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山の怖い話

豊穣の山

心霊ネタではないが、頭の痛くなる恐怖体験を。

もう20年以上昔になる。
当時小学校低学年だった俺は、家族で緑豊かな田舎に盆帰りしていた。
久しぶりに会う同い年の従兄弟と虫網片手にそこら中の虫を捕って楽しんでいた。
都会では感じられない開放感。いつしか二人でじいちゃん家の裏にある山に足を向けた。
「大物がいるかも知れないね」
「網に入りきらなかったらどうしよう」

突然変異でもない限り、そんな虫はなかなかあり得ないが、
山の中はそんな期待をも抱いてしまうほど、豊穣な命が溢れていた。
しばらく二人で駆け回っていたが、急に従兄弟が立ち止まった。
「ごめん。うんこしたい」
何故謝るのか分からないが、従兄弟は申し訳なさそうだ。

「家に帰る?」
「ううん。我慢出来ない」
従兄弟は少し離れた草藪にしゃがみ込んでズボンを下ろし始めた。
響きだけで水分量を想像出来る音に背を向け、俺は半ズボンのポケットをまさぐった。
育ちの良い俺はきちんとポケットティッシュを持っていたが、それだけで足りるかどうか。
そんな事を考えていたら、いきなり背後でこの世の物とは思えない絶叫が上がった。

597 豊穣の山 2 sage 2010/04/03(土) 02:58:09 ID:8itWCBvw0
「どうした!?」
草をかき分けると、ズボンを下ろしたまま、中腰の従兄弟がすさまじい表情で俺を見ている。
その従兄弟の手足に何かブヨブヨした赤っぽい物がいくつも貼り付いている。
その正体は山ヒルだ。田舎では珍しくもない、だが、都会者には未知の小生物である。
もちろん、小学生の俺や従兄弟にそんな知識はなかったし、どうすればいいか分からない。
「は、早く拭けよ!」
俺はこわごわとポケットティッシュを従兄弟に差し出すと、従兄弟はそれをまとめて引っ張り出し、
山ヒルではなく、自分の尻の割れ目を一拭き二拭きすると、慌てて半ズボンとパンツを脱いだ。
赤黒い山ヒルは従兄弟の足首から腰の辺りまで、まだら模様であちこちに貼り付いている。
従兄弟は無我夢中で山ヒルを払おうとしたが、意外に貼り付く力が強く、なかなか落ちない。
そしていくつもの血の筋が従兄弟の下半身を染め、従兄弟そのものが未知の怪生物に見えた。
「た、助けてよ~!」
パニックになって泣き叫び、下半身丸出しでこっちに向かってくる従兄弟を見て、すさまじい恐怖を覚えた。
(多分)悲鳴を上げながら、俺は怪物と化した従兄弟から逃れるように山道を下り、じいちゃんの家へ向かった。
途中、何度か背後を振り返ったら、山ヒルをブラブラさせながら下半身丸出しで従兄弟は追いかけてくる。
その時頭の中にあったのは、山ヒルと一体化した従兄弟が俺を山ヒル人間に変える妄想だった。
「ママー! パパー!」
俺は半泣きになりながら玄関に飛び込み、親を呼びながら、サンダルを脱ごうとして気付いた。
俺の足にもたくさんの山ヒルが貼り付いている。俺も従兄弟みたいに山ヒル人間にされてしまうのか!?

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山の怖い話

一人旅

長い話なんだけど良いかな?
パンツも履きっぱなしの話なんだけど、聞いて欲しい。

僕は旅行していた。
詳しい事情は省くが、たまっていた有給を消化するために一週間休みを取った。
車に寝袋や着替えを放り込み、車の中で寝泊まりするような貧乏旅行だ。
出来るだけ安く、出来るだけ遠い所まで行きたいと考えていた僕は、どれだけ安上がりで旅を継続させられるかだけしか考えていなかったんだと思う。
事実、帰って来てから清算したらガソリン代と風呂代(温泉代、ケチりたくなかった)くらいしか使っていなかった。
まぁ、そんな旅行だ。
男1人の気ままな旅だ。 それで十分に楽しめた。
さて、この出来事は山陰地方で起こる。
場所の特定はマズいので詳しく書く事はしないが、まぁ、山陰地方のある山奥での話だ。

僕は、その日も車で走っていた。
高速も使わず、国道も走らず、ただただ山の中を縫うように車を走らせ、ソコにある名物を買ったり食ったり、風呂に入ったり写真を撮ったりしていた。
その日も車で走りながら突然気になったものを写真に撮っていた。

189 本当にあった怖い名無し New! 2012/01/29(日) 23:01:21.02 ID:i950x+u10
午後3時頃
僕は奇妙な風景を車内から見つける。
簡単に言えば田んぼの中にポツンとある神社なのだが、まるでその神社のために田んぼを作ったかのような、「配列正しい感じ」がその田んぼからしたのだ。
水流がある場所に、石を置く。そうすると、水流は石を避けて流れて行き、石の終わりでまた合流する。
そんな流れのある風景が、田んぼと神社で構成されていた。
そんな風景を目にし、僕は車を路肩に停め、カメラを持って神社に近づいていった。
僕には「原風景」と言う気の利いた物がない。信心深くもないし、「バチ当たり」と言う感覚も薄い。
神社と言う公共の物が土地の信仰にどのように根ざしているのかもよく分からない。

僕は写真を撮っていた。
地元では見た事のないような大きさの女郎蜘蛛とその巣を見つけ、写真を撮ったり、
虹色のトカゲを見つけたりと、特に神社には興味がなかった。
僕が感じた「流れ」のある風景は、ファインダー越しに見てもよく分からない物だった。
しかたないと思いながら、それでも少しずつ神社に近づいて行くと、神木らしき大きな木が見えた。
近づけば近づく程、奇妙な木だった。

192 本当にあった怖い名無し New! 2012/01/29(日) 23:10:31.03 ID:i950x+u10
植物に詳しくないので種類は分からないが、数本の木が絡まって一本の木になっているような、歪なツタが絡まった太い木だった。
ただ、その木の下に地蔵があったのを覚えている。
写真を撮る事に飽いた僕は、神社を見上げた。
この神社の境内に入る事は面倒だと思っていた僕は、今来た細い道を引き返す事にしたのだ。
ちなみに、真夏の話ね。

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山の怖い話

ヒトガタ

829 本当にあった怖い名無し New! 2012/04/08(日) 23:41:32.34 ID:8SnvSe8Q0
いや、たいして怖くないんだけどホントの話
遺伝とは怖いもので、デブのおれの娘も小学校高学年になると太ってきた。
ダイエットもかねて、近くの山に2人で登ることを、毎週おこなうようになった。
頂上まで1時間すこしかけて登る。
こんなことを数カ月して、俺の腹も、娘もすこし鍛えられてきた
3月の末ごろ。
うるさいくらいのウグイスの声を聞きながら下山していると、娘が「○○テレビしようよ。」と言ってきた。

830 本当にあった怖い名無し New! 2012/04/08(日) 23:42:44.95 ID:8SnvSe8Q0

○○テレビとは、地方局のテレビCMっぽい口調でチープなCM
を即興で考えてしゃべること。
暇なとき車で見える看板の店や会社のCMを即興でやるのだが、
妻は、「また始まったの。」とあきれ顔。
しかし、なぜか娘は大好きで、上手に合いの手を入れるようにもなってきていた。
まあ、遺伝とは恐ろしいものですな。
ホントにバカみたいな、他人から見たら何が面白いのかわからない遊びなんだけどね。

「お題は?」
「じゃあ近所にできた紳士服のシマダ」
「男の色気は身だしなみから、あなたのファッションをリードする紳士服のシマダ。2パンツセットで19800円から。
 紳士服のシマダはフレッシュマンを応援しています。」
 で、娘が「今ならブライダルフェア実施中。」と締めた。
「紳士服でブライダルフェアはおかしいやろ。」と娘と笑いあった。

「次はオレな。お題は仏壇仏具の木村屋」
「どこいいくの?」「木村屋」
「おきにいりは?」「木村屋」
「葬儀のことなら?」「木村屋」
「仏壇仏具は?」「木村屋」
「なんでもそろーう、木・村・屋~。」 と娘が言った後、自分たち
の右手の林から
「ブライダルフェア ジッシチュウ!!」
という声が聞こえてきた。
かわいいが、気味悪い。何というかインコの鳴きまねのような声。

固まる二人
「聞こえた?」「ああ。」
「人間っぽくないよね。」「モノノケのたぐいっぽい、、。」
そしてもう一度
「ブライダルフェア ジッシチュウ!!」
と誰もいない林から聞こえる。
「逃ぃげろ―!」と急いで下山した、、、。
下の駐車場まで来ると、頂上の石碑まで青空をバックによく見える。
頂上に木は生えておらず、不思議とよく見えるのだ。
頂上にはオレンジ色ウインドブレーカーを着た、ヒトガタが見える。
のぼり口はここしかなく、めったに人が訪れないこの山の駐車場に
車は止まっていないのに。
俺のウインドブレーカーそっくりなのがこの距離でもわかる。
「だれともすれちがっていないよな。」「うん。」
「あれ。どう思う?」「わからん。」
娘は半泣きなので、急いで帰宅した次第、、、。
あのヒトガタが、あの声と関係あるのかどうかわからない。

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一人暮らし

キモッ

619 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/05/26(土) 19:28:29.44 ID:lG2n+b3d0
現在進行形?の話。

一昨日の夜、ひと月前に引っ越してきたばかりの一人暮らしのアパートの部屋でPCでエロ動画観ながら抜いてたんよ。大体23時くらいかな。

暑くも寒くもなく、ベランダの窓を全開にしながら事に及んでいたわけなんだけど、
抜き終えてティッシュで後始末をしてたらその窓の外から『・・・キモッ』って女性の声が聞こえてきたんよ。

俺の部屋は5階建ての5階、1階は駐車場で
、周りに同じ高さのアパートもなく、隣人も廊下を挟んで向かいの部屋にしかいない(5階は俺の部屋とその部屋のふたつのみ)。
そんな部屋だから一瞬ギョッとしたが空耳だろうと気を取り直して風呂に入った。

俺は風呂から出たらパンツ一丁で過ごすんだ。しばらくソファーで寝そべりながらテレビを観てたらまたベランダの方から『キモい』って聞こえたんだ。
今度ははっきり聞こえたからベランダに出てみた。
いざ出てみたが誰もいない。何なんだと思い部屋に戻ると少ししてからまたベランダから『キモい』。
怖いと言うよりなんか気持ち悪くなってきたから電気を消してベッドに潜り込んだ。

んで翌日(昨日)の夜、仕事から帰ってすぐ風呂に入ろうと服を脱ぎ始めた時にまた『キモッ』。
どうも俺が夜間に裸(に近い)姿になるとそいつは反応を示すらしい。
開き直って全裸で『ビックリするほどユートピア』をやったらブレーカーがバチンッて落ちた。

今日は彼女が部屋に来るんで、セクロスすると思うんだがその時にはどんなリアクションをしてくれるんだろう。

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心霊スポット・肝試しでの怖い体験

肝試し

6年位前、当時私がまだ10代だった時の事です。
友人と私、それと2つ上の先輩の4人で深夜、地元で有名な心霊スポットに行くことになりました。

男4人で心霊スポット巡りとなんともむさ苦しい感じですが、
友人は心霊的なものが特に苦手らしく、先輩達は友人をからかうつもりで
「○○(心霊スポット)今から行こうぜ。」と提案しました。

その場所は山奥にある建物で、車で向かいました。
その建物の地下で10人近い人間が火をつけて心中したとか
建物の裏手の崖から落ち武者が昇ってくるとかの噂がある所でした。

505 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/08(金) 01:14:11.76 ID:kja+wGxR0
先輩達は「もちろん地下行くよな。」等と友人を脅かすように笑って言っていましたが、
いざ現地につくと、「うお。マジで怖っ。」といい、車から外観を眺めているだけでした。

私が「降りひんのか?」と先輩に尋ねると、「じゃあお前降りろよ。」と言うので、車を降りようとしました。
友人は現地についてずっと私のTシャツの裾を握りしめていましたが、
「降りるわ。」と言い、離してもらおうとすると、
怯えた顔で、「やばい。ここはやばいて。絶対やばい。」と私に訴えかけてきました。

とりあえず先輩達が急かすので、友人の手を解かせて車を降りました。
そしてその建物の周りを歩いて、ぐるっと一周、裏手の崖も覗いてみて、車の前に帰りました。
先輩達は興味深そうに「なんか出た?」と聞いて来ましたが、私は「いやなにも。」と答えました。

そして誰も一向に車から出てこないので、前の座席の先輩達に
「お前らが行こうって言うたんやろ。降りろって。地下見るんやろ。」と言いました。
先輩は「お前怖くないんか。」と聞いてきたので、「あんまり。」と答えると、

先輩の片方(A)が、「じゃあ明日までここで泊まってみろ。」と私に言いました。
私は「なんでこんなとこで寝にゃあかんのよ。」と、おそらく真っ当な意見を返しました。
すると先輩Aは「怖くないんやろ?10万やるって言うたら泊まるか?」と提案しました。

507 本当にあった怖い名無し New! 2011/04/08(金) 01:16:32.84 ID:kja+wGxR0
私は「前金で今払うんならやるわ。」と答えました。
先輩Aは「ええで。」と言い、財布の中から1万円札を10枚出しました。
私が「なんでこんなに持ってんの?」と笑いながら聞きましたが、
そういえば先輩Aはパチンコやらスロットやらで大勝ちした。見たいな事をその日言っていました。

私は「後で返せゆうても返せへんで。」と念を押して金を受け取り、その提案に了承しました。
先輩達は「あほやこいつ」と笑っていましたが、私も「10万も出すほうもアホやろ。」と返しました。
友人は何も言わず、後部座席でうずくまっていました。

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心霊スポット・肝試しでの怖い体験

禍垂

529 本当にあった怖い名無し New! 2012/04/24(火) 19:05:32.17 ID:0vY9T0C0O
昔、10代の時でまだしていい事、悪い事の分別もつかない時の話。
中学を出て、高校も行かず、仕事もせずにツレとブラブラ遊び回ってた。

いつものようにツレから連絡があり、今から肝試しに行こうとなった。
俺は昔から、そういった事は全く信じておらず、怖い物など無いと、言ってのけていた。
二つ返事で了解し、ツレが迎えに来て、さっそく肝試しに向かう事になった。
場所は割と近い山の中のトンネルだった。
メンバーは血の気が多くリーダーシップのあるTと10代と言うのにすでに威厳のあるMと多少幽霊関係にビビり気味の超絶イケメンSの4人で行く事になった。
皆、霊感何て物は無く、S以外は幽霊何ていないと余裕で心霊スポットに向かっていた。
今考えたら、これが間違いだった。

533 本当にあった怖い名無し New! 2012/04/24(火) 19:27:43.01 ID:0vY9T0C0O
その山までは1時間もかからずに着いた、道中は何も無かったが、山中の丁度カーブ辺りに花が供えてあったのを見て背筋に悪寒が走り、何か忘れてると考えたのを覚えている。
無事にトンネル前の駐車場に着き、トンネルには直接入れない為、駐車場に止めて、そこから四人で歩いて行った。

幽霊など信じてはいなかったが、やはり夜中の山道は気味が悪く、嫌な位静かだった。
そんな中無理に盛り上げようとTが崖落ち防止のガードレールを蹴り上げながら、声を張り上げていた。
T「全然対した事無いやろ、暗いだけ」
俺「本当だね、全然対した事無いし、拍子抜けだ」
S「いやいや、充分怖いし、もう帰りたい」
そんなたわいない会話をしながら歩くと、すぐに目的のトンネル前に着いた。

息巻いて来たはいいが、トンネルの入口の時点で圧倒される程に嫌な雰囲気だった。
トンネルはまるで侵入者を拒むように、もしくは中にいる者を出さないようにデカイブロックで封鎖されていた。
流石に誰が行くと雰囲気にもなれずにタジタジでいると、血の気の多いTが言い出した。

T「お前らビビってる?情けないね、俺が行くわ」
ここで行かなかったらビビり確定、それだけは避けたかった俺は思ってもない事を言ってしまった。

俺「ビビるはずないだろ、俺が一人で行って来るから待っとけ」
本当に後悔した。
T「お前は男だな、ヨシ行け」
この時ばかりはTを恨んだ、本当に零感の俺でもヤバイ雰囲気ムンムンだったから。
しかし一回言った事なので後には引けず、ブロックの隙間から一人、吹き抜ける暗闇に侵入した。

557 本当にあった怖い名無し New! 2012/04/25(水) 08:00:14.10 ID:6pi+H7+KO

いざ入ってたはみたものの、中はずっと続く暗闇、その日暮らしの俺達は懐中電灯など無く、あったのはジッポライターの明かりだけ、その明かりが余計に揺らめいて見え、不気味さを更に強調していた。