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洒落怖

霊媒カップル

6年前の実体験。
私には見ようと思えば霊が見える程度の力と、弱い霊を浄霊する程度の力があります。
そして、それを知っている友人Aからこんな話をされた。
「最近引越ししたBの部屋がやばいらしいから、見てやって欲しい」
やばいらしいってのは何だ? と思いながらも、私はAに連れられBの家へ。
Bと面識の無かった私は、知らない相手に霊がどうのと言っても
信じてもらえないだろうし、馬鹿にされるだけだろうと思っていた。
けれど、そうはならなかった。
Bが住んでいたアパートの部屋に入ると、まず最初に飛び込んできたのは御札。
だが、御札は黒ずんでいて効力などとっくに消えている。
私はBに御札をいつ貼ったのか聞いてみた。
すると、一週間前などと言ってきたのだ。
正直、私にどうこうできるような問題ではないと思い、知り合いを紹介すると言った。
けれど、Bは首を縦に振らない。
よく見れば表情が少しおかしかった。
気になった私は、嫌々ながらも霊視をしてみると
目の前にいたのはBではなく、全く別の人間だった。

169 本当にあった怖い名無し sage 2010/05/03(月) 23:44:01 ID:wz5P3vpU0
正確にはBに憑いている霊なのだろう。
顔半分が血で染まり、片足が無い。
霊視した状態では、Bが全く見えなくなるほど強烈なもの。
洒落にならないと思った私は、部屋を出ようとした。
しかし、Bに腕を捕まれ逃げる事が出来ない。
「除霊してくれるんでしょ? 早くしてよ」
気味の悪いぐらい口が裂けた笑顔で、Bがそう言ってくる。
そこで私は、Aに助けを求めようとした。
だが、何故かAがいない。
よく聞けば、ドンドンと外から戸を叩く音が聞こえる。
この時ばかりはもう駄目だと覚悟を決めた。
少し浄霊が出来るからと調子に乗りすぎてたのがいけなかったんだと。
そんな時、突然携帯の音が鳴り響いた。
音からして彼氏なのは間違いない。けれど、このタイミングで出ることなどできるはずが無い。
「彼氏でしょ? 出てあげたら」
Bがにたりと笑い、私の目の前に顔を近づけてそう言ってきた。
私は震える手で携帯を掴み取り電話に出た。
すると、彼氏はこう言ったのだ。
「目の前にいるのと電話かわって。あと、今どこにいるの? すぐ行くから場所教えて」

170 本当にあった怖い名無し sage 2010/05/03(月) 23:45:02 ID:wz5P3vpU0
私はすぐさまいる場所を教え、Bに携帯を突き出した。
すると、Bはしばらく無言で彼氏の話を聞いた後、部屋の奥の方へ行ってしまった。
それからしばらくして彼氏が来ると、Bをみるなり
「これは浄霊するのも面倒やな~……しばらく時間潰してきて」
笑顔でそう言ってきた。
元々私が霊が見えるようになったのも浄霊出来るようになったのも、彼氏に教わったからで
そんな彼氏の心配をするのも悪いのか? と思った私は、部屋を出てAと共にファミレスへ。
そして二時間ほど二人の心配をしながらAと話していると、彼氏から電話が。
Bの部屋に行くと、元気なBと和やかに話している彼氏の姿が。
しばらく雑談した後、私たちは帰ったのだが……
帰りの車で彼氏に違和感を感じた私は、悪いと思いながらも彼氏を霊視してみた。
見なければ良かった。そう思わずにはいられなかった。
だって、彼氏の胸元辺りから苦しそうに這い出ようとするBに憑いていた霊が見えたのだから。
私は思わず浄霊に失敗したのかと口を開いて聞いてしまった。
すると彼氏は
「あんなん浄霊の準備するのが面倒くさい。食べた方が早いやろ」
と笑いながら言ってきた。
呆気にとられた私に、彼氏はさらにこう言った。
「成仏させるだけが除霊じゃありません」
浄霊ではなく除霊。この時の私にはこの違いがわかりませんでした。
けれど、彼氏があの化物みたいな霊を体の中に入れたことだけははっきりと解りました。
しばらくの間、彼氏が笑った姿がBに憑いていた霊と一緒に見えたんですから。

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洒落怖

廃ホテルにてビデオに映ったモノ

友達の先輩が肝試しに行った。

そこは地元では有名な廃ホテルで、先輩はビデオを回しつつ友達数人とwktkしながら突入した

が、最上階まで行っても何も起こらない。
「なんだよーマジつまんねぇ」みたいな空気になって、車に帰ることにした。
ちなみにビデオの電源を切り、手に持って帰りは歩いていた。
で、後でビデオのチェックをしてみたら…
映ってるんだよ。髪の長い女が四つん這いで向かってくるのが。
「うわ!wやべぇ!w」「こえぇwwwうぇwww」と、大盛り上がりの車内。
しかし、次第にある疑問が沸き起こる。
「なぁ、これいつ撮ったんだ?画面の天地逆だし、やたらブレるし。」
友達の一人が先輩に聞いた。
「……撮ってないんだよ……」
先輩はボソリと言った。

「…これ、帰り道で撮るの止めた後のシーンだぜ…」

891 本当にあった怖い名無し sage 2010/03/22(月) 23:54:12 ID:8wtdK7dqO

それから変なことが起こりだす。
・一緒に行った友達が事故で骨折。人が飛び出してきて、ぶつかる瞬間消えたらしい。
・先輩の家で数々の霊現象と悪夢。
・先輩のお母さんが倒れ、入院。病名は不明。

先輩はビデオの霊が憑いていると確信し、除霊をしてもらおうと考えた。
当時、某番組でよく心霊特集が組まれていた。あの番組なら、きっと何とかしてくれる。そう思って、番組宛にテープを郵送した。

だが、幾日か経って、テープは送り返されてきた。一緒に送られてきた書類には

「この霊は私共の手に負える代物ではありません。
こんな物を放送してしまったら、大変なことになる。
どうかご自身の手で処分なさって下さい。」
と書かれていたそうだ。

892 本当にあった怖い名無し sage 2010/03/23(火) 00:13:58 ID:+UJyzhe6O

先輩は日に日にやつれていった。霊現象と不眠と、自分の周りで立て続けに起こる不幸により。

これはもう、神に頼る他ない。母の見舞いついでに、地元の神社で相談してくる。
と、先輩は友達に見送られ、西行きの新幹線に乗り込んだ。

そのまま先輩は死んだ。新幹線の中で、心筋梗塞だった。

テープは焼かれたらしい。廃ホテルは…恐らく今もある。

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陸鯨

父の実家は旧Z村にあった。
堆肥臭やボットン便所が嫌でさー。
そんな旧Z村に長期滞在することになったのは、某事件のせい。
(この話には関係ないので別の機会にでも、、、)
家に住めなくなったのはショックだった。
父は転職するし、母や兄・私・妹の四人で父の実家に居候することになった。
盆と正月くらいしか帰省していなかったし。

中一の九月末の転校生・顔面包帯のせいで、
最初は「訳アリ」って感じでドン引きされてた。
事件のトラウマで軽い失語だったが、
上手く喋れるようになったのはAのおかげだ。
ヤンキーっぽいのに、学級委員やってて人気者。
AのダチBとCも仲良くなって、うちとけた。
D子、E子、F美はいつもフザけるA達に
小言をいいつつ、一緒に行動した。
「そういえば、三年のG先輩が夏肝試しに行って行方不明になったままだよねー」
F美がニヤニヤ笑って「うらめしや~」とかフザけはじめた。

135 前編byスケキヨ ◆XJhZIZhIRc sage 2011/12/18(日) 22:16:48.28 ID:OEz4iIQJ0
A、Bも「あれって、夜逃げじゃないのかー?」と興味をもった。
C「高校生のグループに混じって、置き去りにされたとかの話だろ?」
F美「E子ん家に昨日、警察来たんでしょ?」
E子「だーかーらー、一緒にいた兄貴に『心当たりあるか?』ってだけ」
D子「単なる聞き込みでしょ?」
F美「今朝から大人が騒がしいじゃん。G先輩の死体でも出たんじゃない?」
A「そういう言い方、止めろよ」
F美「村外れのどこかに肝試しに行ったらしいけど、私は地元じゃないしね」
私「そうなの?」
D子「F美も中学からこっちに移って来たんだよ」
B「F美はともかく。スケキヨ、御前も興味あるのか?」
突然の都落ちにも慣れ、ヤサグレた私はわくわくしていた。
雪が積もる前に、季節外れの肝試しが決行。
Z村の外れには山がある。
全てはE子が兄貴から聞き出して描いた「地図」にかかっていた。
A「おい、ここってさ」
B「あー、、、」
C「赤木家じゃん」

138 前編byスケキヨ ◆XJhZIZhIRc sage 2011/12/18(日) 22:28:45.48 ID:OEz4iIQJ0
肝試しっぽいなーと私はうかれてた。
F美「じゃあ、中入ろう。わお、二階建てだー」
赤い三角屋根の二階建て。
埃まみれの家具は散乱。カレンダーは昭和のまま。
天井の上、二階からドンと聞こえた。
C「誰か住んでる?」
D子「いったん、外出ようよ」
F美「私、見てくるよー」
外からガヤガヤ聞こえた。
E子「兄貴?」
D子「あっ、Xさん。こんにちはー」
X「母ちゃん、心配してっぞ。帰るぞ」
E子「来たばっかなんだけど」
X「とにかく、ここは何も無い」
C「三年のG先輩、ここで殺されたんですか?」
X「俺らは知らん。はよ帰るぞ」
F美が二階にあがったまま、戻って来ない。
外にはE子の兄貴Xの友達数名が叫んでいる。
皆で外に出ると、F美が泣いて窓をたたいてる。
おかしい。こんなにぼろい廃墟なら
泣き声や窓をたたく音が聞こえないわけない。
C「F美ー、演技してないで帰るぞー」
一瞬のうちに、F美が窓から消えた。
皆、怖くなって逃げ出す。

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雪国の家

こっちは雪国だから今の季節玄関前には雪が積もるから
普通は雪かきがしてあるんだ

生まれてからずっと住んでる地域なんだが
その家はボロッちい感じで
雪かきもしてなかったから人が住んでないと思ってたんだ
特に気にしたこともなかったんだが
今日目の前を通ったら
電気がついてたんだ
それで俺の身長よりも高く雪が積もってるし
人がいるなんておかしいな

そう思って裏口やら窓やら
どこか入れるところを探したんだけど
どこもないみたいだった

だからちょっと雪の上に登ってインターホン押してみたんだ
誰か出たらもちろんピンポンダッシュするつもりで
763 本当にあった怖い名無し New! 2012/01/22(日) 22:39:07.94 ID:4eE5UnTy0
でも、だれもでない
もう一回押すが、誰かが玄関のほうに来る感じもしない
試しにドアノブを回して空けようとしたが
鍵がかかっているようで開くことはなかった

居留守か?
と思って引き返そうとした
雪山を下りて
改めて振り向いたところで
部屋の電気が消えた
おお、出てくるかな?と思ったが一向にその気配がないし
早く用事を済ませたかったこともあって
その場を後にした

レンタルビデオ屋で
ビデオを返して
コンビニ寄ってから家路についた
当然その家の前を通ったんだが

雪がなくなってる
もちろん消えたわけではなく
端に積んであるんだが
他の民家のように綺麗に雪かきがされている

766 本当にあった怖い名無し New! 2012/01/22(日) 22:44:57.76 ID:4eE5UnTy0
俺が用事済ませて戻ってくるまで
1時間もなかった
雪国の人なら分かると思うが
それだけ積もった雪を
そんな短時間で片付けるなんて不可能に近い

ちょっと驚いて立ちつくしていたところで
部屋の電気が一斉に点いた

ちょっとやばいんじゃないか
と思ったところで
ドアが勢いよく開いた

その音を合図にしたように
俺は全力で家に向かって走り出した
決して後ろを振り向かないように

一応話はここまで何だが
現在進行形ということで一応今もあることが続いてるみたいなんだ・・・

770 本当にあった怖い名無し sage New! 2012/01/22(日) 22:48:47.68 ID:BeKW7EJ40
ど、どんなこと?
てか写真とってよ!

771 本当にあった怖い名無し New! 2012/01/22(日) 22:50:47.69 ID:4eE5UnTy0
>>770うpは勘弁してくれ

773 本当にあった怖い名無し New! 2012/01/22(日) 22:52:45.91 ID:4eE5UnTy0
今日は家族みんな出かけてて
実家なんだけど一人なんだよね

それで、落ち着いてきてから
コーヒーを飲もうと思って
お湯を沸かしてて
カーテン閉めてないのに気づいたんだ
で、カーテンって対になってるじゃん
片方のカーテン閉めたら
閉めた側のほうから
ドン!
って音がして、窓が揺れた

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鐘

104 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/18(金) 22:00:18.61 ID:agdcF2sl0
今でも後悔してるんだけど、高校卒業して暇してた頃の話

ある時友達のバカップルが、結婚するって言い出したんだよ
まぁ絶対結婚しないとは思ってたけど、暇だからお祝いパーティーをする事にしたんだ
海辺でBBQしながら、ウェディングベル鳴らして、花火する計画だったんだけど、
ウェディングベルなんてどこにも売っていない

そこでAがもう使われていない古い「火の見」に付いてる鐘を使う事を提案したんだ

Aの言う火の見は、家の全くない荒れ地にポツンと建っていて、誰も近づかない様な場所にあった
梯子は腐食していて、「危険のぼるな」っていう看板も辛うじて読める程度の物だった

15m位の高さだったと思うけど、登るのは本当に怖かった
そこにあった鐘は、1人では持てない程立派な鐘で、たしか明治~年って書かれてあったと思う
それを3人で運んで、近くの空き地で白と銀のスプレーで綺麗に色付けして、ウェディングベルにしたんだ

完成したのは夕方で鐘を車に積んで、友達3人でご飯を食べに車で出かけたんだ

その時運転してたのは俺なんだけど、近くのカーブでハンドルをとられて壁に衝突
完全に足回りがやられて、即廃車になったんだけど、これが始まりだったんだ

その日は、車をぶつけたショックでブルーだったけど、とりあえず荷物をBの車に積み替えて、そのまま友達の家で寝たんだ。

次の日、車4台で海に出発したんだけど、10㌔も走らないうちに、鐘をのせたBの車がCの車に追突して、そのままガードレールに衝突
幸いフロント部分大破だけで怪我人はいなかった

Bは、ブレーキが効かなくなったと、言い張ってた

105 : 本当にあった怖い名無し : 2012/05/18(金) 22:00:59.06 ID:agdcF2sl0

そこで計画は中止

Bは、なんとか車で帰ると言うので、荷物を移動して、Cと一緒に帰って行った

残ったのは7人で、気まずい雰囲気もあったけど、俺も狙いの女の子がいた為ドライブする事になった

俺は後席に座り、Dが運転手、鐘はトランクに入っていた
良く走る山道、次のカーブがきつい事を知っていた俺は、とっさに後席からブレーキと叫んだ

スピードメーターは70キロ
いくら広い山道とはいえ、カーブの連続する道で出すスピードじゃない

肩越しにDの足を見たが、確かにブレーキを踏んでいるようだった
でもブレーキは効かない、曲がりきれないと思った

トランクでゴトッと鐘の倒れる音がした

対向車線に黒のワゴンRが走ってきて、正面衝突した
相手の軽は横転して、Dの車も山に突き刺さった
俺は幸い軽傷だったが、顔に穴があき、腕から骨が見えて血だらけ、悲惨な状態だった
携帯が繋がらない場所で、1時間程して救急車で運ばれて行った

その日俺は、めちゃくちゃ滅入って帰って眠った
翌朝、親父が恐ろしい夢を見たとか言い出して、聞てもないのに話し出した

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写真

380 お盆だねー 1/2 sage New! 2009/08/14(金) 16:52:13 ID:ulDLEwh50
オカ板の住民なら「零」というゲームを知っているよね?
幽霊を写せる特殊なカメラを使って悪霊と戦う謎解きゲームみたいなやつ。
それがひとつの発端ともいえる話を、嫁がしてくれた。

オカルトマニアの嫁が大学時代のこと。
嫁と同じサークルに入っていた男で、少し変わった奴がいた。
周りの人間を見下すような態度が多く、場の空気を読まない毒舌家でもあったため、
嫁やサークルメンバーからは敬遠されていたそうだ。
そいつは嫁に気があったようで、しばしば彼女にちょっかいを出してきたらしい。
その日も嫁の気を引くため、次のような幽霊話を振ってきた。

・昔の人が言ったように、カメラには魂=エネルギーを吸い取る効果がある
(彼によれば、写真はエネルギーをもぎ取って紙に焼き付けた物らしい)
・肉体があれば失ったエネルギーは回復できるが、
 純粋なエネルギー体である幽霊には相当なダメージとなる
・よってカメラを使って除霊する「零」のシステムは非常に合理的

箸にも棒にもかからぬ話と一笑に伏した嫁の態度にカチンと来たか、
男は「じゃあお前のために心霊写真撮ってきてやるよ!」とどこかへ行ってしまった。
だが彼の大言壮語はいつものことなので、誰も期待していなかったそうだ。

数日後、男はおかしな写真を持ってサークルに顔を出した。
俯き加減で暗い表情の若い女がカメラを睨んでいる。
フラッシュはたいていたようだが、背景は黒くてほとんど何も見えない。
率直に言って、「零」で撮る幽霊写真のパクリとしか思えない代物だった。
・・・つまりどうみても偽物。

男は興奮気味に幽霊を取る際の武勇伝を語るが、
彼が行った廃墟は、心霊スポットでも何でもないただの空き家。
結局誰も写真を称賛せず、彼は法学部の奴に説教されただけだった。
それが不満だったか、彼は写真を焼き増しして色々な出版社やTV局に送ったが、
どれも送り返されてきて、以後は梨のつぶて。

381 お盆だねー 2/2 sage New! 2009/08/14(金) 16:53:07 ID:ulDLEwh50

大量の焼き増しの処分に困ったのか、男はメンバーに写真を押し付け始めた。
大抵の者はゴミ箱に直行させたが、
嫁は「偽物としても上手に作ったな」と、冗談半分に保存しておいた。

数カ月が過ぎ、皆が写真など忘れたころ、自宅の火事で男が亡くなった。
火元は彼の部屋だったそうだ。
たとえ普段はウザいと思っていても、
知っている人間が死んだというのは相当なショックらしく、
サークルメンバーはお互いを慰めながら、彼の思い出話などをしていた。
その流れで嫁が例の写真を取り出したところ、
真っ黒だったはずの背景に赤い光がさしていて、
その光の中に、真っ黒な物がいくつもいくつも折り重なっている。
その形はどうみても人間であり、見ようによっては炎の中の黒焦げの人間。
女は相変わらずそこに立っているが、光のせいでその女が透けていることが分かった。
嫁はパニックしたのか、翌日その写真を廃墟に投げ捨ててしまった。