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師匠シリーズ

田舎

326 田舎 中編  ◆oJUBn2VTGE ウニ New! 2007/08/23(木) 00:32:44 ID:pA3eqjtb0
そもそもの始まりは、大学1回生の秋に実に半端な長さの試験休みなるものがぽっこり出現したことによる。
その休みに、随分久しかった母方の田舎への帰省旅行を思いついたのだが、それがどういうわけか師匠、CoCoさん、京介さんという3人の先輩を引き連れての道ゆきとなってしまった。
楽しみではあったが、そこはかとない不安がどんよりと道の先にあるのを俺は見て見ぬ振りをしていたのだった。

駅まで迎えに来てくれた伯父の車は7人乗りだったが、助手席に伯父の家で飼っている柴犬が丸まって寝ていたので京介さんとCoCoさん、俺と師匠という並びでそれぞれ中部座席、後部座席に収まっていた。
俺としては、その柴犬がまだ生きていたことにまず驚いた。
耳の形に見覚えのある特徴があったので、その子供かと思ったのだが「リュウ」本人なのだという。20歳は確実に超えているはずだ。伯父にリュウの歳を聞くと、「忘れた」と言って笑うだけだった。
「こいつはドライブが好きでなあ、昔ゃよう連れてったもんじゃけんど、最近は全 然出たがらんなっちょったがよ。今日は珍しい」
京介さんが頷きながら手を伸ばし、前の座席で寝そべっているリュウのお尻のあたりを撫でる。リュウはちらっとだけ視線を向けて、また静かに目を閉じた。
車は快調に国道をとばしていた。
山間の道をひたすらに東へ進む。右手に川が現れて、ゴツゴツした巨大な岩が視界に入ってはすぐに後方へ飛び去っていった。

329 田舎 中編  ◆oJUBn2VTGE ウニ New! 2007/08/23(木) 00:34:41 ID:pA3eqjtb0
「なんちゃあないろう」
何もないところだろう。
そういう伯父の言葉には変に飾ったところも、卑屈なところもなく、気持ちが良かった。
CoCoさんが土地のことなどあれこれを聞き、京介さんもいつになく口が滑らかだった。
伯父が言った冗談に師匠がやたらウケて笑い声をあげ、その余韻で楽しそうに隣の俺の肩を叩きながら顔を寄せて、表情とまったく違う冷めた調子で「ところで」と言った。
「僕が今見ているものを、伝えてもいいか」
俺にしか聞こえないくらいの小さな囁き声に、いきなり冷水をかけられたような気分になった。
日差しの強かったはずの窓の外が急に暗くなり、国道のすぐ横を流れている川は闇に消えるように水面も見えなくなった。
そしてあたりから音が消え、車のフロントガラスの向こうには黒い霧が渦を巻いている。
やがて川沿いのガードレールのあたりに、凍りついたような青白い人の顔がいくつも並びはじめた。
暗くて首から下は見えない。顔だけがのっぺりと浮かび上がっている。男の顔もあれば女の顔もある。それも、大人が道路ぶちに立っているような高さのものもあれば、その半分の高さのもの、はるか見上げるような位置にあるもの、地面に落ちているもの、様々な顔が、しかしどれも無表情でこちらを見ているのだった。
そして無表情のまま、その顔たちはそれぞれ口を微かに開いている。
音もなく車の窓ガラス越しに視界は走り、手を伸ばせば届きそうな距離に、暗闇に浮かぶ顔がまるで上下にうねる様な連続体となって見えた。それぞれの口の形は、連続することによっていくつかの単語を脳裏に強制的に想起させようとしていた。

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占い・おまじない、呪い 自己責任でお願いします

自己責任

呪い系。
似たようなやつをこのスレのどっかで見たことあるけど原文に近いかも。廃棄直前Q8のBBSログからハケーン
—-
Message # 26 is from: *****
Time: 97/04/30 1:02:02 Category 8: フリートーク
Subj: 自己責任で読んでね

こんなん手に入れました。
マジでヤバイかも…ログ全部巡回して目を通してる*****さん注意(汗)

o(x_x)oカ?クカ?ク

%%%%%%%%
あらかじめお断りしておきますが、この話を読まれたことでその後何が起きても保証しかねます。
*自己責任の下で読んで下さい。
*保証、責任は一切持ちません。
5年前、私が中学だった頃、一人の友達を亡くしました。

表向きの原因は精神病でしたが、実際はある奴等に憑依されたからです。

私にとっては忘れてしまいたい記憶の一つですが、先日古い友人と話す機会があり、あのときのことを
まざまざと思い出してしまいました。
ここで、文章にすることで少し客観的になり恐怖を忘れられると思いますので、綴ります。

私たち、(A・B・C・D・私)は、皆家業を継ぐことになっていて、高校受験組を横目に暇を持て余していました。

学校も、私たちがサボったりするのは、受験組の邪魔にならなくていいと考えていたので、体育祭後は朝学校に出て来さえすれば後は抜け出しても滅多に怒られることはありませんでした。

ある日、友人A&Bが、近所の屋敷の話を聞いてきました。改築したばかりの家が、持ち主が首を吊って自殺して一家は離散、空き家になってるというのです。

505 名前:連休厨 投稿日:02/05/02 01:53

サボった後のたまり場の確保に苦労していた私たちは、そこなら酒タバコが思う存分できると考え、翌日すぐに昼から学校を抜けて行きました。

外から様子のわからないような、とても立派なお屋敷で、こんなところに入っていいのか、少しびびりましたが、ABは「大丈夫」を連発しながらどんどん中に入って行きます。

既に調べを付けていたのか、勝手口が空いていました。書斎のような所に入り、窓から顔を出さないようにして、こそこそ酒盛りを始めました。

でも大声が出せないのですぐに飽きてきて、5人で家捜しを始めました。すぐCが「あれ何や」と、今いる部屋の壁の上の方に気が付きました。

壁の上部に、学校の音楽室や体育館の放送室のような感じの小さな窓が二つついているのです。「こっちも部屋か」よく見ると壁のこちら側にはドアがあって、ドアは、こちら側からは本棚で塞がれていました。肩車すると、左上の方の窓は手で開きました。

今思うと、その窓から若干悪臭が漂っていることにそのとき疑問を持つべきでした。

506 名前:連休厨 投稿日:02/05/02 02:14

それでもそのときの、こっそり酒を飲みたいという願望には勝てず、無理矢理窓から部屋に入りました。
部屋はカビホコリと饐えたような臭いが漂っています。雨漏りしているのかじめっとしていました。

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厳選怖い話 洒落怖 田舎・地方の習慣

ハカソヤ

ほんの数年前に知った私の母の故郷(四国のド田舎)の習慣の話です。

うちの集落にはハカソヤという女限定の変な習慣があります。

ハカソヤにも色々あって、大きく分けてお祝いの言葉に使う場合と
お守りのことを指す場合があります。
お祝いの言葉のほうは、例えば初潮が来た女の子や恋人が出来た
未婚の女性に「おめでとう」の代わりに言ったりします。
お守りのハカソヤは母親から一人前になった娘に手渡す安産の
お守りのことを言います。例えば娘が就職して実家を出て
遠方に行くときなんかは必ずもたせます。
この場合何をもって一人前とするのかは割といい加減で…
家によっては初潮と同時だったり、就職やお嫁入りの時だったりと
バラバラなのですが、とにかく安産のお守りなのは共通しています。
(妊娠していてもいなくても。ていうかしてない場合がほとんど)

両方に共通しているのは、
「必ず男性が見ていない、聞いていないところで」
と言うことです。
とにかく女性限定の習慣なので、男性もいる席でおめでたいことが
判明したりしたら、台所とかに呼んでこっそり「ハカソヤ、ハカソヤ」
と言ったり、お守りを渡す時は男の子のお守りをほかの女性に
たのんで…といった感じです。
とにかく男性にはハカソヤは徹底的に隠されます。
(多分集落の男の人はハカソヤの存在自体知らない人がほとんど)

私も都内の大学に進学して一人暮らしをはじめるという時に叔母から
ハカソヤをもらいました。
もらったのが母ではなく叔母からなのは、うちの母親はあまり
迷信などに関して信心深いほうではなく、こういった古いしきたりも
嫌っていたからです。母も祖母からハカソヤはもらっていたようですが
私にはハカソヤはあげずに自分の代で途切れさせるつもりだったようです。
(実際こういう習慣があるのを嫌って母は集落を出ています。妹である
叔母はお嫁入りも近所で済ませて祖母と一緒に集落に残っています)
ただそれではあんまりおばあちゃんがかわいそうだから、それに都会は
怖いところだから、女の子には絶対いるものだからと言われたので
(あとでここまで叔母が言う理由を知ってぞっとしましたが)
根負けして受け取った感じでした。

私がもらったハカソヤは見た目はどこにでもあるような安産のお守りです。
ちなみにピンク色。

ちょっと長くなりそう。

で、東京に出て一ヶ月目。
情けない話なのですが、今まで住んでいた町に比べてはるかに華やかな
東京の雰囲気にすっかり酔ってしまった私は、大好きなカフェ巡りや
雑貨屋通い、美味しいお店探しなどしているうちに、あっという間に
お金がなくなってしまい、ジリ貧に陥っていました…。
(なにせ今までいた街は、母の故郷の集落ほどではないにせよ寂れた町で
スタバ?バーミヤン?何それ?な感じでしたもので…)
バイトはまだ見つからないし、かといって一ヶ月目からお金を無心するのも
どうかなと思い家中余ってるお金はないか探しまくったのですが見つからず。