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狐さんとの約束

610 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/22(水) 01:15:35.63 ID:DT+G7q8Y0
亡きうちの婆さんが親父に語ったという話。そして俺が親父から聞いた話。
大戦末期、爺さんはのらりくらりと免れていたが、ついに出征の命令がきた。
爺さんは名誉なことなどとは思えなかったらしく、もう生きてかえってはこれない、俺はもう終わりだ、と毎晩泣きながら酒浸りだったらしい。
婆さんはなんて臆病な男なんだろう、とほとほと呆れ果てていたそうだ。
しかし、ある日爺さんは上機嫌で帰ってくると、婆さんにこう語った。
気まぐれに近所のお狐さんを参ったところ、お狐さんの声が聞こえたとか。

そんなに死にたくないのならば、わしがなんとかしてやろう。
その代わりに、休みの日は毎朝必ずここを掃除し、供え物を絶やしてはならない。

婆さんはとうとうおかしくなったかと相手にしなかった。
しかしその日以来、爺さんは人が変わったかのように俄然やる気になって、意気揚々と戦地へ向かった。
婆さんはあんな臆病者がとても戦場で生き抜くことはできないだろう、と半ば諦めて送り出した。

終戦を迎え、爺さんは帰ってきた。
爺さんによると、何度も死ぬかと思ったが、その都度奇跡的な出来事が続き、生き延びることができたらしい。
その中でも印象的だったのは、名前も知らない味方の兵士が、何度もあった危機的状況にふっと現れ、活躍したという。
その兵士の活躍が結果的に爺さんを助けることとなったとか。
その兵士はいつも将棋の駒を身につけており、爺さんもそれにあやかり自作の駒をお守りとし、身につけていた。
部隊がほぼ壊滅したなか、爺さんは五体満足で帰ってきた。
爺さんはあれはお狐さんの兵隊だ、お狐さんは将棋好きなんだ。
と興奮しながら婆さんに語ったという。

612 本当にあった怖い名無し New! 2011/06/22(水) 01:17:48.26 ID:DT+G7q8Y0

帰還後、爺さんは少ない元手から商売を始めたが、なかなかうまくいかず苦労した。
しかし忙しいなかでもお狐さんとの約束はきちんと守っていた。
四人目となる親父が産まれたころ、商売は少しずつ軌道にのり、あれよあれよというまに爺さんは少なくない財を築いた。
しかし、そのころになると、爺さんは博打や女に呆けるようになり、家庭をないがしろにするようになっていった。
家には金を入れていたので、婆さんは泣く泣く我慢していた。
お狐さんとの約束も次第にいい加減になっていき、とうとう近づくこともなくなった。
異変が起きたのは間もなくのこと。
長男と長女が相次いで亡くなり、爺さんも肝臓を痛め倒れた。
痛みに苦しみ、毎晩夢でうなされる爺さんは、お狐さんの祟りだ。お前が代わりにお狐さんとの約束を守ってこい、と婆さんに命じた。
婆さんはお狐さんとの約束を代わりに果たしたが、時すでにおそく、爺さんは苦しみ抜いて死んでいった。
あっという間に商売は傾き、婆さんは残された子供らを育てるため相当に苦労した。
しかし、お狐さんとの約束はきちんと守っていた。

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遺影

477 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/15(日) 01:55:32.76 ID:ABu+Rf5MO
興ざめしたから、俺の体験談を

こないだ母親の実家に行った時の話

俺の叔母(母の弟の嫁)が妊娠してて、予定日が近づいたから入院することになったんだ
叔母には三歳の息子、つまり俺の従弟がいるんだけど、旦那は叔母に付きっきりだから入院中子守りを任されたわけよ
でも、俺一人じゃあれだってことで親戚のおばさん(五月蝿い元マラソン選手に外見も中身もそっくり)と三人でってことになった
子守初日、寝ようと思ったけど、客間が使えなかったから渋々仏間に寝ることにしたんだ
でもおばさんが、「遺影が怖い」って言い出しやがって…
確かに、古い家だから遺影もいっぱいあって怖いんだけど
五月蝿いから仕方なく遺影全部外して、仕舞ってから寝たんだ
で、翌日茶の間でテレビ観てたら、従弟が仏壇の辺りを見て「怒ってるじいちゃんがいる」「長い包丁もってこっち見てる」とか言い出して
俺らにはそんなもん見えないわけで、俺糞ビビって、おばさんはわめきだすし、従弟は「凄く怒ってる」って言い続けるし

でも、すぐ遺影だ!って気付いて、ビビりながら元に戻したんだ。
そしたら「優しい顔になった」って。
その後「もういなくなった」って言うから、遺影見せて、この中にさっきのじいちゃんいる?って訊いたら、たぶん100年以上前の超古い遺影っぽくないの指差して「これ」って(家の人も誰だかわかんなかった)

後になって考えてみると、長い包丁って刀のことなんだろな
三歳児には刀ってわかんないから長い包丁って言ったんだろう
って考えるとますますマジで見えてたんだなって思って、俺霊とかは信じてないオカルト好きなんだけど流石にgkbrでした
因みにおばさんはもう無理ってことで、その後すぐ帰りやがったのでそれからは俺が一人で子守りして、二日後無事可愛い女の子が生まれました。

駄文失礼しました。

789 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/16(月) 16:55:55.10 ID:BPPVjYLOO
>>477の後日談です

477は実際の話と変えてる部分があるので、辻褄が合わないとこだけ訂正します
こないだの話じゃなくて、477は七年くらい前の話でした
あと、五月蝿いおばさんが帰った後はまた違うおばさんと子守りしてました
当時高校生だったんで

789 本当にあった怖い名無し sage 2011/05/16(月) 16:55:55.10 ID:BPPVjYLOO
>>477の後日談です

477は実際の話と変えてる部分があるので、辻褄が合わないとこだけ訂正します
こないだの話じゃなくて、477は七年くらい前の話でした
あと、五月蝿いおばさんが帰った後はまた違うおばさんと子守りしてました
当時高校生だったんで

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サーバールーム

どことは言わないけど、資本金300万円・従業員数5人の
零細IT会社のサーバー室に入ったことがあるんだ。
サーバー室と言っても、普通のワンルームなんだけどな。
普通の、というのは設備的に特別な部屋じゃないという意味。

けれど、その部屋は普通以上の長所があった。
内装こそクソ洋間だけど、立地条件と家賃が凄く良い。
駅前から徒歩15分で家賃は月額1万円わってる。

サーバー管理の予備知識はあったが、薄着が祟り腹を下した。
サーバールームは、冷却のためエアコンをガンガン効かせてる。
ショボい会社だから、冷やすほどの台数も光熱費の余裕も無いと
思っていたんだ。GW前に、上着の下はTシャツ一枚だった。

社会人失格かと焦り、せめて便所をきれいに使おうと心に
誓った。外回り用の背広型ジャケットの裾を捲り上げてたとき、
床や壁に違和感を感じた。自分の影しか落ちてないはずなのに、
ササッと動くものがあったんだな。

とっさに「確かめなきゃ!」と思い、影を追ったら女性と目が合いました。
それは一瞬でいなくなり、普通の電灯しかなかった。
女性は目の周りが青ずんでて、いかにも尋常じゃない感じだった。

133 本当にあった怖い名無し 2011/04/05(火) 23:21:23.80 ID:5YWuxR5T0
全身に寒気がするほどの怖気、歯がガチガチするぐらい震えた。
体表が痺れるような、どうしたら良いかわからないような怖気。
自律神経に急な異状が起きたとき特有の、便秘系の腹痛。

社会人の矜持から、辛うじて叫んでしまわずに済んだ。
お腹が縮むように痛かったけど、便所から出て仕事を続けた。
幸い、先輩の付き添いという仕事の緊張感で腹痛や吐き気の方は緩和できた。

個人が生活するなら、便所の「決定的な問題」は生活上の重大な問題となる。
でも、普段は機械を置くだけの用途だし隣室がオフィスでもあるヤツらは
地代の安さを買い、事故物件に手を出す。
むしろ、積極的に探して借りる。

便所以外も異変が無い保証なんか無いんだけど、
サーバーがあるから外は大丈夫なんだろう。
月収15万前後の赤貧SEなら、生活苦も頭の疲労もすごいから
案外、平気なのかもしれんけど。

俺は子どものとき、ドラクエⅣみたいな冒険するのが夢だったんだ。
修行中の霊能者だったが債権回収のバイトで失敗し逃亡したヤツ、
有名選手を路上で傷害致傷してブログからアシついた空手バカ、
かつての仲間たちと遜色ない方が居られましたらブログをお見せください。

最初の人のブログを集合場所とし、幽霊ルームへの移住計画を立てましょう。

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借り子

1
小1の11月~小2の五月上旬までに体験した話を投下させて下さい。
上記はめちゃくちゃ中途半端な時期ですが、一時的に転校しました。

発端は私の心霊写真。
小学校入学の記念に、写真館で一人おすましして撮影。
その写真が心霊写真として出来上がってしまった。
(当時は特に酷くて八~九割が心霊写真で、私の写真だけ別のアルバムに入れて仏間の奥に厳重保管されるレベル)
写真は十人?(匹?)の半透明な何かに囲まれ、私も半透明だった。
遠縁の本家がその噂を聞きつけて、是非その写真を送って欲しいと土下座訪問して来た。
両親は快く写真を渡してしまった。
その本家と言うのが、遠縁の親戚に「就学(小学校に入学する年齢)前後の女の子はいないか?」と聞きまわっていたらしい。
両親も「養子縁組の話かな?」とかんぐったそうだが、何せ私は不思議ちゃん。
心霊写真を本家が持ち帰れば、きっともう何も言って来ないだろうと思ったらしい。

お盆8/15が過ぎて、涼しくなってきたなーと近所の空き地で虫取りをしていると母親が駆け足でやって来た。
「MEちゃーん!本家の人が突然いらっしゃってね、MEちゃんに会いたいって」
私は来客用の高級菓子が食べられると思って、虫取りを中断。まっすぐ、家に飛んで帰った。
スーツを着たお兄さんがずっと父親に土下座したまま「御願いします」と何度も言っている。
とても異様だった。

535 ME ◆KCYjPGrG56 sage New! 2011/04/08(金) 03:27:41.35 ID:XQ/W8jQK0
2
「困りますよ!」と父親は札束をその人の鞄につめこんだ。
「お金、土地、一生涯の保障、何でもいたします」とお兄さんは泣きながら懇願。
「ME、本家が御前を欲しがってる。絶対、養子になんか出さないからな!」と父親があんなに怒るのをはじめて見た。
「お盆で本家筋が全員集まって、『MEちゃんなら、【借り子】ではなく【借り様】がつとまる』と喜んでおったんです!どうか!」
「御願いします!MEちゃんを少しの間、本家に招きたいんです!」
「だから、その借り子だか借り様だか知らんがな。そんなのどうするんだ!小さい子にイタズラする気なんじゃないか!?このロリコン共!!」
そこへ父方の祖父母も駆けつけて来た。
「やめんさい、(父親の名前)!」
「分家の分家の分家みたいな我が家から【借り様】が出るのは、それはそれは目出度い事なんだよ!」
おばあちゃんがパシッと父を叩いた。

本家の跡取り息子夫婦はかなり若い時に結婚して、ずっと子どもが出来きなかった。
それで、その土地の風習「借り子」をする事になった。
「借り子=期間限定で親戚の子をレンタルする」
親戚の子を引き取って実子のようにかわいがって育てると、自然と子どもが出来る。
出来たら、宴を開いて盛大に借り子を送り出して、元の家に戻す。
それにいくつかの制約・条件・リスクを課したのが「借り様」。
・借り様は女の子だけおk
・借り様を泣かせると流産する
・借り様が死ぬと血筋が絶える(絶家になる)
・借り様=外から招く神様?

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幽霊ガード

もう何年も前だけど、職場の同僚と仕事の帰りにドンキに向かってる途中の話。
同僚は地元民なので、裏道に詳しい為運転をお願いした。仕事が大体21時頃終わるので、当然辺りは真っ暗。
私もそのドンキの場所は知っていたけど、職場のからの近道ということで同僚が使った細い道は、初めて通る所ばかりだった。
それで、あるガード下に差し掛かった時、突然背中と腕にゾワワワ!っていう感覚が。思わず身震いするぐらい。
そこはなんの変哲もないガード下で、右側によくある◇を並べた様な網目の金網があった。
同僚に「なんか知らないけど、今めっちゃ鳥肌立ったー!」って言ったら、ガードをくぐった後で、同僚が「雨じゃなくてもここは嫌だよねー」と、返してきた。
雨じゃなくても?
前述の通り、私には初めて通る道だったので、同僚の言う意味が解らず、詳しく聞くと、こういうことだった。

何年か前にバラバラ殺人事件があって、あのガード下で遺体(の一部?)が見つかった。
手や足が、金網に挿してあった。
被害者は女性で、新聞にも載った。
以来、雨の夜にはその場所で女性の幽霊が現れるということで、幽霊ガードと呼ばれている。恐らく雨夜日に被害に遭ったのだろうと、地元では専らの噂。

幽霊とか見た事のない私も、流石にゾッとしてしまった。
以来、時々同僚と仕事帰りにに寄り道する事になっても、あの道は使わないで欲しいと頼んでる。
同僚にとっては「雨さえ降ってなければ便利な近道」なのだそうだが、私はもう二度と行きたくない。
その事件も、地名を入れて調べれば見つかるかもしれないとのことだが、怖くて調べてない。
因みにC県、M市です。
私にとっては、あのゾワゾワはシャレにならないくらい怖かったので投下してみた。
お付き合いありがとう。

279 本当にあった怖い名無し sage 2011/02/20(日) 15:12:40.92 ID:J6CARW/b0
松戸って本当に恐い場所だよ

280 本当にあった怖い名無し sage 2011/02/20(日) 15:18:21.04 ID:Bcz8ZzmB0
>>279
ビンゴ。今まとめてる話もちょっと松戸絡み。ヤバイらしいね結構…

283 本当にあった怖い名無し sage 2011/02/20(日) 15:45:17.56 ID:J6CARW/b0
胡録台が一番恐ろしかった。
昔、無実の罪でたくさんの人が惨殺されたんじゃないかと思う。
鉈とか斧とか鎌で。

戸の付く地名は、強力な負のエネルギーが放出される通り道の上にあるって聞いたことがある。
その名に(祟り)神が付く神戸がその最たるものだとか。
そこに住んでる方達には申し訳ないのだけれど、そこであまりにも常軌を逸した猟奇的な犯罪が起きると
やっぱりそうなのかなと思ってしまう。

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俺達の神様

以下祖父の体験談
~~~~~~~
小学校6年生の頃、夏休みに友達と二人で川遊びを始めた。
川遊びは危険なので学校では厳しく禁止を呼び掛けていたが、
当時土手は綺麗に整備されて無く、木で覆われていて隠れて遊ぶ事が出来た。

その時、遊びの一環で土手の木々の陰に川石で【神様の祠】を作った。
川石で壁と天井を作って土で固定して、子供の膝くらいまでの小さな祠を組み立てた。
その中に適当な流木の破片を置いて御神体に見立てた。
冗談で、野苺や花を供えたり、願掛けの真似事をして遊んだ。
ごっこ遊びとはいえ、手を合わせて目を瞑ると神妙な気分になったものだった。

川で遊んで3週間経ったころ、同級生の告げ口で川遊びが学校にバレた。
友達と共に、親と同伴で学校に呼び出され猛烈に怒られた。
さらに、夏休み期間、家の畑仕事などの手伝いが終わった後毎日学校に来て、
校長が指定した本の書き写しをする、という罰も与えられた。
勿論もう川に行く訳にはいかない。

446 2 sage 2011/02/22(火) 20:37:38.97 ID:vyOtTP1u0
川に行かなくなって1週間程経った時、一緒に罰を受けてる友人が言った。
「あの俺達の神様、俺たちが行かないから怒ってる」と。
友人曰く、川通いをやめてから夢に棒きれの様に痩せ細った男が毎日現れる。
そして、酷い地元なまりの口調で、
「もう知らないふりはできないぞ、川に来い」「腕が惜しいか足が惜しいか」
と繰り返し言ってくる、あれはきっとあの祠に居る神様だ、との事だった。
眠れない事と、ずっと腹を下している、という事も言っていた。

俺は「きっと神様の祟りだ」と【神様】に恐怖を感じ、家族に相談した。
父と母は、くだらない…と聞き流したが、祖母は
「また川に行きたいからそういう話作るんだろ、この不良共!」と激怒。
次の日祖母は、その日の罰を終えた俺と友人を連れて川原に行き、俺たちの目の前で
【神様の祠】を破壊し、「ほらこれでもう神様いない!川の遊びはお終いな!」
と俺と友人の頭を一発ずつ殴った。

447 3 sage 2011/02/22(火) 20:39:17.99 ID:vyOtTP1u0
その日の夜、俺の夢にボロを着た骸骨の様な男が現れた。
顔の肉は殆ど無く、骨の形がはっきり浮き出ていた。窪んだ眼窩に目玉は無い。
前屈みに胡坐をかいて座っている。その骸骨は酷い地元なまりの口調でこう言った。
「子を喰らってまで生き永らえようとしたが叶わず、野に骸を晒したるは無念」
「もう片方の童には唾をかけた。いつでも喰えるぞ」
当時、その言葉の意味は分からなかったが、言葉自体は今も忘れられない。
俺が骸骨男の夢を見たのはその一度きりだった。

後から知ったが、周囲一帯は歴史的な大飢饉で深刻な被害がでた土地だった。
自分が見た夢の事は友人には言わなかった。
その後、友人の家族は家業に失敗し抵当に当てていた家を競売に出され、
周囲にろくに挨拶もしないままひっそりと他所へ移った。
だから、友人の安否は分からない。
~~~~~~~~~
という祖父から聞いた話