりました。その時、私の頭の中でピキッと卵の殻が割れるような音がしました。
男「見ろ!俺を見ろ!お前の本当の姿をした俺を見ろ!」
私の姿をしたその男は、私が以前に着ていたのと全く同じジーンズとセーターを着ていました。
私「お前は、なんなんだ!?一体どういう事だ!」
私は酷く混乱しました。その男の服は私がかつて着ていたのと同じでしたが、全体的に薄汚れており、何よりセーターのあちこちに赤黒い染みがべったりと付着していました。再び卵の殻が割れるような音…
男「世の中の人々はあの事を忘れとしまった。お前もな。だが俺は忘れない」
私「な、何だね、あの事とは」
それを聞いた男はおどけて天を仰ぐポーズをして言いました。
男「そうだよな。お前があの事を覚えてる訳がないよな。覚えていたら俺なんか生まれなかったんだから」
私「あんた、さっきから何言っているんだ!」
男「聞きたいか?では教えてやる。俺はお前の妻を殺害した犯人だ」
私「…!!」
男「もうひとつ教えてやろう。こっちの方が大事だ。いいか、よく聞け!俺はお前だ。お前のもう一人の人格だ。今日はお前に殺される前に、お前を殺しに来た。さあ、終わりにしよう」
私の頭の中でグシャという音がしました。その瞬間、男は私の頭の中に入ってきました。そして私は全てを思い出したのです。