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洒落怖

猫

682 猫 1/2 2009/08/19(水) 13:59:52 ID:TMaUQnwz0
K県G村の田舎の話。
俺の実家の村には猫がいない。一匹も。

俺は他の町の高校に電車で通ってたんだが、高校の近くを猫が歩いてるのを見て、
俺「なんだ、あの動物。」
友人達「えっ、お前、猫知らないの!」
そんな事があって、初めてその存在を知ったくらい。

ずっと気にもしてなかったが、最近理由が解った。どうも呪いとかそういうのが関係して
るらしい。これは、じいちゃんから聞いた話。

江戸時代の話、村では山へ芝刈りとかで出かけると、けがをする者が続出した。
困った村人が、力があると評判の山伏に占ってもらうと、山の上にある神社の神様のご神
威が強すぎてそうなっているとの事だった。

683 猫 2/2 2009/08/19(水) 14:00:53 ID:TMaUQnwz0
山伏は猫の爪と髭と目玉を木の箱に詰め、神社の境内に埋めた。
これは、神様のご神威を削ぐ為の呪術である。

それ以来、山に入っても怪我をする者はいなくなった。けれども、村では猫が疫病で全
滅してしまった。新しく、猫を持ち込もうとしても必ずすぐに死んでしまう。
神様の祟りで猫が飼えなくなったのだ。

俺「まさかあ、そりゃあないでしょ。猫がいないのは事実だけど、猫を持ち込んでみた
人って村にいるの?」
じいさん「そりゃあ、ここらへんの年寄りは迷信深いから、猫を持ち込もうと試した奴
なんていないわな。持ち込んで、猫がすぐに死んだり、神様の罰を食らうかもしれんが
お前試してみるか?」
俺「…………」

まあ、そう言う訳で、今も村には猫がいない。

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木の杭

419 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/01(土) 18:56:22 ID:aXftNoGi0
俺はド田舎で兼業農家をやってるんだが、農作業やってる時にふと気になったことがあって、
それをウチの爺さんに訊ねてみたんだ。その時に聞いた話が個人的に怖かったので投下。
長文となってしまって申し訳ない、長文NGの人はスルーおながいします
。
農作業でビニールシートを固定したりすると時等に、木の杭を使用することがあるんだが、ウチで使ってる
木の杭には、全てある一文字の漢字が彫りこんである。
今まで、特に気にしていなかったんだが、近所の農家で使ってる杭を見てみたところそんな文字は書いてない。
ウチの杭と余所の杭を見分けるための目印かとも思ったのだが、彫ってある漢字は、ウチの苗字と何の関係も
無い字だったので不思議に思い、ウチの爺さんにその理由を聞いてみた。

爺さんの父親(俺の曾爺さんにあたる)から聞いた話で、自分が直接体験したことではないから、
真偽の程はわからんがとの前置きをした後、爺さんはその理由を話してくれた。

大正時代の初め、爺さんが生まれる前、曾爺さんが若かりし頃の話。
事の発端は、曾爺さんの村に住む若者二人(A、B)が、薪を求めて山に入ったことから始まる。
二人は山に入り、お互いの姿が確認できる距離で薪集めに勤しんでいた。
正午に近くになり、Aが「そろそろメシにするか」ともう一人にと声をかけようとした時だった。
突然、Bが
「ああああアアアああアあアアァァァああぁぁぁアアアァァァァアあああああああああああああアアアア」
人間にかくも大きな叫び声が上げられるのかと思うほどの絶叫を上げた。
突然の出来事にAが呆然としている中、Bは肺の中空気を出し切るまで絶叫を続け、
その後、ガクリと地面に崩れ落ちた。
Aは慌ててBに駆け寄ると、Bは焦点の定まらない虚ろな目で虚空を見つめている。体を揺すったり、
頬を張ったりしてみても、全く正気を取り戻す様子がない。そこでAは慌ててBを背負うようにして山を降りた。
その後、1日経っても、Bは正気に戻らなかった。
家族のものは山の物怪にでも憑かれたのだと思い、近所の寺に連れて行きお祓いを受けさせた。
しかし、Bが正気に戻ることはなかった。(1/5)

420 本当にあった怖い名無し sage New! 2009/08/01(土) 18:57:56 ID:aXftNoGi0
そんな出来事があってから1週間ほど経った頃
昼下がりののどかな農村に、身の毛もよだつ絶叫が響き渡った。
「ああああアアアああアあアアァァァああぁぁぁアアアァァァァアあああああああああああああアアアア」
何事かと近くに居た村のものが向かってみると、たった今まで畑仕事をしていた思しき壮年の男が
虚空を見つめ放心状態で立ち竦んでいた。駆けつけたものが肩を強くつかんで揺さぶっても全く反応がない。
先のBの時と同じだった。その後、家族のものが医者に見せても、心身喪失状態であること以外はわからず、
近所の、寺や神社に行ってお祓いを受けさせても状況は変わらなかった。
迷信深い年寄り達は山の物の怪が里に下りてきたのだと震え上がった。
しばらくすると、曾爺さんの村だけでなく近隣の村々でも、人外のものとも思える絶叫の後に
心身喪失状態に陥る者が現れ始めた。しかもそれは、起こる時間帯もマチマチで、被害にあう人物にも
共通するものが何も無く、まさしく無差別と言った様相だった。

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方災

939 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/04(火) 01:24:31 ID:dKLCtFVgP
引っ越した時期が方災?に当たってたとかなにやらで、寺に自分の肌着を
預けてのんのんしてもらったことがある。
その時期は俺も含めてさんざんで、自分と兄貴が揃って鬱になって、
親父はひと月に三度も車の事故を味わった。事故自体はたいしたこたなかったんだが、
この三人、家を買うに当たって現地に赴いた当事者だったのね。

んで、ある意味迷信深いおっかぁが某でっかい寺に行っていろいろ相談したら、
方災とかいうヤツで、お祓いするってことになったんだそうだ。俺は当時なんにも
聞かされてなかったんで。

独り暮らしで3LDKの戸建新築を買ったんだけど、自分が使ってる部屋以外は当然
もぬけの殻でね。ドアもほとんど閉めてあった。
で、妙なことにこの時間帯になると数日に一度程度、ドアが「パタン」と閉まる音が
聞こえるようになってきたのよ。あーこりゃ鬱ひでーなぁなんて思いつつ2chやってたり
してたんだけど、連続するにつれてだんだんと薄気味悪くなってきてね。
常に閉まってるわけだし。そのうちに、やーなことがあった。

940 本当にあった怖い名無し sage 2009/08/04(火) 01:26:55 ID:dKLCtFVgP
今使ってるPCの隣にTV置いて、両方つけて鬱生活を満喫してたんだけど、
その夜はTVくだらなくって消してたのよね。どうせ睡眠障害で眠れないしまた2chを
見てたら、再び隣の部屋辺りの距離観で「バタン」と来た。何度聞いてもぎくっとする。
でも、見に行ってもなんにもないわけで、無視してPCとにらめっこしてたら、
視界の左側になんだか違和感があったのね。

消したTVにやさぐれた自分が映ってるんだけど、どうもそれが気になってしょーがない。
なんだか違うのよね。で、よくよく見たら自分の肩に手が乗ってるのがかなり鮮明に
見えたのよ。おったまげてすぐにTVつけて、明かりも煌々とつけて、その夜はチキン肌の
まま朝を待った。

しばらく経ってからおっかぁが嬉しそうに「上手くいったみたいよ~」なんて言ってるから
何事かと尋ねたら、肌着を預けてのんのんしていた坊主が、あと半年程度でうんぬんと
言っていたそうで、そこでマヌケな俺はようやく事のあらましを知った。
あんまりそゆ方面には詳しくないしよく理解はできなかったけど。

あちーからふと思い出した事を流れ読まずにそのまんま書いてみた。
全然怖くなかったね。ところで方災って結局なんなんだろか。

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さえがみさん

742 本当にあった怖い名無し sage 2009/05/19(火) 17:11:02 ID:qJxg8rr60
俺は子どもの頃は超がつくド田舎に住んでいた
山々に囲まれた閑静な農村地帯だった

その村では一年のうちである月の満月の日の前後一週間は絶対に山に入ってはいけないという決まりがあった
村の子どもたちにはその期間は山の神様が降りてこられる日だからと聞かされていた
その期間は山の入り口のところにある道祖神様(俺らは「さえがみさん」って呼んでた)の祠の前で山から村に入る道に注連縄を張って道祖神様を御祭りしていた

このお祭りの間は子どもだけでなく大人たちも決して山に踏み入ることは許されなかった
村の子どもたちは物心ついたときから厳しく戒められているのと、山に入っても楽しい時期でもなかったこともあってわざわざ叱られるのを覚悟で山に分け入るやつはいなかった
とはいえ、腕白盛りの子どもたちのことだから、それでも数年に一人か二人は無謀にも山に入ろうとする馬鹿が現れるのが常だった
隠れて山に入ったのが見つかったやつは厳しく叱られて頭を丸坊主にされて学校を休まされた上で隣村にある神社で泊り込みで一週間修行させられるというお仕置きが待っていた
それを見た村の子供たちはお仕置きを恐れて期間中は山に入らない→世代交代した頃にまた馬鹿が現れる→お仕置きを見て自重→忘れた頃にまた。。。ということが繰り返されていた

ここまでの話だと、田舎によくあるわけのわからない風習で終わってしまうのだけど、俺が小学6年のときにその事件は起こった
起こったといっても俺自身が”何か”を見たというわけではないし、”それ”自体も単なる村の風習と精神錯乱で、オカルトとは関係ないと言われればそれまでかもしれない
ただ、村の禁を破って山に入った俺の従兄弟の妹が精神に異常をきたしてしまい、その兄も責任を感じてかその後おかしくなってしまったという事実だけが残っている

その年は従兄弟の親父さんがお盆に休みを取れないということで、お盆の帰省の代わりに季節外れのその時期に一家四人(両親と兄と妹)で里帰りしてきた
普段だったら誰も訪れないような時期のことである
そして、それが全ての間違いの元だった

743 本当にあった怖い名無し sage 2009/05/19(火) 17:12:06 ID:qJxg8rr60
村の子どもたちはその時期に山に踏み入ってはいけないと厳しく教えられていたが、従兄弟たちは普段はこの時期には村には帰ってきていないのでそのことは知らなかった
祖父と祖母が従兄弟たちにそのことを教えたが、都会育ちの従兄弟たちにとってはイマイチ理解できていなかったのかもしれない
あるいは古風な村の風習だということで迷信だと馬鹿にしていたのかもしれない
今となっては知るすべもないことではあるが

従兄弟たちが普段帰省してくる夏休み中であれば俺たちも学校が休みなので一日中つきっきりで遊びまわれるが、あいにくとその時期は平日で俺たち村の子どもたちは学校に行かなくてはいけなかった
学校が終われば俺たちは従兄弟たちと一緒に遊ぶわけだが、少なくとも午前中は従兄弟たちは彼ら兄妹だけで遊ぶことになる
俺たちが学校に行っている間は祖父母が山に入らないように見てたりするわけだが、さすがに常につきっきりというわけにはいかない
それでもまぁ、3日目くらいまでは従兄弟たちはおとなしく祖父母の言いつけを守っていた。。。少なくともそう思わせていたわけだ

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パンデミック

127 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/28(火) 21:01:36 ID:y/qzGtBo0
中学生の頃祖父から聞いた話(話自体は祖父の父=曽祖父から祖父が聞いた話)

俺の地元の山に神主もいない古びた神社があるんだが、そこに祀られている
神様は所謂「祟り神」というやつで、昔から色々な言い伝えがあった。

大半は粗末に扱うと災害が起きるとかそんな話なのだが、そのうちの一つに
こんな話があった。それは戦国時代、当時の領主の放蕩息子が祟りなど迷信だ
といって神社のご神体を持ち出し、あろうことか酔った勢いで御神体に向かって
小便をかけたらしい。

それから暫くは何事も無かったのだが、数年後から異変が起きた。
(古い話で詳しくは伝わっていないが、口伝として語り継がれているのは以下のようなもの)

・詳細は不明だがあちこちで説明の付かない怪異が多発
・村人が何人も理由不明で失踪
・領主の顔が倍近くに腫れあがる原因不明の病気にかかり、回復はしたが失明
・問題の放蕩息子以外の3人の息子達は戦で重症を負ったり病気にかかったり
・問題の放蕩息子は乱心し山に入ってそのまま帰らず
・祟りを恐れた村人達が色々と神様を鎮める試みをしたが全てうまくいかず、村人は次々と村を去り事実上の廃村に

こんなところなのだが、まあ古い話であり、文献として残っているわけでもなく、事件の結末
も解らない中途半端な話なうえに、口伝として語り継がれる程度のものだったのと、その後村
に住んでいる人たちは後になって移り住んだ人たちばかりなので、いわゆる噂程度のものだった。

そして時代は変わって祖父がまだ生まれる前、明治維新から数年後頃の話。
神社は当時から神主などはおらず、村の寄り合いで地域の有力者などが中心となって
掃除や神事などの管理し、たまに他所から神主さんを呼んで神事をしてもらっていた。
また、口伝として残されている話などから、「触らぬ神に祟り無し」ということで、御神体は
絶対に誰も触れることなくずっとそのまま存在し続けていた。

129 本当にあった怖い名無し sage 2009/04/28(火) 21:02:27 ID:y/qzGtBo0

戦国時代の事件以降、ずっとそんな状態で神社も村も何ら大きな出来事も無く
続いてきたのだが、ある年ある事件が起きてしまった。
ある日村の若い人たちが集まって話をしているときに、ふと前記の祟りの話が話題に
なった。その時数人の若者がこんな事を言い出したらしい
「祟りなんてあるわけがない、日本は開国して文明国になったのだから、そういう
古い迷信に囚われるのは良くない」と。

そんなこんなで、その後どういう経緯でそうなったのかは解らないが、迷信を
取り去るためにその御神体とやらの正体を見に行こうという事になったらしい。
まあ気持ちとしては一種の肝試し的な軽い気持ちのものだったのだろうと祖父
は言っていた。

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生肉

545 本当にあった怖い名無し 2009/02/07(土) 22:53:00 ID:ZLdpJ1Y+0
去年の11月の初めころから、家の中にちょくちょく生肉が落ちている。

この間なんかスリッパの中にくちゃっと丸めて入れられていた。
それも、どれも売っている肉とは違ってまだ微妙に皮と白っぽいうぶ毛がついている豚肉みたいなピンクの肉。
俺さ、マンションに一人暮らしなのよ。
こんな気味の悪いいたずらするような同居人、居ないわけよ。
だから、これといって害があるわけではないけどなんだか気味が悪いなー程度には思ってたの。
で、正月に久しぶりに実家に帰ったとき、その話を親に冗談半分で言ってみたのね。
そしたらトーチャンとカーチャンもふざけて、「じゃあギヤマの神さんに一回見て貰おうか」って事になった。
この”ギヤマの神さん”っていうのは、俺の田舎の山の中にある神社の拝み屋のばあさんの事。
ナントカっていう神様を代々守り続けて奉ってるから神さんって呼ばれてる。ギヤマは多分屋号。
俺の田舎は誰かが突然居なくなったり、狐憑きみたいになって暴れまわるようなことになったときは
まず第一にこの”ギヤマの神さん”に見て貰うって言うのが定石な割と迷信深い村なのよ。
んで、お昼ごろに車走らせて親と神社に行ったんだけど、そこで”ギヤマの神さん”に見て貰った結果。

「家に落ちてる体の一部(生肉の事)はあんたの元にこれから生まれてくる子供のもの。
 あんたが今まで何をして来たかは私には分からんが、
 あんたのせいで生まれてくる子供の体が削り取られてる。
 生まれてくる子供は五体満足じゃない。でも、きっとあんたの元に生まれてくるよ。」
ってなもんだった。
俺も両親もそこまで信心深いわけではないが、多少なりとも焦った。
でも、どうすれば助かりますかってすがりつくカーチャンに対する神さんの返答は非情だった。
「私にはどうする事も出来ん。全てはあんたの息子の業だ。
 どうすることも出来ん…関わりとうない…私まで呑まれる…」
俺としてはその業とやらには何の身に覚えもなかったし、始終(´∵`)こんな顔だった訳だけど、
そのまま文字通りどうする事も出来ずに実家を後にして数週間がたった一月の終わりごろ。
付き合ってた彼女の妊娠が判明しちゃった。

今でも家の中には時々生肉がへばりついてる。
俺は一体どうすればいいんだろうね。誰か助けて。